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ユニーク賢者物語  作者: ハヤテ
序章
1/220

プロローグ

 修正版の投稿、開始です。


 物語を始める前に、最初に言っておこう。


 これは、「異世界」に召喚された、「勇者」の物語……ではない。


 「魔王」や「邪神」といった悪しき存在から世界を守る為に、別の世界から希望の救世主である「勇者」を召喚する為の秘術、「勇者召喚」。


 だがもしも、その「勇者召喚」の所為で……世界が()()()()()に陥ってしまったとしたら?


 そして現在(いま)


 「ようこそおいでくださいました、()()()()


 とある世界のとある王国で、その「勇者召喚」の儀式が行われて、結果、別の世界から1()()()()()2()4()()()()()()()()が、「神」に選ばれた「勇者」として召喚された。


 突然の事に戸惑う「勇者」達を前に、「勇者召喚」を行なった者達をはじめとした周囲の人達は、


 ーーこれで、この世界が救われる!


 と、皆、喜びに満ちた表情になった。


 そんな中、


 (何が『勇者様方』だ!)


 召喚された「勇者」の1人である、分厚い眼鏡をかけた黒髪の少年が、周りに気付かれないように目の前にいる「勇者召喚」を行なった者達をキッと睨みながら、心の中で叫んだ。


 (お前らの所為で、俺達の世界が……『地球』が()()()()になっちまったんだぞ!)


 もう一度言おう。


 これは、「異世界」に召喚された「勇者」の物語ではない。


 そう、これから始まるのは、自分と自分の大切なものを守る為に「神」と契約を交わし、「悪魔」の力に目覚めた、1人の()()()()()()()()()少年の物語である。

 

 本日はもう1本投稿します。

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