表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹坂  作者: THMISmama
122/158

姉妹坂 vol.122 「久~し振りに、ライズ…見たな~~。うん。」紗枝。

ツーコーラス終了して、綺麗なメロディのエレキギターの間奏。


「なんともシットリとした歌だよね~~。」

彩萌。


「カヨッチ。やっぱ、あんたのお姉ぇ…。凄いよ。初めてで、もの凄い存在感じゃん。」

史江、可羊子の肩を抱いて。


可羊子、

「うん。…お姉ぇ。」


憲央、

「それにしても、良い声…。俺たちより…、ずっと上の人でしょ。」


そんな憲央の右二の腕をガッチリと抓る彩萌。左の脛を爪先で蹴る史江。


その途端、憲央…、

「い~~~。」


それを見て佐智子、鈴鹿、可羊子、

「ぷっ。」

静かに、そしてお腹を抱え、口を押えて笑う。


彩萌、

「ばか。」


史江、

「…ったく~~。どう見たって、私たちより、2つくらいしか…変わんないでしょ。」


「久~し振りに、ライズ…見たな~~。うん。」

紗枝。


サビのリピート。そして高音の声…。それにシンバルが加わり。演奏終了。


一同、

「凄い、凄い。」


拍手喝采。


美和、彩萌たちにお辞儀をして、後ろを振り返ってお辞儀をして。

航に握手。


その瞬間、航、ドキン。そして左近と握手、ドラムの和樹と握手。


和樹、

「ども~~。さすが…ナイス。うんうん。」


「筧さん…歌…上手~~。」

彩萌、史江。


「正しく。これで、まだ二十歳だからね~~。」

左近。


彩萌、史江、

「うっそ!!!」


そして可南子、目をパチクリ、

「二十歳…。」


憲央、

「え゛~~~~!!!」


可羊子、またそんな憲央の顔を見て、

「かかかかか。」


紗枝、

「声…。大っ人~~。」



「今年の春に。二十歳になったばかり…。」

美和。


園加、

「どう見たって、完璧に、大人…。さすが、彩萌。見る目、違う。」


「あっ。でも…紗枝や茉優、観てたら、それほどでも…。」

愛寿美。


左近、

「矢島さん…。大したもんだ。キーボード、コツ…掴んだんじゃない…???」


そんな左近の声に、可南子、

「うん。家にあるのが…エレクトーンだから…。」


「な~るほど~。うんうん。…それにしても、さすが、筧さん。璃子の声に似ている。うん。」


美和、

「ありがとうございます。」


信一、

「録画、バッチリで~~す。」


左近、

「はは。ありがとう。璃子にも…見せられる。」


「はい。」


美和、まだキーボードに入る可南子に、

「矢島さん…。よろしく…お願いします。」

握手を求めて。


可南子、

「こ…、こちらこそ…。」

そして美和と握手をした瞬間、可南子、頭の中で、

「えっ…???」

そのまま航の方を。


航、何かしら唇を絞った感じで…。

「先輩…。ありがとうございます。」


「良かったなぁ~、航~。矢島さん…ライズ…入ってくれて…。」


その瞬間、可南子、

「あっ。」


そして彩萌、憲央、可羊子も、

「あっ。」


そしてその他の面々も、

「あっ。あ~~…。」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