表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹坂  作者: THMISmama
17/160

姉妹坂 vol.017 「あんたたち、部活…どうする事に…???」

「はははは。そうか、そうか。ん。とにかく良かった。小学の友達と一緒のクラスで…。」

可南子と可羊子の話しを聞いて、笑いながら燐太郎。

「まっ、ふたりの成績を考えたら、泉川でも、大丈夫って、思ってね~~。」


「それにしても、転校先が、泉川って、凄いよね~可南子も可羊子も…。」

爪楊枝でリンゴを差しながら留美子。

「自由が丘でも、有名校だから~。」

そんな風に言って、

「あれ…???はは、そうだ。倉敷でも通ってた学校…有名校だったんだ。かかか。」


「偏差値…、66ってんだから…。頑張ってたよね~ふたりとも~~。おばあちゃんも、鼻が高いよ。かかかか。」

笑いながら可織。


「で~~。あんたたち、部活…どうする事に…???」

ふたりの顔を見て可燐。


燐太郎、

「ん~~???」


可織、

「向こうでは可南子は吹奏楽。可羊子は弓道。…さて、どうする…???」


「へっ…???可南子、吹奏楽…???可羊子、弓道なの…???意外~~~。」

びっくりした目で留美子。


「いやいや。何、意外って、留美ちゃん…???」

笑いながら燐太郎。


「あっ、いや…、てっきりふたり共、体育系…って、思ってたから。だって、泉川って、体育系、結構有名だから…。」

キョトンとしながら留美子。


「えっ…???そうなの…???」

可南子。


「うん。私が知っているだけでも、野球は強いよ。それ…から、バスケと剣道。」


「あっ、留美子おばちゃん、友達と同じ…。…それから…、弓道…???」

可南子。


「うんうん。そうそう。野球なんて、1年ですんごい生徒、入ったって言うから。」


「あ~~。それそれそれ~~。私のクラスの~~。」

いきなり可羊子。

「1年でレギュラー、それに4番でピッチャー。」


燐太郎、

「へぇ~~そりゃ、凄いな。」


「野球に、バスケと剣道なんて、都の大会でも上位だよ~~。」

続けて留美子。

「それに、今人気なのが、弓道。顧問が凄いって聞いてる~~。」


可南子、

「はははは。その顧問が私のクラスの担任~~。ははは。」


留美子、

「へっ…???凄い…。名前…なんてったかな~~。ママ友とも話題になるんだけど…。」

顔を顰めながら思い出そうとして留美子。


「竹脇栞奈先生。」

可燐と可織。


「あっ、そうそう、それだ。」


「泉川の美人教師四天王のひとりなんだって~~。」

可南子。


可燐、

「へぇ~~。」


可織、

「お父さん、知ってる…???」


燐太郎、

「へっ…???」

目をパチクリとさせて、

「どうして…、私が知ってるんだい。」

首を傾げながら…、

「…???」


一瞬、それぞれが燐太郎の顔に注目。

そして沈黙。



「ぶっ。」

いきなり留美子。


「キャ~~ッハッハッハ。」

燐太郎を指差して可燐。


「ぷっ。かかかかか。」

両手を叩きながら可織。


「くくくくく。」

釣られて笑う可南子。


「…なんで…、みんな、笑ってるかな…???」

可羊子。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