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番外編 ロマンは大事

 朝の日課も終わり、休憩がてら畑にあるテーブルでカイルさんと会議を始める。

 会議内容はカイルさんの移動用の道具を何にするか。


 カイルさんは魔力もあるし魔法も使えるから空を飛ぶのは問題なし。

 でも長時間飛んだり高くは飛べない――高所恐怖症だもんね――らしい。けどそこはあんまり気にしなくてもいい。

 時間は私の箒と同じ様に冥府石を埋め込んでしまえば少ない魔力でもなんとかなるし、高さはこの際どうでもいい。

 私が問題視しているのはカイルさん一人の場合の移動方法だから。


 冥界と町は結構離れてるわけで、徒歩移動だと時間がかかる。

 それに冥界付近に生息する魔物は、町の近くにいる魔物とは違って強いのが多い。

 私の場合はさっさとその領域を飛んで抜けちゃえば良いわけなんだけど、カイルさん一人だとちょっと難しい。

 だからカイルさんの場合私がいないと気軽に町にも行けないわけなんですよ。


 カイルさんがここに来てそろそろ一ヶ月近く。

 周囲の環境も落ち着いてきており、きっと一人で出かけたくなる時もあるでしょう。その時に気軽に出かけられないと大変だから、今そのことを二人で相談中というわけです。


 いま出ている案としては『箒を作る』『地上を移動できる乗り物を用意する』の二択ですね。

 ちなみに後者の案は自転車とかバイクとかそういう感じのやつを想像してる。でもコレだと荷物になっちゃうし、あんまり大きいと持ち運びが不便。カイルさんは影使えないし、拡張魔法のついたカバンも持ってないからね。


 今度フェルトス様に拡張魔法のついたカバン作ってもらえるか聞いてみよっと。

 その前に手頃なカバン探しとかないと……おっと脱線した。


「カイしゃんは注文あゆ?」

「そうだな。どうせならやっぱ地上に近い方が俺としては嬉しいな。空は……ちょっと」

「だよねぇ」


 じゃあやっぱり自転車系――いや待てよ。そうだそうだ、いいものがある!

 自転車やバイクみたいに大きくなくて、持ち運びやすいものがあるじゃないか!


「スケボーとかどうでしゅか?」

「スケボー?」


 あれ。こっちにはスケボーないのかな。


「えっちょ、タイヤのちゅいたこれくやいの板の乗り物だよ。ちょっと待ってね」


 私は目の前にある紙に簡単なスケボーの絵を描いてみせる。ついでにその上にカイルさんっぽい棒人間を乗せて滑らせておいた。わかりやすくていいでしょ。


「へー。お嬢は絵が上手いんだな」

「え? へへっ、しょうでしょ! でへへ」

「たしかにこれなら箒よりよさそうだな」

「あ、でも作るならタイヤはいやないかにゃ」


 正直浮かせるわけだからタイヤはいらない。板部分だけでいい。

 そうなるとスケボーじゃなくてスノボーになるか? それともエアーボード的な?

 ま、どうでもいいか!


