表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/187

番外編 だっこ

ブクマが110件を超えてました嬉しいです!

評価応援も増え、ありがたいことに総合評価が600を超えまた新記録を更新できてました!皆様のおかげです感謝!

そしていつもいいねをしてくれる方もありがとうございます!皆様のお陰で続き書けてますし、励みになってます!


2024/10/23追記

誤字報告ありがとうございます。

「だっこ?」


 俺がお嬢へ顔を向けると、その視線に気付いたお嬢が嬉しそうに顔を綻ばせ俺に聞いてくる。

 そのつもりだったので俺も笑顔を向けお嬢へ腕を伸ばすと、お嬢は俺が抱っこしやすいように両手を上げ持ち上げられるのを大人しく待っていた。


 そんなお嬢の仕草はとてもかわいいと思うし、この笑顔を守りたいとも強く思う。


「えへへー」


 お嬢を抱き上げるとすぐに俺の首元へすりすりと寄ってくる。そんなお嬢に自然と頬が緩み頭を撫でるべく手が伸びていた。

 俺に撫でられたお嬢はふにゃりと笑い気持ちよさそうに目を細める。

 本当にこの人はストレートに好意をぶつけてくるので時々困ることもあるが、それがお嬢の良いところでもあるのでこのまま素直に成長してほしいと思う。


「お嬢は抱っこされるの好きだな」

「うん! だってみんなと近くなれるんだもん! しょれにだっこしてもらうとあったかいし、心もほわほわして落ち着くんだー!」

「なるほどなぁ。ちなみに誰の抱っこが一番好きなんだ?」

「う? うーん。みんな好きだかや選べないにゃー」

「……そうか。みんな好きか。――ずりぃなぁ」

「う?」

「なーんでもねぇ!」


 口の中で転がすように小さく呟いてしまった最後の言葉はお嬢には届かなかった。最初から届かせるつもりはなかったから好都合だが。


 それにお嬢の一番で特別な人なんて決まりきっている。

 だから絶対にフェルトス様の名前を即答すると思っていただけに、お嬢の答えには少し面食らった。

 自分がお嬢の一番になれるわけがないのはわかりきっているのに、そんなことを言われてしまっては希望がある気がして期待してしまう。なんでもいい。一つだけでもいいから、俺もお嬢の一番になりたいと思ってしまう。


 それは眷属としては出過ぎた感情で間違っているのかもしれないけどな。

 だがまぁ、ご主人様がコレなんだから少しくらい許されるだろう。


「フェル様はね、安心する匂いがして心がぽかぽかするんだ。ガーラさんはね、わいわい賑やかで楽しくなるよ。リア様は柔らかくていい匂いがしゅるし、トラ様はちょっと雑だけど優しさは伝わってくるんだー」

「へー」

「しょれでカイルはねぇ――いつもしゅっごく優しくだっこしてくれるし、大事にちてくれてるのがわかって嬉ちくなゆんだー!」


 そう言い切ったお嬢は宝石のようにキラキラ光るルビー色の目を細めて笑う。


「にししー! 大しゅきだよカイルー!」

「俺も大好きだよ、お嬢」

「きゃー!」


 なるべく軽く聞こえるように重くなりすぎないように俺からも好きを伝え抱きしめると、お嬢はきゃっきゃとはしゃぎ心底嬉しそうに抱き返してくれた。


 この世界で一番大切な俺のご主人様。どうかこのまま真っ直ぐ健やかに育ってほしいものだ。


 だからもっと鍛錬を積んで、強くなって、ずっと隣で俺が守るんだ。

 この腕の中の小さな笑顔を絶やさないように。


 フェルトス様から戴いたこの剣と、お嬢から貰ったこのリボンにかけて。


 ――ずっと。

少しアイデアを纏めたいので投稿があきます。

いつも通り進歩報告などがあれば活動報告やツイッターXなどで時々呟いているので、そちらを覗いてみてくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