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これってめちゃくちゃふりーだむ!  作者: さしもの
永遠に続く誤った歴史へ
10/13

人生奇跡と一緒に生きるんだよ!【野奈詠菜誕生日おめでとう!】

5/4 みどりの日

そう!ノナーの誕生日だ!

「…もう1時ですか。」

「8時からだからね!晩御飯を6時半くらいに食べて、そっから準備する!」

「お姉ちゃん準備遅いもんね!」

「ご飯をゆっくり食べてるだけだから!」

「どっちもでしょ。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ん〜…おりゃ!よっしゃ!」

「あ〜そうなりますか。惜しかったのですけどね。」

「やっぱノナーってゲーム上手いのかも。」

「お姉ちゃんいっつもゲームばっかしてるもん!上手いに決まってるよ!」

「弟よ〜?褒めてないぞ〜?」

「褒めてないもん!」

「なんでよ!」

「お姉ちゃんのこと褒めたくない!」

「三位のくせに生意気だ!」

「…!」

「……!…!」

「…私最下位なんだけど。私より上なんだから喧嘩しないでいただけるかな。」

「…はい。」

「利音ちゃん…だから怖いって言われるんだよ。」

「次は勝ちますよ〜!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…ゲームしてたらもうこんな時間か〜。時の流れってもんは早いね!」

「やっぱりお姉ちゃん強いよ〜!手加減してよ〜!」

「お!?言えたじゃないか〜!その言葉が聞きたかったんだぞ〜?もっと褒め称えな!」

「これ野奈家も大概変でしょ。」

「こっちも巻き込まないで!」

「にしても…利音さん結構偏りがあったというか…」

「そう!利音ちゃん最初レースゲームからっきしだったのに後からスポーツゲームやり始めたらずっと強いじゃん!」

「やっぱスポーツは好きだからかな。」

「そういうものでもない気がしますが…」

「でも楓も中盤からいきなり強くなったじゃん!」

「いやまあ学習するので。敗因を分析して負けない立ち回りをするだけです。」

「…やっぱ変な人たちだね。お姉ちゃん。」

「そうだな。弟よ。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「いただきまーす!」

「ああ…半年ぶりのご飯です…!」

「さっき昼食とったばかりだよ。」

「これ終わったら私の部屋集合ね!あと、あんまり喋ると声載っちゃうから!気をつけてね!」

「お姉ちゃん覚えてたんだ。」

「だって家族以外に見せるの初めてだよ!?ワクワクするでしょ!」

「あの配信が見せれるレベルの友達なんだ。」

「あのとはなんだあのとは!結構ちゃんとしてるでしょ!」

「いっつもバカ笑いしてるだけなように感じるんだけど。」

「それはあの防音を突破するのが笑い声しかないからです〜!そんな酷い配信じゃないから!」

「なんか心配になってきた。」

「楽しんでそうでよかったです。詠菜さんが楽しいのが大事ですからね。」

「…注目ポイントおかしくない?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…キャプチャできてる?…できてるか。マイクは…おっけい!配信準備よし!入っていいよ!」

