表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これってめちゃくちゃふりーだむ!  作者: さしもの
あらぬ存在との接触
19/19

で、結局君は誰なの?

基本的に前の話からの続きです。ストーリーを理解したいなら全話読むことを強く推奨します。大丈夫。まだ完結しそうにないので。今なら30分あれば全部読めます。

「…はあ。すみません。お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。」

「私は暇だったし別にいいよ〜」

「私は朝からバレーバレーバレー。7時に学校着いて4時までバレー。流石に疲れた。息抜きしたい。」

「息抜きになるかは微妙ですが…暇つぶしにはなると思いますよ。」

「よいしょ!待ってましたっ!」

「じゃせめて少しでも休憩しよ。ソファー借りていい?横になるスペースが欲しい。」

「いいですよ。間に落ちないように気をつけてくださいね。」

「落ちたらみんな救ってくれ。」

「私は救わないけどね。」

「ノナー?I’m not your friend?助けて?」

「別に利音ちゃんなら1人で復帰できるでしょ。」

「否定はしない。」

「ほら。」

「…本題入っていいですか?」

「いいよ。」

「ほんとにその態勢で聞くんだ。」

「この間の南極事件、覚えてます?」

「ニュースで見た。」

「それの原因というか首謀者が多分僕たちの身近に居るのですよ。」

「…ほう。」

「みんなで首謀者を探そうの会です。」

「あら〜」

「確かに暇つぶしにはなりそう。」

「…でもさ?なんで首謀者が身近に居るって断定できるの?」

「独自調査の結果あのアホ緑が絡んでることが判明したんですよ。」

「…あ〜なんかそんなこと前言ってた気がする。」

「それでアホ緑を問い詰めてみたらなんか我が主がどうたらこうたら的なことを言ってたのです。」

「まああいついっつもそんなんだからね〜」

「ってことは実質身近に居るようなものじゃないですか?」

「…あいつの主?」

「身近どころか見たことないけどね。名前も知らないし。」

「まあほら、親戚の親戚みたいなものですよ。」

「結構遠いけどね?」

「相続人には入らなそう。」

「それにほら、やっぱアホ緑の主がどんなアホか気になりません?」

「確かに!」

「わかる。」

「ってことで、アホ緑の主を探そうの会です。」

「待ってろよアホ主!」

「なるほど。」

「まちょっと顔だけ見て帰るくらいなら問題ないと思うのです。」

「別にのしてきてもいいんでしょ?」

「なんかノナーが好戦的。まあ拒否はしないけどさ。」

「まあのせる相手ならいいですけど、一応あのアホ緑が崇拝してる相手ですからね?並大抵の存在じゃないでしょう。」

「…まあいけるいける!何回アホ緑を退けたと思ってるの!」

「退けただけだから。のしてないから。」

「危険なことはしないようにしましょう。観察するだけですからね?観察するだけ。」

「わかった。大丈夫!余計なことはしないと誓おう!」

「大丈夫かなノナー。なんかやらかしそうな気がする。」

「こういう時の私は意外とやらかさないから!信じて!」

「まあ詠菜さんってこう…なんか案外ちゃんとしてるところありますよね。」

「でしょ?ほら〜なんだかんだ人間としてちゃんとしてるからね?だから大丈夫。よっぽど変なことはしないから!」

「…私は絶対信じないからな。」

「なんでよ!」

「勇ましい感じになってるノナーはあまり信用ならない。」

「いやいや、今までも数多の窮地を乗り越えてきたでしょうが!まだ信頼できんか!」

「まだ6月ね?出会って2ヶ月ちょい。信頼しきれないのも無理ないでしょ。」

「四捨五入したら3ヶ月でしょ!」

「四捨五入したら0になるんだわ。」

「そこで四捨五入するんじゃなくて!」

「はいはい。落ち着いてください。今から南極へ行くのですから、服装も暖かいのに変えといてください。」

「せんせー!いつものパーカーじゃダメですかー?」

「南極大陸は南半球に位置するため日本国とは夏と冬が逆になっており今の6月という時期は日本でいう冬のような時期に該当するため平均的に50℃を下回ることが当たり前であり特に防寒機能がついていないパーカーでは寒さに耐えきれなくなってしまうことは明らかで…」

