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姉妹坂  作者: THMISmama
181/249

姉妹坂 vol.181 肩をトンと叩かれ、「へっ???」

宿泊先に向かっているバスの中。可羊子、LINEで文字打ち。


そして、そのメールが東京の可南子のスマホに、

「おっ。」


そして可憐、

「来た。」


そして龍平、遅めのお昼、

「…ん…???可羊子…。」


そして3人、

「やった。憲央君、彩萌さん。ナイス!!!」

「へぇ~~。ふふ。や~~った~。」

「なんと、なんと。弓道部、や~~るな~~。個人で決勝進出か~~。」


可南子、そのまま、その情報を画面上で文字打ち、そして送信。


そしてそのメールを見て、

「や~~った。やった、やった。彩萌~~。憲~~。」

園加である。


そしてコチラも、

「かかかかか。イェ~~イ、あ~やめ~~。の~~りお~~。」

愛寿美。


そして、弓香、芽久、摩耶、菜穂子。

そして、ベッドの上に置いてあるスマホにLINEの着信音。

けれども、その音に気付かない頭にヘッドフォン装着の航。


可南子、それぞれの既読を見ながら、

「ふふふふ。」

けれども、なかなか既読にならない、一ヶ所。

「もぅ~~~。またヘッドフォンしてるか~~???」




可羊子の隣の席のレミ、

「うん。サッチンも鈴鹿も既読。おっ、明日の団体、頑張れ。…っか~~。」

隣の可羊子の肩を右肩で押して。


可羊子、

「うん。やるっきゃないよね~~。」





自由が丘駅の改札。肩をトンと叩かれ、

「へっ???」

後ろを振り向いて可南子、

「わぁ、びっくりした~~。」


「こんにちは、先輩。」

航である。



改札を過ぎて可南子、

「LINE送ったけど…。なかなか既読…なんないんだもん。」


「あ~~。見た見た。はは。」

「また、ヘッドフォン、してたでしょ。」


「へっ…???なんで知ってんの…???」


その声に可南子、

「だ~~って、私が初めて海野君、電話したときも…。」


航、

「あ~~~。かかか。うんうん。そうだった。」

階段を上りながら、

「…でも、凄いよな~、定岡先輩も、彩萌さんも…。」


「うん。個人戦、決勝進出。おめでとうだね~~。」

「明日が、団体…だっけ…???」


「うん。」

「そっか~~。…矢島…、出るんでしょう。結構弓道部で、出来る方だって。」


「うん。」


「…けど、弓道…、俺…、全然見た事ない…。」

微笑みながら航。


そんな航に可南子、

「ん~~。…でも、私だって、妹が弓道やってても…、あんまし…。」


「えっ、そうなの…???」

「ふん。そんなもんだよ。」


ホームに上がり、丁度電車。

「わお。全然、空いてる~~。」



ふたり並んでシートに座り、

「午前中…部活…???」

可南子。


「うん。」

右隣にギターケースを置きながら航。


「海野君の投げるボール、早いんでしょ。」

「え…、へぇ~~???う~~ん。…かな~~???かかかか。」


「早いくせに。」

そう言いながら可南子、自然に向かい座席を…。


「あっ。」

何故か、ほんのりと赤くなる。





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