「うん。これいいな。気に入った」

「じゃあ基本はこえでいいね。ちゅぎはでじゃいんね」

「デザインか。口出して良いなら色は紫がいいな」

「ふむふむ」


 紫を選ぶとは……カイルさんセンスありますね。なんてったって紫はフェルトス様色だもんね。うんうん。私も大好きな色です。


 とりあえず前回箒を作ってもらったときと同じように大体のデザイン案を描いていく。

 これをラドスティさんに見てもらって、作ってもらえるかどうかのご相談です。今回は箒ですらないから断られるかもだけど、一応聞いてみないとわかんないしね。


 ダメだったら最近お知り合いになった鍛冶神デュロイケンフィーストス様――やっぱり長いな――にお願いしてみようっと。



「ラティばーちゃ、こんちわ!」

「こんにちは。店主殿」


 カイルさんにドアを開けてもらって、私はラドスティさんのお店にするりと入っていく。

 今日はステラとモリアさんも一緒だ。私達がお店に入った後で、ようやくカイルさんもご入店。


「おや、メイとやさぐれ坊主じゃないか。よく来たね」

「いやー。それはもう忘れていただけると嬉しいですねぇ」

「ふふっ。ま、そのうちにさね」

「これは手厳しい」


 私の姿とカイルさんの姿を見たラドスティさんは、ニヤリと笑ってカイルさんをからかう。

 やさぐれカイルさんとラドスティさんは直接は会ってない。きっとノランさんから聞いたか、遠目で見たかしたんだろうね。


 私の護衛として働き出してから、カイルさんは町へと来ると猫を被るようになった。

 でも猫被り前を知ってる人からはこうやってからかわれちゃうんだけどね。


 前にポーションを売りにきたときもこうやってからかわれてたなと思い出した私は、苦笑いしてるカイルさんを助けるためにラドスティさんへと抗議を飛ばす。


「むぅ。ラティばーちゃ、あんまりわたしのカイしゃんをイジメないでくだちゃい」


 ぴとっとカイルさんの足にひっついた私は、頬を膨らませラドスティさんを見上げた。


「――私の……」

「う? どちたのカイしゃ?」

「ゲフン――いや、なんでも」

「ふぅん?」


 すると何故かカイルさんが私の言葉を拾って口元を覆う仕草を見せたので、疑問に思った私は視線をラドスティさんからカイルさんに移す。

 だけどカイルさんは咳払いをした後、すぐに笑って誤魔化しちゃったから結局謎のままだった。


 もしかして私のって言ったのが気に入らなかったのかな?

 ちょっと調子乗りすぎた?

 でもそれにしてはなんだか嬉しそうな気もするし、不愉快ってわけでは……ないよね?


「おやおやニヤけちまって、デレデレじゃないかい。ブンブン揺れる尻尾が見えるよ」

「え、しょうなのカイしゃ? デレデレ?」


 じゃあさっきのは思い違いじゃない? それなら安心だけど。


「…………気のせいだろ?」


 そう思ってじっと見つめていると、気不味そうにふいっと逸らされた視線。

 視線の先に回り込んでまたじっと見つめていると、観念したのか片手で顔を覆っちゃった。


「……勘弁してくれ――」


 ちょっと顔が赤いように見えるから照れてるのかな。ふへへ。


「わたし達両思いねー」


 ついつい嬉しくなってカイルさんに抱きつくと、ステラもカイルさんに頭突きをしてきた。

 きっとステラもカイルさんのことが好きなのだろう。

 よし、モリアさんも加えて一緒にイチャイチャしようね!