「ああわかったわかった!じゃあ何着ていけばいい?」

「そのパーカー防寒機能めっちゃ付けたのでそれ着ていけば大丈夫ですよ。」

「なんやねん。」

「なんならヒッカーも普段着だし。寒くないの?」

「これも防寒めっちゃ付けたので寒くないです。まず人間の寒さを感じる部分の細胞を…

「ああいいいい。聞かない方がいいこともある。」

「では、準備ができたということでよろしいでしょうか。」

「私はおっけーだよ!利音ちゃんは?」

「いつでも可。」

「それなら早速行っちゃいましょう!いざ、南極大陸へ!」

「♪♪♪(パイレーツカリビアン)」

「♪♪♪(校歌)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「着きました。ここは日本の『昭和基地』ですね。」

「…なんかテレビとか本とかで見るそれよりボロボロだよ…?」

「占領する過程で雑に滅ぼしたんでしょ。力を見せつけるってのは王道だし。」

「人命に影響はなかったという報道ですが、本当でしょうか…」

「大丈夫だと思うよ。だってほら、この辺とかあそことか隙間が多いから閉じ込められるってこともなさそうだし、明確に人を殺した跡も見つからないしね。」

「さすが利音ちゃん!人殺しには詳しい!」

「人聞きがあまりにも悪い。人の気配がないからって。」

「まあまあ。とりあえず人命は無事ということで。で、なんとなく僕の勘がこの辺にいそうという読みをしたのですが…」

「いなさそうかな…?なんだよ〜!普段は求めてなくても出てくるくせに〜!」

「アホ緑も忙しいのかな。是非とも不意打ちをしたいところ。」

「さすがにどこかの基地を拠点にしていると思うのですが…」

「あっちは気づいてないのかな?それなら楽なんだけど…」

「気づいてないでしょ。アホだし。」

「とりあえず次の基地に行ってみましょう。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここはアメリカの『アムンゼン・スコット基地』ですね。南極大陸の真ん中に位置する基地です。」

「バカとアホは真ん中が好きだからね。居てもおかしくない。」

「誰がバカとアホですって〜?」

「大バカアホだったわ。」

「本当に来るやつがあるか!」

「さすがのアホ緑ですね。」

「…いやそんな挑発に乗ったとかそういうわけじゃなくていやまさかそんな…」

「もう遅いだろ。」

「うるさい!あまり我に歯向かうな!」

「この場面でそのモード入ってもダサいだけでしょ。」

「残念ないきもの図鑑に載ってそうですね。」

「…」

「「アホ緑!そーれアホ緑!あよいしょアホ緑!」」

「あーもういい!殺す!絶対殺す!」

「おーこわいこわい。空飛べなかったら死んでたかも。」

「死ね!なんか当たって死ね!」

「やけくそすぎでしょ。投げる時の動作が大きすぎるんだよ。」

「流石に当たらないよね〜少しは先読みとかしたら?」

「行動パターンが単純すぎますよ。人で予測可能って最悪ですからね。」

「なんでお前が空飛んでんだよ!」

「科学技術は空を飛ぶために発展したようなものですし。」

「ああもういい!当たるまで投げるからな!」

「これどこまで飛んでるんだろ。」

「上から落ちてきたりとかしない?大丈夫?」

「いや、軌道を調べたらちゃんと第一宇宙速度くらい出た上でしっかり地球圏に留まってるようなので、多分人工衛星よりちょっと上あたりにあります。」

「大気圏で解けないんだ!」

「そう簡単には解かせないぞ!我の神からの加護を纏いし氷がたかが大気圏程度に解かせるわけないだろう!」

「ヘイヒッカー、大気圏ってどれくらい熱い?」

「高度80kmの中間層くらいまでは気温は低下の一途を辿るのですがそこから熱圏に突入すると気温は急上昇します。でも、実は大気圏内での気温はなんなら地上より低い程度で、高度100km、いわゆる『カーマンライン』を超え宇宙空間に突入したあたりから急激に上昇します。そこからは物体の速さにもよりますが大体1000℃から2000℃の熱がかかると言われていて、通常の氷では0℃を上回れば解けてしまうものですから、相当な耐久力があるとみていいですね。」

