だれかしらないけど、わたしたちのしょうへきにはならないよ。かかってきなよ。
前回のまとめ
・野球の話しかしてねえ!?
状況説明が必要だなと思ったので仮で状況説明パートを入れました。定着するかは知らん。
「…ここでいいんですよね?」
「うん。そこのやつら。」
「わかりました。あとは私に任せてください。」
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カン! キン! キュイー!
「「「…?」」」
突然、部屋に鈍い金属音が響き渡る。発泡スチロールを擦り合わせているような、どこか耳心地の悪い音だ。
「…なに今の音。」
「…機械のトラブルか何かですかね?一回確認してきます。」
「大丈夫だよね?爆発とかしないよね?」
「…ないとは言い切れませんね。万が一もあります。皆さんは変身しておいてください。」
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カン! カン! コン! カン! キン! コン!
鳴り止まない金属音。しかし、音の方角や大きさから、発生源は間違いなくこの部屋だろう。
(…機械に不調でもあれば面倒なことになりますね。あとそれ以前に…
…やっぱりどう数えても20は固いですね。20個全部点検してプログラムも確認してだと今日では終わらないどころか今月中に終わるかすら怪しいです。
…とりあえずテレポート装置とか監視装置とかのような今後使用予定があるものから点検しますか。
そうだ、先にお二方に連絡しないと…
ガィン!
「!?」
ガガガガガガガ!
「…え?」
(…変ですね…まるで金属が削り取られていくような…)
カコン!
「え!?」
カラカラカラ…
「大丈夫?いきなり大きな音が…」「大丈夫!?いきなり大きな声出して…」
「「へ!?」」
目の前に現れたのは1人の少女だった。緑の短髪、青い目、水色のダウンジャケット。そして、頭には氷の輪が浮いている。外見的には人間のように見えるが、研究室の硬い壁を削り取って入ってきたという事実や頭の上の輪が情報整理を阻害する。
「…えっと…とりあえず要件から聞きましょうか…」
「…ここにいたんですね…」
「…3人ですか。なら…」
「最低でも3人殺す!!」
ヒュン! 突然氷の矢のようなものが少女から放たれる。
「おっと。」「わっ!?」「ひっ!?」
「…避けましたか。ですが、ここで私の攻撃が終わるわけではありません!」
少女は氷の刀のようなものを作り出し、切り掛かってくる。
「…ええ…?」「なになになに!?」「ひいいい!?」
「なにが起こってるのかさっぱりわからない。でも…」
「とりあえず逃げるよ!楓!私たちに掴まって!」
「ひい!?ひい!」
「飛んだって無駄です!」
「…?」「わあああ!?」「ひぃいぃぃい!?
「姿が見えませんね…逃しましたか。なら、すぐ追いかけるだけです。」
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「ふぅ…どうやら撒いたみたいだね…」
「なんだったの…!?あいつ…!」
「…わかりません…」
「…一回休憩しよう…」
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「さて…状況整理をしようか。」
「楓、そっちでなにがあったの?」
「機械が壊れたと思って、修理をしようとしてました。その時いきなり大きな音が鳴って、そっちを見てみたら壁に大きな穴と、あの人がいたわけです。」
「…状況が飲み込めない。」
「そもそも何であいつは私たちを殺そうとしてきたの!?なんか人の恨みとか買った!?私見覚えにないんだけど!」
「…一応前回の怪獣退治の時に結構街とか壊しちゃってたっぽくて、現地では割と恨みを買っているらしいですが…」
「でも日本語喋ってきたよ!?それに変なもの使ってきたし!」
「…あの氷の力、どこか気にかかるんだよね。なんか私と似てるというか、同じというか…」
「…そういえばお二方がどうやってその力を手に入れたのか聞いてませんでしたね。この機会に伺ってもいいですか?」
「それはね?………」
「…そうなると幾つか疑問点があるんですよね…」
「まず一つ目は神の存在です。
大前提として、この世に神は存在し得ません。神というものは否応なしに営みの頂点に君臨する、言わば人類の歴史を否定するような存在です。そのため、神はいないと考えていましたが…
それが正しいとすると、存在し得ない神が存在するということになります。もしかしたらそのイレギュラーな状態が怪獣の発生という異常事態を巻き起こしている可能性もありますが、そこは本筋と関係ないのでやめておきましょう。」
「二つ目に能力の一致です。
神に圧倒的な力を求めた人は多いでしょう。そして、それが叶わなかったから今日まで世界は続いていました。それが突然3人も、しかもそのうち2人が同じとなると、違和感を感じます。
なぜ似通った能力を渡したのか?なぜ詠奈さんは違う能力なのか?なぜ突然叶ったのか?どれも、さっぱりわかりません。」
「最後に関係についてです。
僕たちはあの人の存在すら知りませんでした。なのに、あちらはまるで存在を知っているかのような素振りを見せていました。
さらに、あちらは完全に僕たちと敵対しています。同じ能力であるにも関わらず、しかも利音さんと詠奈さんが協力関係にあるにも関わらずです。」
「状況を整理しようにも、なにも大筋を理解できません。テーマのないプレゼンテーションは駄作です。ここは一度情報収集を行いましょう。」
「収集って言っても情報がないんでしょ?」
「まあそうですが…ん?」
「これ…なんでしょうか…」
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『臨時ニュースです!先ほどから突然建物が次々と倒されていきます!通行人も切り捨てられ、犠牲者はおそらくすでに4桁に上っています!
こちらの女の子です!大きな刀のようなものを振り回し、建物を切り倒しています!なんという力の強さ!なんという切れ味の鋭さなのでしょうか!彼女は自らを神のしもべであると名乗り、このような残虐な行為を繰り返しています!
現在自衛隊が対応に向かっています!避難指定範囲内にいる人は急いで逃げてください!とにかく距離を取ることを優先してください!決して高いビルなどには逃げないでください!』
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「…これってさ…」
「…間違いなくあいつだね…」
「…そうですね…」
「…神のしもべだかなんだか知らないけど、人数ではこちらが有利だ。何より、こんなことをしておいて黙っているわけがない。」
「…そうだよね…!逃げたままで終わりなんて私たちには相応しくない!」
「…そうですね!正面衝突で倒してしまえば謎もなにも関係ありません!」
「さあ…」「行くよ!」「行きましょう!」
「「「最後にこの世界に残るのはこちら側だ!!」」」
キャラ紹介
??????(?? ?)
自らを神のしもべであると名乗る少女。緑の短髪に水色の目、頭には氷の輪っかが浮かんでおり、まるで凍りついているかのような水色のダウンジャケットを着ている。持っている能力が白村利音と似通っており、謎を残す。彼女の目的は何か。彼女の言う神とは何か。突然出現し出した怪獣と彼女に関係はあるのか。皆目見当がつかない。
謎解き
2-4 3-1 3-6 1-1 1-5
これらから答えを導き出せ
ヒント アルファベット