「ふふっ。随分と仲がいいこったね」

「あい!」

「ところで、今日は何の用だい?」

「あ、しょうだった」


 危ない危ない。忘れるところだった。

 私はカイルさん達から離れてカバンの中を漁る。

 そしてその中から描いておいたデザイン画を取り出してラドスティさんに渡した。


「こういうのってばーちゃのとこで作れる?」

「ふむ……これは乗り物かい?」

「あい。カイしゃんの箒代わりの乗り物でしゅ」

「箒の……?」


 私はデザイン画をもとにラドスティさんへの説明を身振り手振りで伝える。

 するとすんなりと伝わったようで依頼を受けてくれることになった。


 というわけでカイルさんを交えつつ三人でボードの詳細を詰めていく。

 ついでにカイルさんの体のサイズも測って、大体のボードの大きさも決めた。

 そして素材として使ってもらう小さい冥府石を渡し、私達はラドスティさんのお店を後にする。


 次に向かうのは敷物屋さんだ。


「こんちわー」

「これはこれはメイ様、ようこそおいでくださいました」

「ちょっと商品見しぇてもらっていいでしゅか?」

「どうぞどうぞ。ご自由にご覧下さい」

「ありあとごじゃましゅ!」


 お店の店主さんから許可をもらってカイルさんとともに商品を見ていく。

 私達が何を探しているかというと、それは魔法の絨毯! ……に、できそうなシロモノだ。

 浮かせるのは私なので、ぶっちゃけ絨毯自体は普通のものでもオッケーなのです。


 条件としては厚めで、しっかりしてること。これは絶対。

 家にあるシートとかタオルケットとか、とにかく乗れそうなものにお試しでチャレンジしてみたけど、どうにもペラペラしてて不安定だった。

 しかも乗ってる場所がベコって結構へこんじゃうし、ちょっと見た目が悪い。

 へこまないように固定したら乗れないことはないけど、固いし乗り心地があんまりよろしくない。魔力も無駄に使っちゃうし、こうなると箒に乗った方が効率がいい。


 というか多分だけど大きな板に柔らかい絨毯取り付けたら一番効率良い気がするけど、それだとロマンがないでしょ。ロマンは大事よ。

 それにそこまでするなら雨の日でも大丈夫なように屋根つけたり、寒くないように囲ったり、座席つけたりとかなんかいろいろやりたくなってしまう。


 ――ていうか、もはやそれはもう車なのでは? 一気にファンタジーなロマンがなくなっちゃった。


 ちなみに雨は魔力で自分を囲っちゃえばどうにでもなるから今まではそうしてたけど、その分魔力使うし雨の日の外出はできるだけ控えるようにしてる。


「お嬢、これなんか良いんじゃないか?」

「む、どれどれ」


 カイルさんに呼ばれて品物を確認する。

 丈夫そうで厚い。しっかりしてそうだから合格。

 色は紫で、他は金や赤や青の糸で模様がついてる。


 たしかに良さそうなので、店主さんに許可を得て肌触りやら硬さなんかも確かめる。

 最後に広げてもらって大きさのチェックも忘れない。

 私、カイルさん、ステラにモリアさん。全員乗っても問題ない広さじゃないと意味ないからね。


 あともしかしたらの可能性のこととかも考えて、最低でも成人男性三人が座っても余裕あるくらいはほしい。

 もちろんフェルトス様とガルラさんとカイルさんのことだ。


「うん、けっこーいい感じ。これにしよっかにゃ」

「毎度ありがとうございます」

「あ、しゅぐ使うのでこのまま貰いましゅね」

「はい。かしこまりました」


 店主さんに絨毯の代金を払い、カイルさんに手伝ってもらって絨毯を影に入れる。


 ここでの目的を果たした私は、ホクホク顔で次の用事に向かう。

 それは買い物。買う物は大体決めてたのでこれはすぐに終わった。


 帰りはさっそく絨毯に乗って帰るつもりなので、門の外で買ったばかりの絨毯を広げます。


「……やっぱり私達だけだと広しゅぎゆね」

「でもその分くつろげそうだし良いんじゃないか?」

「しょれもしょっか。よち、みんな乗ってくだしゃーい」


 私の号令にみんなが絨毯に乗る。

 門番さん達も物珍しそうにこっちを見てるね。


 ちなみにカイルさんには絨毯のど真ん中に座ってもらってます。できるだけ下が見えないような場所ね。

 私はカイルさんの隣。その反対側にはステラが寄り添ってくれてるよ。怖がりな子分の面倒をみてる兄貴分的な空気を感じます。モリアさんはそんなみんなの前方、絨毯の上でお餅になってます。


「しょれじゃ浮かせるよー」

「お、おぅ」


 ちょっとカイルさんから緊張が漂ってるけど、気にせず魔力を流す。

 それ専用の素材じゃないからちょっと魔力の通りが悪いけど、問題になるレベルではない。それに使ってるうちに魔力が馴染んでくるだろうし暫くの辛抱だ。


 そうやって全体に魔力を巡らせた私はゆっくり絨毯を浮かせる。

 だいたい私の身長くらい浮かせて少しだけ様子を伺う。


 座ってる場所が無駄にヘコんだり、無駄にふわふわして揺れたりもせず安定感がある。


「カイしゃん、大丈夫そ?」

「……あぁ。これなら大丈夫そうだ」


 カイルさんも私と同じように自分の状態を確認してから、笑って返事をしてくれる。

 そんな彼の平気そうな顔に私も安心しながら笑顔を返す。


「よち。じゃあこのまま帰ろっか!」

「あぁ」

「みなしゃんまたねー!」

「じゃあな」


 私達の行動を見守ってくれてた門番さん達に手を降り絨毯を発進させる。

 最初はゆっくり、そしてカイルさんが慣れてきたところでスピードと高度を少しずつ上げた。

 高度が上がるにつれカイルさんの体が緊張で硬くなるけど、手を握ってあげていたら次第に落ち着いてくる。

 どうやら下さえ見なければマシらしいので、普通に飛ぶ分には慣れてもらえそうで安心した。


 それにしても、箒とはまた違った味わいがあってこれはこれでイイかも。

 みんなでわいわいしながらの移動は楽しいです!



