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朝起きたら再生医療がすべて解決していた

 朝起きたら再生医療がすべて解決していた。なにせ失った臓器を再生出来るのだ。臓器だけじゃない。毛細細胞までもだ。人類は平均寿命120歳に到達していた。最大の死因は「老衰」となった。


 骨も再生できる。もちろん歯もだ。


 人工透析という医療が消えていく。もう透析しなくていい。糖尿も完治していく。腎臓を再生移植出来るのだ。


 ガンは重粒子治療でガン細胞だけ攻撃。もう臓器だけ失うことがない。血液すら再生できる。サラサラの血液に出来るのだ。


 再生医療工場が次々出来る。様々な患者の臓器をここで再生しているのだ。


 視覚障害という概念が無くなり(眼球再生)

 聴覚障害という概念が無くなり(感音細胞再生)

 腕も脚も再生出来るようになった。

 なんと知的障害や精神障害すら完治した。ゲノム創薬である。そこにさらにナノマシーンで病気をサーチし分析も行い薬まで幹部にダイレクトに運ぶ。


 人類の最大の不幸「病気」という概念が消えつつあった。それは人類の夢。長寿を現実にした。3Dプリンターで移植可能な臓器を作成する。


 「これが、人類の夢! 再生細胞工場です!!」


 従来の再生細胞と違ってガン化の心配もない安全な再生細胞だ。血液も再生するので白血病すらも完治する。再生細胞工場は培養液に入っている。


そして認知症の完治。そう、脳細胞が再生したのだ。


「我、人類は病の苦難を克服せり」


 人はまた一歩神に近くなっていく。宇宙時代はいよいよ「ミクロコスモス」の時代となっていく。人体というミクロを網羅し、制覇するのだ。


 ――なにせ、副作用の無いクスリすらDNAレベルで解析してカスタマイズで作れるのだから。


=続=

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