表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹坂  作者: THMISmama
116/158

姉妹坂 vol.175 「昨日の…定期演奏会、行ってた…らしいんだ。」

左近、そんな後ろの航に振り返って、顔をクィッと。

航、頭をポリポリと掻きながら…。


和樹、

「わったるっくん~~。」

またタムをタタン。


航、

「実は…さ…。」


紗枝…、

「ふん…???…ほぃ、わ~くん。」


左近、和樹、

「わ~くん…。わお。」


「左近さんも…、和樹さんも…、昨日の…定期演奏会、行ってた…らしいんだ。」


その航の声に、一同、

「え―――――――――っ!!!」


可南子、思わず口を両手で塞いで。


可羊子、

「マジで…。」


史江、

「こりゃ、こりゃ。」


彩萌、

「わおわおわおわおわお。」


園加、

「びっくりだわ、こりゃ。」


左近、

「…と、言う訳で、俺と和樹、しっかりと、昨夜の定期演奏会、聴かせて戴きました~~。当然、全て、ビデオにも…収めさせて…戴きました。…とは言え、無断で転載、転売、その他…、許可ない行為は…致しません。」


その左近の話しにいきなり彩萌、憲央、

「ぷっ。」


「かかか…。無断で転載、転売って…。」

史江、

「かっかかか。おっかしい~~。」

手を叩いて。


「しっかし。凄かったよ。久し振りに高校の定期演奏会って観て来たけど。まさか…、あんなに出来るんだね~~。」

ドラムから離れずに和樹。


左近、可南子たちに向かって、

「天晴れ。うん。」

拍手。

「矢島…さん。君…。凄いよ。…しかも…、あの…途中のピアノのソロ…。お見事。うん。」

可南子に拍手を…。


彩萌、

「うんうん。あの…リストね~~。もぅ~完璧だった。」


そんな左近からの絶賛の声に可南子、思いっ切り顔を赤くして、

「あり…がとう…。ございます。」



「左近。いいんじゃねえ。そろそろ…。」

スティックを叩いて和樹。


「おっ。そうだな…。じゃ、リラックスしながら、聴いてくれるかな…、ライズの生演奏。」


ベースを抱えながら左近のその声に、それぞれ、

「はい。ありがとうございます。」


「おっと。俺は…ビデオっと…。」

信一。


彩萌、史江、

「ふふ。頼んだよ。信一。」


そしていきなりベースからリズム良く、そしてドラムが軽快に、

そしてそれにエレキギターが加わる。


彩萌、史江、

「わぁ~~~。」


弓香、摩耶、菜穂子、

「凄~~い。」


可南子、

「……。」


園加、

「これ…でも…、プロじゃ…、ないんだ~~。」


愛寿美、

「うんうん。凄い、カッコいい~~。」



3分ほどの楽曲で、ボーカルのない、所謂インストゥメンタル。

演奏終了後にいきなり拍手。


憲央、

「凄い。」


史江、

「かっこいい~~。」


左近、にっこりして。

今度はいきなりドラムのソロ。そして航のギターが入る。しっとりとした楽曲。

そしていよいよ、左近のボーカルが入る。


弓香、

「いや~~。歌…上手~~。」

拍手しながら。


そして左近が弓香にウィンク。


可羊子、

「これ…全部…オリジナル…か…。」


可南子、

「うん。」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