「要するに?」

「大気圏は意外と熱くないです。」

「なるほど。」

「雑談しながら避けるな!集中しろ!」

「君がいうことじゃないでしょ!当たって欲しいんだから!」

「うるさい!我に口答えするな!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…そろそろ体が動かなくなってきたな…」

「はいアホー!自分の体力管理もできないー!」

「もう好きにしろ…我は帰る…」

「帰るってどこに?どっか住処があるの?」

「ここに基地があるだろ。目ついてんのか。」

「本当にここに居るとは思わなんだ。」

「1人?それとももう1人誰かいる?」

「我は1人だぞ。あの方は今ここにはいらっしゃらない。」

「じゃあどこにいるの?」

「…流石に言わないぞ。まだ時期尚早だ。」

「なーんだ。てっきり君の主も一緒にいるものかと。」

「悪いが、当分あの方とお前らを会わせる予定は無い。その時が来るまで待て。」

「私待つの苦手。早く来て。」

「待てと言っているだろうが!こちらにも都合というものがある!」

「でも君の主は神なんじゃなかったの?神様ならいつでも余裕そうに振る舞って欲しいものだけどね〜?」

「お前は神を知らないからそう言えるんだ。そんな楽なものじゃ無いぞ。あの方はいつも大変そうにしておられる。」

「その人って本当に神なの?全知全能ってやつなの?」

「神の力を使うには莫大なエネルギーが必要だ。まだ準備段階。」

「意外と不便。いつでもエネルギーマックスじゃないんだ。」

「今はな。今は。」

「意味深。」

「…お前らと話すと疲れが増大する。今日はもう帰る。」

「目の前の基地に戻るだけじゃん。逃げ切れてないよ。」

「なら他の基地に移動するまでだ。神の力があれば瞬間移動など容易い。」

「…あれ?君は神様じゃないんでしょ?」

「我は神のしもべ。あの方には遠く及ばない存在。」

「でも君は神の力を使うんだよね?」

「あの方の力を一部お借りしているだけだ。」

「…じゃあ君は人間ってことでいい?」

「さあな。人間の定義による。死の理から外れ、神に隷従することを選んだ我のような存在を、人は仲間に加えたがるかどうかだ。」

「その言い方だと…元々人間だったってこと?」

「ああ。我も元はお前らと同じ、ただの人間だった。いや…お前らと同じという言い方では少し誤りがあるな。正しく人間なのはそこの長髪くらいだ。」

「…まあ僕は絶対人間ですね。でも…お二人も人間ではあると思いますが?」

「いや。神の視点からするとこいつらはすでに人間から少し逸脱している。完全ではない。」

「特に…そこの白髪。お前はほぼこちら側と言っていい。」

「…私?いや、私ただの一般人だけど。」

「まあ、すぐには理解できないだろうな。でも、心当たりはあるだろ?人間から逸脱する過程であるという。」

(…あ。なんとなくわかった。でも、2人にはまだ言えない。)

「ないよ。心当たり。特に変なことはしてない。」

「…はあ。あくまで白を切るか。まあいい。生憎今はそんな気分でないのでな。この話はおあずけにしておく。今から話すには長すぎる。」

「ちょっと待ってよ!私も利音ちゃんもおんなじ人間でしょ!?何が違うのさ!」

「聞こえなかったか?今から話すには長すぎる。我にとってもお前らにとってもだ。そのうちわかるさ。それまでは人間だと思っていればいい。」

「…行っちゃった。どうする?探す?」

「…もう一度見つけても状況は変わらないでしょう。首謀者もいないみたいですし。」

「…はあ。私なんか変なことしたっけ。」

「…なんか余計に難解になってきちゃった。何が起きてるのか全然わかんないや。」

「…とりあえず一回帰りましょう。僕も疲れました。」

「賛成。私も疲れた。久しぶりにゆっくりしたい。」

「私も疲れたよ。帰ってゲームしよ。」

「首謀者探しは、一旦延期します。」

…残念なことにエネルギー不足なのはこちらもそうなんだよな。は〜あ。こんな辺境地に勢力を伸ばす必要なんてないと思ったんだが。少しずつ勢力拡大していかないとな…あいつを止めるためにも対抗しなくては。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