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俺が一回浮気したら? 罰金1万円とかいう彼女って頭がおかしいと想わない?

作者: 七瀬





俺が一回浮気したら? 罰金1万円とかいう彼女って頭がおかしい

と想わない?



私は付き合ってる彼にそう言ったら? こんな風に彼に言われる!

そんなの仕方ないじゃない!

アンタが女好きで浮気者だから、こんな事でもしないと浮気を簡単に

するでしょ!

だから私は、“一回浮気したら罰金1万円取る事にしたの!”

ただ彼氏も少しづつ、ずる賢くなってきたのか、、、?

“私も簡単に彼氏が浮気しているのか分からなくなってきたわ。”

上手く隠すというか?

浮気しているのか分からないように誤魔化すようになったの。



『“ねえ、私に隠れて浮気してるでしょ?”』

『してないよ!』

『“罰金1万円だからね!”』

『だから、してないって!』

『絶対にしてるわよ! 絶対に証拠見つけるから!』

『勝手にすれば? 浮気なんかしてねーし!』

『化けの皮を剝がすからね!』

『はいはい! 頑張って!』

『・・・ムカつく!』




彼氏は絶対に私に隠れて浮気をしている!

この男が浮気をしない訳がない!

私以外の女性ひとと最近、会っていたか調べないと、、、!

先ずは? 彼氏のインスタとXを調べてみる!

まあ~これといって! おかしな写真は載っていないみたい。

じゃあ、彼氏と仲がいい男友達に聞いてみた?



『最近、智哉! 女の子と会ってない?』

『“うーん、どうかな?”』

『もし? 智哉の浮気相手の女性を教えてくれたら? 罰金1万円うちの

半分! 5千円を渡すわ!』

『“賄賂か?”』

『まあ、そうね!』

『“いるよ、小田桐唄音って女の子!”』

『何処で会ったのよ。』

『“飲み会”』

『よくも懲りずに、また飲み会に参加して、、、!』

『そこで知り合って、智哉がこの子! 口説いてたよ。』

『ホント呆れるぐらいバカ!』

『“死なないと治らないよね!”』

『フン!』

『もぉ~かなり怒ってんじゃん!』

『怒るでしょ! 家では平気な顔で私と話してんのよ!』

『まあ~そこはねぇ~』

『いいわ! その子の連絡先教えて!』

『まあ~いいけど? オレがチクったって智哉には言わないでくれよな!』

『分かってる、約束するわ! 情報屋を失いたくないしね!』

『じゃあ教えるか。』

『えぇ!』





私は彼氏の男友達から、浮気相手の女の子の連絡先を教えてもらう。

先ずは? インスタやXをしてないか探して、投稿されていた写真を探す!

まあ~ご丁寧に! “私と彼がよく行っていたお店やプレゼントまで貰って

彼女が喜んでる笑顔の写真も載せてあってムカつく!”

“あの男! 一体何考えてんの!”


その後、その女の子に連絡を取って智哉の事、私が智哉の彼女だという事、

どこまで、その彼女が智哉と関係が進んでいるのか?

そしてもう智哉に会わないでほしいと私は頼むと、、、?

すんなりもう会わないと女の子は私に約束してくれたわ。






 *





私は彼氏が家に帰ってきて、浮気相手の名前を出して浮気していた事を

問い詰める!



『“アンタね! また浮気してたの?”』

『えぇ!?』

『“小田桐唄音って女の子よ!”』

『・・・えぇ!? な、なんでバレたんだよ!』

『やっぱり!』

『あの子がお前に連絡してきたの?』

『それはもういいわ! 浮気したら罰金1万円って憶えてるでしょ!』

『憶えてるけど? お前はそれでいいのかよ。』

『なにがよ!』

『“俺の浮気癖はこの先も治らないかもしれない! それでもいいのか?”』

『その事は、既に対策済みよ!』

『えぇ!?』

『お金貯めて、別れるから大丈夫!』

『なんのお金?』

『“新しい彼との生活設計のお金よ!”』

『えぇ!? 新しい彼氏いんの?』

『勿論よ! 智哉と結婚でもすると思った?』

『・・・い、いや? それは思ってないけど、』

『“一応! これで別れてあげてもいいわ! 新しい彼の所に行くから!”』

『もう少し俺と一緒に居ないか?』

『なんでよ!』

『“俺達、3年も付き合ってて! こんな別れ方ってなくない?”』

『それは智哉がした事だし、私に関係ない話じゃない!』

『・・・そ、そうだけど、』

『キッパリ別れてあげるわよ! キレイさっぱり忘れてあげる!』

『嘘~マジで!?』

『取り合えず、1万円払ってもらってから別れるわ!』

『ムカつく!』

『どっちがよ!』





俺はこんな形で彼女に捨てられる!

いつか? 彼女にフラれるだろうとは思っていたけど、、、?

こんな結末になるとは想ってもみなかった。

“しかも? 既に新しい彼氏がいるだと、、、!”

ふざけんなよ! でも仕方ないか、身から出た錆だしな。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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