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これってめちゃくちゃふりーだむ!  作者: さしもの
永遠に続く誤った歴史へ
9/14

これで…これでやっと本当の意味で親友になれたかな。

「あっそうだそうだ。言わなきゃいけないことがあったんだよ!」

「どうしたの?お姉ちゃんが解決できることならなんとかしてあげる!」

「お姉ちゃん今日午後8時から配信でしょ?」

「…そうだった!よくやった我が弟よ!さすが私の遺伝子を継いでるだけはある!」

「…えなになんの話?」

「きっと歯医者の予約ですよ。」

「午後8時に?」

「…ああ〜!二人ともまだ知らないんだっけね?私実は某動画配信サイトで活動してるんだよ!」

「…えなにビリビリ動画?」

「lineの画面表示の真ん中にある誰も使ってない機能ですよ。」

「いや中華でもvoomでもないからね?ようつべだよ!あの!」

「…あ〜たまに野球の試合見るために使ってるあの?」

「…ん?まあ。うん!その!」

「…え!?」

「いやでもやるだけなら誰でもできますし。」

「確かにね。」

「いやチャンネル登録者50万いるから!視聴回数取れてるから!」

「うそつかないでください。」

「じゃあいいよ。午後8時ね!?私10時まで配信するから!そこで見てな!」

「まだ午前9時だけど。」

「…じゃあとりあえず何するか決めよっか!」

「そうだね。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「バッティングセンター行くって言っても…誰も経験ないでしょ。」

「だからこそよ!誰が一番才能あるかってこと!」

「まあ僕は楽しく見てましょうかね。」

「いや楓もやるでしょ!?」

「やりたくないです。僕運動苦手なんですよ。」

「苦手って言ってやらなかったらいつまで経ってもできないよ!やろ!」

「…まあ理にかなってますね。しょうがないですね…ちょっとだけですよ?」

「よっしゃ!」

「広島のスローガンかな?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…重い。」

「思ったより重量級だね…」

「…(行きで疲れたので黙っている)」

「とりあえず打つよ!私のバッティング見てな!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あノナー左なんだ。」

「まあ私左利きだし!左ってかっこいいじゃん!」

「守備位置どこなんですか?」

「セカンド!」

「あ右投げなんですね。」

「うわバッティングそんなに期待できない。」

「太田椋は首位打者でしょうが!見てな!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ふう…どうよ!20球中15球はバットに当てたし、5球くらいはヒット性だった!やっぱ私すごいじゃん!」

「…基準がないからわかんない。」

「統計が必要ですよね。」

「そんな否定ばっかしてないで早く行ってよ!」

「じゃあ次僕でいいですか?利音さんの後にやるのプレッシャーなので。」

「まあいいよ。準備運動しとくね。」

「少しは期待してください。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ヒッカーは右なんだ。」

「…多分僕ですよね。僕両利きなので。スイッチヒッター見せますよ!」

「楓くん両利きだったんだ!普通に初めて知ったかも!」

「あと山光楓の光の部分から取るんだ!?」

「いや野奈詠菜ってあったらノナーじゃん。おんなじ。」

「じゃあ白村利音だったら?」

「…ムラ。」

「浅村かな?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…疲れました。」

「まあ初挑戦ならバットに当てただけすごいから!両打席で当たってたし!」

「あれそういえば守備位置聞いてないじゃん。聞いとこ。」

「ライトです。」

「ライパチじゃん。」

「そうですよ!?」

「え急に何怖い怖い。」

「利音ちゃん行かなくていいの?」

「あそうだったわ。まあ。いけるでしょ。私だし。」

「自信満々すぎでしょ!?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「やっぱ利音ちゃんは右なんだね!」

「うん。森下ばりのスイング見せるから。待ってて。」

「守備位置は?」

「もちろんセンターよ。」

「まあ利音ちゃん運動得意なイメージあるしね!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…ふう。すっきりした。」

「運動得意なイメージあるとは言ったけどさ…ほんとにそんな打つとは思わんじゃん!?」

「20球中20球当ててましたし…なんか一人だけ角度が違いましたよね。」

「ほとんどホームラン性だったじゃん!もう野球で生きていけるでしょ!」

「いや私専門はバレーだし。」

「え利音さん体力テストどんな感じですか?」

「立ち幅跳びが8点で…上体起こし…だったかな?が9点。後全部10点だった。たしか。」

「えすご!?私ほとんど8点くらいでギリギリAなんだけど!?」

「いや僕やったことないですけど多分Dとかになりますよ!?」

「いやまあ運動得意だし。」

「そういうレベルじゃない!」

「…まあ昔から運動以外やることなかったからね。暇な時は体動かしてたし。活きてよかった。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「お母さ〜ん?今日のご飯何〜?」

「もう目の前に出てるじゃん。」

「え…あ!ほんとだ!さすが利音ちゃん!視野が広い!」

「ノナーが狭すぎるだけだよ。」


「…やっぱり人の家だと全然味って変わってくるんですね。」

「まあでもバランスも取れてるし…何よりこの魚が美味いじゃん?美味けりゃなんだっていい。そういうもんだよ。」

「やっぱり二人とも全然出てくる料理は違うんだ!」

「まあ私は自分が作ってるから、ちょっと手抜きなんだよね。バランスもそんな良くない。」

「僕は料理に時間取れないので適当にインスタント食品です。」

「まあそういうのも含めてだよね!まだまだ私の家の滞在時間はある!午後からも楽しく行こう!」

「…やっぱりこの人たち変な家庭だし変な人だな…」

謎解き

9の方が長くて6の方が短い→これと同じ状況になる二つの数字を答えろ

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