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姉妹坂  作者: THMISmama
100/249

姉妹坂 vol.100 すぐさま列から離れて前に早歩きする可羊子。

「んもぅ~~!!!」

すぐさま列から離れて前に早歩きする可羊子。


「かかかか。カ~ヨちゃん。矢島姉妹、大モテだね~~。」

憲央、笑いながら…。


信一の隣でクスクス笑っている可南子、

「まただよ、あの子。」

そして、

「定岡君も、妹の事…、お願いね。よろしく~~。」



航と敦司まで追い付いて可羊子。


航、

「矢島…???」


可羊子、

「あっ。」


可羊子、航の顔を見て、

「お姉ぇを、よろしく。」

ペコリと航にお辞儀をして。


航、いきなりの声に、目をパチクリとさせて…、

「お…おぅ。」

そして、そのまま後ろの方を向いて。


そんな航を後ろで可南子、憲央、手を振りながら…。


航、首を傾げて…。


「お姉ぇ、早く行くよ。」

後ろを向いて大きな声で。


前で歩く史江たち。

「…ん…???」


最後列の可南子と憲央、笑いながら、

「かかかか。」


信一、

「俺…、なんか、悪い事…したかな…???」


憲央、

「な~に言ってんだよ~。」

信一の背中をバンと叩いて。


そんな憲央の顔を見て可南子、

「ふふ。うん。」






「へっ…???それ、本当か、航…???」

自分の部屋で左近。


「うん。ピアノの腕はめちゃくちゃ凄い。学校の音楽の先生も一押ししてるくらいだから…。」

こちらも自室で航、エレキギターをベッドの上で抱きながら…。


「え…え…???泉川の音楽教師って…、確か…。璃子の…???」

「うん。左近さんや和樹さんも知ってる、寿美一華先生。」


「ん~~。…確かに、だよな~~。へぇ~~。」

目をキョロキョロとさせながら、そして腰に手を当て、今度は髪を掻き上げて、

そしてテーブルの上の楽譜を手に取って。

そして今度はマグカップを口に。

「そっか~~。見つかったか~~。」


「…で…。」


左近、

「うん。うんうんうん。…だな~~。ん~~。それは…当然。俺も一度、どんなのか、確認したい。ただ…、璃子はまだ、病院…出れねえから…。後で、その子、ビデオにでも…。」

そして、航の話しを聞きながら、

「うん。分かった。それでいい。はは。期末か~~。おまえたちも…大変だな…。頑張れよ、秀才。」


「な~に言ってんすか~~。んな訳ねぇし…。」

スマホの向こうで航。


「とにかく分かった。璃子にも、和樹にも、話しとく。うん。うんうんうん。じゃな。期末…頑張れよ。」

そして、スマホをポン。立ったままで左近。

「ん~~。ピアノ…弾けるヤツ、見つかったか…。航…。」

顎に指を当て、唇を押さえながら…。

「まっ。しゃあ~ないか…。」

そして、テーブルの上の一枚の写真を見て、

「ふん。ど~~すっか…。OLと、高校生…か…。」

そして、スマホで、文字打ち。そして送信。それから履歴から…、指でポン。

数秒後…、

「おぅ~~、俺だ…。あのな…、今…、航から電話で…。」



オーバーテーブルのスマホに着メール。

「ヨッコイショ。」

右手でそれを持って、璃子。

「…ん…???左近…。」





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