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ユニーク賢者物語  作者: ハヤテ
第2部第2章 対決、「断罪官」

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第42話 激突、断罪官・8

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 「……れ、レナ?」


 「えへへ。ただいま、ハル!」


 絶体絶命のピンチを迎えていた春風のもとに、颯爽と現れたレナ。


 彼女によって蹴り飛ばされた断罪官の隊員は、その衝撃で手に持っていた槍を落とした後、全身を何度も地面にバウンドさせると、そのまま動かなくなった。


 それを見て、


 「な、なぁんだ貴様ぁ!?」


 「よ、よくも仲間を!」


 と、残った春風を攻撃しようとした隊員達が、怒ってレナに攻撃を仕掛けてきたが、レナは落ち着いた表情で腰の剣を鞘から引き抜くと、親指で柄についている薔薇の装飾をいじり始めた。


 その後、武器を構えて襲ってきた隊員達に向かってレナは、


 「フッ!」


 という掛け声と共に剣を思いっきり振るった。


 次の瞬間、ガシャンと音を立てて、なんと刀身が()のように変形し、レナに襲いかかってきた隊員達を全員薙ぎ払ったのだ。


 『グアアアアアッ!』


 思わぬ攻撃を受けて、全員地面に倒れ伏した隊員達を見て、


 「む、あの剣、鞭のようになるのか。あの少女、中々やるな……」


 と、ギデオンが感心していると、


 (っ! 今だ!)


 と、頭を掴んでいるギデオンの手の力が弱くなったのを感じて、


 「ウインドニードル!」


 と、春風はその隙を突いて、風属性の攻撃魔術をギデオンに放った。


 「ぬお!」


 春風の反撃を受けたギデオンは、驚いて春風の頭を掴んでいた手を離し、春風の右足を踏んでいた自身の足をどかした。


 自由を得た春風は、すぐにその場からジャンプしてレナの傍に寄ると、


 「ありがとう、助かったよ」


 と、レナにお礼を言った。


 その言葉を聞いたレナは、


 「ふふ、どういたしまして。ところで、()()ってどういう状況なの?」


 と、そう返しつつ、周囲にいる隊員達を見回しながら、春風に向かってそう尋ねた。


 その質問に対して、春風は「あー、ざっくり言うと……」と気まずそうに口を開きながら答える。


 「すっごい()()()()()()をつけられたうえに、絶賛殺されそうになってます、俺が!」


 その答えに、アメリア、エステル、ディック、ピートの4人は「え、ちょっと待って!」と言わんばかりに目を大きく見開いたが、


 「へぇ、そうなんだ」


 と、レナは「ふふふ……」と笑ったが、目は明らかに笑ってないので、


 (あ。コレ、絶対怒ってるな)


 と、春風は心の中でそう呟きながら、タラリと汗を流した。


 そんな春風を他所に、


 「で、()()()がリーダーって事で良いのかな?」


 と、レナはギデオンを見ながら再び春風に向かってそう尋ねると、春風はコクリと頷いて、


 「ああ、あのおっさんがリーダーのギデオン・シンクレア。断罪官の大隊長だそうだ。そして……グラシアさんを殺した男でもある」


 と、真っ直ぐギデオンを見ながらそう答えた。


 その答えに「ちょ、春風様!?」と、左腕の籠手にセットされた魔導スマホからグラシアがそう叫んだが、


 「へぇ……アイツがねぇ」


 と、レナは全身から黒いオーラのようなものを吹き出しながら、ギデオンを見てそう言った。


 思わぬ出来事の連続に、ギデオンは「ぬぅ……」と最初は少し狼狽えたが、すぐにキッと真剣な表情でレナを見つめて、


 「ふむ、どうやら討伐する異端者が増えてしまったようだな」


 と呟くと、グッと剣を握る力を強くした。


 それを見た時、レナは何かを感じたのか、


 「これは……()()でいかないといけないみたいね」


 と、小さな声でそう言うと、ギデオンに視線を向けたまま、


 「ハル」


 と、春風に声をかけた。


 それに対して、


 「ん? なに、レナ?」


 と、春風がそう返事すると、


 「今から私、()()()()()やるけど、『怖い』って感じたらごめんね」


 と、レナは何やら悲しそうな口調でそう言った。


 その言葉に春風が「え?」と首を傾げると、レナは鞭の状態にした剣を元に戻して、それを地面に突き立てた。


 そして、レナはゆっくりと両目を閉じて深呼吸すると、目をカッと見開いて、


 「スキル[獣化]、発動!」


 と唱えた。


 次の瞬間、レナの全身を白い眩い光が包み込み、それを見て春風を含む周囲の人達が「眩しい!」と言わんばかりに目を覆った。


 やがて、その光がゆっくりと消えた時、そこに現れたのは、服装こそレナが着ていたのと同じ赤い衣服だが、両手の爪は鋭くなっていて、素肌は白い体毛で覆われ、お尻からはふさふさとした「狐」の尻尾が伸び、顔はというと、まさに本物の「白い狐」になっていた。


 その姿を見て、春風が口をあんぐりとしていると、


 「ハル」


 と、「白い狐」の姿になったレナが、春風に声をかけてきたので、


 「……何、レナ?」


 と、春風がそれに応えると、


 「私のこの『姿』、どうかな?」


 と、レナは恐る恐るといった感じでそう尋ねてきた。


 その質問に対して、春風は真っ直ぐレナを見て答える。


 「スッゲェ綺麗です!」


 と、ビシッと親指を立てながらそう答えた春風。そんな春風を見て、


 「ありがとう、ハル!」


 と、レナは目に涙を浮かべながら、狐顔のまま笑顔でそう言った。


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたら、その日のうちに終わらせる事が出来ず、結局1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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