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姉妹坂  作者: THMISmama
101/249

姉妹坂 vol.101 「あ~あ~。もう~やだ…。期末~~。」

「は…あ…。」

溜息を突いて園加。

「よ~~やっと…。終わった。」

机の上にバタリと…。


「あ~あ~。もう~やだ…。期末~~。」

コチラは机に右肘を突いて右頬に手を、唇をビロ~ンと…愛寿美。

「全く、自信…ないや…。…ったく~~。」


園加の前で、平然としている可南子。

「前で平然としている人が、羨ましくなって…くるよ~~。この~~。」

と、言いながら可南子の首を絞めて前後に揺さぶる園加。


途端に可南子、

「ギャ~~~。」

変顔で園加に振り向く。


「…ったく、この顔…、全く余裕綽々の顔だよね~~。」

そう言いながら、変顔のままで廊下側の愛寿美を見て園加。


そんな園加に両手の平の愛寿美。

「そんでもって、余裕綽々の顔が、もう一人。…ほらほら…来たよ、来たよ…。ひひ~ん。」

園加。


「な~に、ロバが笑っているような顔してんのよ~園加~~。」

彩萌。


可南子、

「かかかか。」


「だ~れが、ロバだっつぅの…。」

口を尖らせてぷぃとしている園加。


「かかかか。可愛いロ~バさ~ん。」

可南子の席に近づいて愛寿美。


園加、

「もう!!!」


「…で…、可南子~。あれから…何か…発展…???海野君の…???」


そんな彩萌に、園加、愛寿美も、

「うん。」


可南子、

「ううん…。まだ。…ただ、海野君に、生の演奏…聴きたい…って、言ってはあるけど…。可羊子からも…まだ…何も…。」


「ふん。部活も試験中は休みだったから…。」

彩萌。


「ねね、学校帰りに、何か…食べに行こ。」

愛寿美。


園加、

「うんうん。」


「あ~~ん、ごめん。器楽部、夏休み前の定期演奏会まで2週間切ってるから…。休みなし。」

可南子。


「え~~~~。」

あんぐりとした口の園加。


「へっ…???バド…部活…休みなの…???」

彩萌。


「ふん。今日明日はね。」


「弓道部は…???」

愛寿美。


「1ヶ月後に、インターハイ…。休めるはずが…。」


園加、

「あ~~。分かった、分かった。」


「でもさ…、可南子…。」

彩萌。


可南子、

「うん…???」


「器楽部、可南子が入部して、今までより、なんだか…テンション上がってるみたい。可南子自身、バンドに参加するとして…。大丈夫なの…???その…。何て言うか…、これからの進路の事…考えると…。私たち、応援は、任せて欲しいけど…。」


そんな彩萌の話しを聞いて可南子、

「うん。分かってる。…でも…。やってみたいって…。そんな感じになったんだ。あの…動画観たら…。」


園加、愛寿美、

「あぁ~~。」


「私が初めて出会ったピアノの先生の時と、何だか、感じ、似てたんだ~~。」


「あぁ~~。可南子、言ってたよね~。今は海外で活躍してるって女性のピアニスト。」


「うん。……。だから…かな…。なんだか…、挑戦…してみたいって、言うか…。ある種…、冒険…。」

舌をペロリと出して可南子。





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