姉妹坂 vol.176 いきなり左近、可南子を手招き。
信一、
「しっとり感…、半端ねぇな~~。」
「うんうん。それに…海野君、凄い、ギター上手~~。」
茉優。
「良く、あんな風に弾けるよな~~。」
憲央。
紗枝、
「これに…キーボード…加わったら…。」
愛寿美、
「うんうん。」
しっとり感が…やがては情熱的に変わり、
ドラマチックなボーカルにドラムとギターが加わり、
エンディングはギターのチョーキングでフィニッシュ。
そして、いきなり左近が手拍子。
「ン、ホゥ。ン、ホゥ。」
それに加わり航も同じように手拍子。そして和樹のドラム。テンポよく。
左近、可南子たちに手拍子を促す。そしてドラムに合わせての航のギター。
手拍子に合わせながら体を揺らして。
「はは。こりゃいいや。」
憲央。
彩萌、
「うんうん。」
左近、
「カモン、カモ~ン。」
自然に、それぞれが体を揺らしてそのまま手拍子。
数秒続いたかと思うと、いきなり左近、可南子を手招き。
可南子、
「へっ…???」
左近、可南子の手を引いて、そのままキーボードに。
可南子、
「えっ…???えっ…???」
その隣で航、ニッコリと。
可羊子、
「えっ…???うそ。うそ。」
彩萌、史江、
「わ~~お。」
紗枝、
「はは。」
ドラムはそのまま。航もギターと、手拍子。
キーボードには、今のリズムの譜面。
左近、にっこりとしながらその譜面に指を当てて、親指を。そしてウィンク。
可南子、
「うそうそうそ。え~~~???」
園加、愛寿美、
「かかかかか。イェ~~イ。可~南子~~。」
ドラムに合わせてベースのソロ。
「凄っ!!!ベースソロ。」
そして、その左近のベースソロに、圧倒される面々、
「カッコいい~~。」
佐智子、鈴鹿。
「ベースだけで、こんなカッコ良く出来るんだ~~凄ぇ~~。」
敦司。
弓香、
「ふふ。うんうん。」
そしていきなりドラムが炸裂。ギターがイントロを刻む。自然に譜面に見入る可南子。
ベースを弾きながら後ろを見て、可南子にニッコリと左近。
歌いだす左近。まだ可南子はメロディを聴きながら。彩萌たちはそのまま手拍子。
数秒後、いきなりキーボードの音。
憲央、
「わお。」
そしてサビの部分で本格的にキーボードがリズムに加わる。
弓香、
「う~~っわ。」
芽久、
「凄い、凄い、可南子さ~ん。」
和樹、にっこりと…。航、そんな可南子にお辞儀をして。
可羊子、
「お姉ぇ…凄っ!!!」
信一、敦司、
「マジで…。できんの…???」
史江、
「いやいやいやいや。驚いたね~~。」
紗枝、
「可南子、まじ、凄いわ。かかかかか。」
弓香、
「初見で、しかも…、途中で、これ…やる…???」
目をキョトンとさせて…。
腰を曲げて、笑いながら摩耶、手を叩きながら、
「ひゃ~~っはははは。可南子~~。イェ~~イ。」
菜穂子、
「やるやる~~。」
一番のサビから参加して、エンディングまでしっかりと…。
そんな中で、部屋のインターホン…。