なんかおもしろいことになってきたね。どうしようかな。
ああ。いい世界だ。美しい世界だ。この世界のどこに不備があろうか。我が信念を持ち続ける限り、我はこの世界に存在し続ける。皆が我を信じ、皆が我を恐れる。完璧であり究極。傘下に広がる桃源郷を、我は自らのものにせねばならない。邪魔者は消せばいい。有望な敵は引き入れればいい。この世界で我は体現する。神という存在を。我の求めた自由を。
飽きたので情報解説やめるかも。本当に必要な時だけ入れることにします。
「そうだ。戦闘前に…」
「ノナーにこれだけ教えとくね。」
「…私のことか!なに教えてくれるの?」
「ノナーも炎を放ったりはできるでしょ?」
「…まあ適当にそれっぽくでできたね!」
「それの応用なんだけど…」
「まず手にこうやってエネルギーを集めるでしょ?」
「…?」
「…ああ。炎放ちたいな〜って思った時どうする?」
「手をぐーって握ってあとは勢いでやってる!」
「じゃあ両手をそのぐーって握った状態にして重ね合わせて。」
「…こう?」
「そう。んで、手を開いたらアコーディオンみたいな感じで伸ばす。」
「…おおお!?」
「こうやると即席で武器が作れる。形はまちまちだけど、ある程度の威力は担保されてる。」
「すごいすごい!利音ちゃんは何でこんなのを知ってたの?」
「…まあ…こっそり練習してたんだよ…」
「じゃあ私も練習して新しい技を作ってみようかな!」
(本当は前世で遊んでた時にできたから知ってるだけなんだけど…まあ今は黙っとくかな。)
「ではこの新しい技も活かして、敵を打倒しましょう!」
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「…あれ?楓は着いてこないの?」
「まあ戦闘面に関してはお力添えは出来ませんので…大丈夫です。ちゃんと様子はテレビ中継で見ておくので。」
「あと…」
【事前にパーカーに細工をしておきました。これで、遠くからでも私の声が聞こえるはずです。】
【僕はここで敵の様子などを観察して伝えます。皆さんはそれで攻撃を見切ってください。】
「おお!流石の技術力!」
「さあ、少しでも早く破壊活動を止めましょう!」
「それじゃあ、利音ちゃん!行くよ!!」
「任せて。」
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「…ふう。」
「さあ…行こうか!」
「…お?やっぱりまた来ましたか。そうですよね。そうでなかったら困りますよ。」
「正義だとか友情だとか何だとか知りませんが、私の敵ではありません!」
『…悪いけど、そんなかっこつけたテーマを”騙る“つもりはないから。』
『私たちには私たちなりの夢がある。目標がある。目指すべきものがある。私たちは何故戦うか。それは、本当に叶えたい夢を叶えるため。自分の、自分なりの自由を貫くため。』
『『私たちは自分の求めた自由のため、最期まで戦い抜く!』』
「…自由、夢、形のない有象無象に魑魅魍魎。こんなもののために戦うなんて…そうですね。私からも一つ。敬意を込めて馬鹿だと評させていただきます。」
『そんなものも神の前では無に等しい…皆神を信じ、皆神を目指し、皆神が統一する!異端児よ!まずは貴様らから消し去ってみせる!』
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「あっちは飛べないはず!高低差を活かして立ち回るよ!」
「空に逃げれば助かるとは…いささか甘い!」
【空中目掛けて氷の粒を飛ばしてきます!高さはそれほどなので上下に揺らして避けてください!】
「おっと。」
【素早く挟み撃ちの陣形にして、武器を作り畳み掛けましょう!】
「利音ちゃん行くよ!」
「任せて。」
「おおおお!?…ほう。機動力を活かした挟み撃ち狙いとは。なかなかやりますが…」
「はっ!!」
「うわっ!?」
「大丈夫!?」
【避けながら武器を作り隙をついた攻撃を仕掛けてきました!詠奈さんが危ないです!】
「攻撃に集中して防御を忘れたか。未熟者めが。ここで砕け散れ!!」
「そうはさせないよ。」
「うおっと…!?」
「人数差を忘れてもらっては困るね。それに、神の力だか何だか知らないけど、内容としては同じ氷だ。私の前では、君の方が未熟者と言える。」
「…同じ氷?なにを言う。私は神のしもべであるが故に、貴様らとは根本的に違う。こちらの方が何倍も強力だ。」
「口だけだね。現に、私には傷一つ負わせられていない。」
「来なよ。本当に君の方が強いなら、ここで示して見せな。」
「それに、ここで時間を稼げばノナーが回復できるしね。」
「…舐めるなっ!」
「うおっと。」
「ちょっと、不意打ちは卑怯じゃない?」
「黙れ黙れ黙れ!」
「そっちがその気ならこっちも手は選ばないよ。」
「…うおおお!?」
【ビルを倒して攻撃とは…考えましたね!】
「…その発想はなかったな。しかし、民の建物を破壊して攻撃とは…」
「最初から言ってたでしょ。私たちは人間のために戦っているんじゃない。私たちを攻撃する理由はわかんないけど、私たちの自由を守るために戦うと。」
「展開は作った。こんどは私のターン。」
【この隙に攻撃を展開しましょう!】
「さあ、この弾幕を避け切れるかな?」
「…ある程度狙ってくるな。しかしその程度の攻撃を私が喰らうとでも?」
「それだけじゃないさ。これで時間稼ぎもできる。」
「さあ、近づいて攻撃してみなよ。遠距離の攻撃は弾幕に遮られて当たらないよ。」
「甘い!そちらより長い武具が作れるのだ。弾幕なぞ切り捌いてくれる!」
「甘いのはどっちかな!?」
「何!?」
「私のことを忘れてもらっちゃあ困るね!」
【詠菜さんが帰ってきて炎で取り囲みました!ここです!集中攻撃で行きましょう!】
「…忘れてたな。だがまだ私は負けていない!」
「この程度の炎なら凍らせ尽くしてやる!」
「人数差すら忘れたようだね!」
「そちらこそな!こんな炎私の武器なら貫ける!」
「そんな武器当たらないさ。炎で私たちの姿は見えないはずだ。さあ、見えないところならの攻撃に対応してみせな!」
次回:決着
謎解き
81⭐︎21=51
90⭐︎68=79
12⭐︎4=8
10⭐︎10=10
とある計算の過程を⭐︎として表した。⭐︎の内容を答えろ。