「どかどか…おお〜それっぽい部屋だ。」

「機械が立ち並んでていいですね。楽しくなってきました。」

「お姉ちゃん後30分ね?声の調子おっけい?」

「おっけいに決まってる!」

「じゃ、こっちはやることやっとくから。2時間頑張ってね!」

「もちろん!弟の期待を無碍にするほど落ちぶれてはいないよ!」

「なんだかんだでいい家族。」

「ですね。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「さて…5分前だよ!配信画面チャック!」

「ん…?あれ?ノナーってどういう配信するの?」

「…ゲームしながら話してるだけのvtuberだよ!」

「…ん!?」

「え!?」

「ノナーvなの!?」

「えうん。だって色々と便利じゃん!」

「でもモデルどう用意するのさ。」

「ふっふっふ…家族で作ったのさ!」

「あらシンプルにすごい。」

「でもvってやっぱり嫌悪感を抱く人もいますし大変じゃないですか?」

「別に全国民見なきゃいけないわけでもないし見たい人だけ見てくれれば私的には大満足だから!」

「ファンとか過激じゃない?」

「一応多少なりとも制止はしてるからね!大丈夫だと信じてる!変なことしないでね!」

「まあ詠菜さんが楽しそうならいいです。」

「やっぱノナーに甘いよね。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ん…よし!いくよ!」

『やあやあどもどもおはおはやっほお!今日もやってきました!葉草緑のお時間です!』

「…ノナーのv名は葉草緑って言うんだ。」

「…なんか人の弱み握ってる気分ですね。」

「今日はリクエストが多かったこのゲームをやっていこうと思うよ!」

「うわこれ知ってる。これホラゲーだよ。」

「えそうなんですか?僕ホラゲー苦手なんですよね。」

「私はゆるふわ観光ゲームって聞いてるんだけど…あってるよね!?」

「合ってないよ。」

「なんか可哀想になってきました。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ふええ…ちょ…っと動けない…停滞する…」

「やっぱこうなったか。ヒッカーは大丈夫?」

「以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故…」

「だめそうだわ。しょうがないか…」

「ちょっとカンペ出すか。ヒントいっぱい出して打開してもらお。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「えっと…ヒョ!?いる!いるよ!なんかいるよ!」

「[そいつは足が遅いから逃げれば大丈夫]」

「行きたくない!行きたくないです!」

「[行かないと10時までにおわんないよ。明日もやることになるよ。」

「…しょうがない。行く…行くしかない…ね!葉草の勇姿を目に焼き付けて!行くよ!」

「ふう…」

「…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…よし!よし!やったやったやったやった!じゃあね!二度とやらない!」

「やっと終わった…」

「…」

「じゃあキリがいいし今日はここまで!対戦ありがとうございました!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「どうだった?」

「疲れた。」

「なんでホラゲーなんですか…」

「私もそんなつもりじゃなかった!」

「ノナー全然動かないじゃん。」

「だって怖いもん。自分から向かっていく阿呆がおりますかって話よ!」

「でも行かないとゴールできないじゃん。」

「それはそうだけどさ…」

「まあいいや。楽しかったよ。私は。」

「僕は悲惨だったのですが。」

「お姉ちゃんうるさい!笑い声だけじゃないじゃん!」

「酷いや!非難轟々罵詈雑言だよ!」

【野奈詠菜誕生日おめでとう!】

ってことで今回は謎解きなしで裏設定を語ろうと思います。

まずノナーって最初小説用のキャラじゃなかったのですよ。自分が好きな要素を詰め込んだみたいな。そんな感じのキャラでした。なんですけど…好きになりすぎちゃった。ベール時代の利音ちゃんを書いてる過程で何度も何度もこの二人の組み合わせが夢に出てきて。まさに奇跡のような出会い。重なり合うはずのない二人が束になって、めちゃくちゃ個性の強い二人組ができて、そっからこの小説の原案ができてます。

あと…ノナーの名前は最初の設定だと野奈詠菜ではありませんでした。ノナーが本名の予定で…ベールとノナーで組み合わせてました。でも…ベールに転生させるに当たってサブストーリーを考えてて、その時の原案の一つに『ベールが保健の教師になって前世でベールが殺した人が転生した生徒を助ける』という内容を考えてたのです。そこで、名前がベールだと日本っぽくない。だから考えた名前が『雪野利音』ってことです。雪野は引き継いでもらって、ベールを利音にしておく。由来はわかりません。気づいたら利音ちゃんって呼んでました。で、ベールが利音になった関係でノナーも改名しておこうと。そこで出てきた苗字が『野奈』です。自分の才能に驚きました。二重の意味で。野奈という苗字が出てくる自分の才能と、それ以外何も出せない自分の才能。二律背反の存在に頭を悩ませ、何も思いつかず野奈で決定。勢いのまま下の名前も決めようと思った…ところまではよかった。何も思いつかない。自分の才能を疑いました。悪い意味で。…でもね。出てきてしまったのです。『詠菜』が。たしかノナーは元々詠唱キャラで、クソ長い詠唱をしてる間に敵にやられるというキャラ設定でした。でもね、結構クソ長詠唱キャラ多い。ありふれてる設定は好みじゃない。でも詠唱の名残は残したい。そこで出てきたのが詠菜…ってわけです。たしか。こうして『野奈詠菜』は誕生しました。

あと…初期ノナーはヤンデレだった話と…初期ノナーは炎を撃つと感情を失ってた話と…

とにかく!ノナーは最初全然違うキャラだったけど、今こうして僕の中で輝いてるってことです。雑に締めます。僕の中の炎は、ずっとノナーです。

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