 そんなこんなで、あっという間に注文の品の受け取り日。

 私達はさっそく朝からラドスティさんのお店に来ているのでした。


「ほら、これが注文の品さね。確認しとくれ」


 そういってカイルさんに手渡されたのは長方形の長い包み。

 私とラドスティさんに許可を得てカイルさんはさっそくその包みを解くと、中から出てきたのは注文通りの紫色の薄い板。カイルさんの腰程の長さで、横幅は少し広めに作ってある。

 裏側はすべすべしてて、乗る方の表側は滑り止めがついているのか少しざりざりしてた。

 板の真ん中には冥府石が埋め込まれてて、その周りには小さな蝙蝠がたくさん飛んでるようなイラスト付き。


 カイルさんは蝙蝠を足で踏みつけるみたいで嫌だって言ってたけど、私のちょっとした主張として入れたかったのでゴリ押させてもらった。うんうん、良い感じですね。満足です。


「ラティばーちゃ、完璧でしゅ。ありあと!」

「気に入ってくれたなら嬉しいよ。坊主はどうだい?」

「えぇ、素晴らしい出来です。とても気に入りましたありがとうございます」

「そりゃよかった」


 カイルさんも嬉しそうに笑ってるし、気に入ってくれたみたいでよかった!


「お嬢。早く帰って練習したいんだが、いいか?」

「もちろん良いよ。じゃ帰ろっか」

「あぁ」


 新しいオモチャを買ってもらった子供みたいにわくわくした顔を見せるカイルさん。

 その姿にほっこりしながら私はお会計を済ませる。


 そして神域に帰ったあと早々に練習を始めたカイルさんだけど、元々運動神経が良いのかすぐに乗りこなしていた。

 私もちょっと乗せてもらったけど、浮いてるからどんな道でも関係ないし、スイスイ動かせるのは楽しかった。


 私も今度作ってもらおうかな?


 それからお昼ご飯の準備のため、私は一旦カイルさん家に引っ込んだ。


 しばらくしてご飯が完成したのでとりあえずカイルさんを呼びに外に出ると、いつの間にか来ていたガルラさんがカイルさんのボードで遊んでいるのを目撃。

 アクロバットな動きを見せながらビュンビュンと乗り回してるガルラさんはすごく楽しそうだ。


 ちなみにフェルトス様はベンチで寝転がってそれをボケっと見てる。

 カイルさんはそんなフェルトス様の後ろでビシッと不動の姿勢を取ってたんだけど、まだフェルトス様に慣れないみたい。緊張がこっちにまで伝わってくるよ。


 わたしはそんな二人にとてとて近付きカイルさんに声をかけた。


「カイしゃん、ご飯できたから運ぶの手伝ってー」

「おぅ、わかった」

「フェルしゃま、ご飯持ってくるかやテーブルで待っててくだちゃい」

「ん。――おい、ガルラ。飯ができたぞ。降りてこい」

「うーい!」


 降りてくるガルラさんを横目に私はカイルさんを連れて家に入りご飯を運ぶ。

 家の中で食べてもいいけど、フェルトス様は広いところが好きだから外で食べる方が多いね。


 そしてみんなでご飯を食べ終わった後、私はいつものようにお昼寝タイム。


 だから起きた後にカイルさんから聞いた話なんだけど、ガルラさんがあのボード気に入っちゃったみたいでずっと乗り回してたらしい。

 杖より乗りやすいってさ。そりゃそうでしょ。

 しかもフェルトス様まで興味持っちゃって、ちょっとしたコースを空に作って遊び始めちゃったようだ。


 なんだかんだフェルトス様って勝負事好きだったりするのかな? 雪合戦やった時も熱くなってたし。


 私が起きた時に二人ともお仕事に戻っていったから、ギリギリまで遊んでたようです。


「なぁお嬢」

「どちたの?」

「お嬢もフェルトス様みたいにコースとかって作れんのか?」

「え、どうだろ?」


 正直わかんない。フェルトス様がどんなの作ったかもわかんないし。

 そもそも空に作ってもカイルさんは無理そうだから作るなら地上だよね?

 薬草園作った時みたいに土魔法使えばなんとかなりそうだけど、そもそも場所がない。


 とにかくフェルトス様に相談してみるということでこの場はお開きになった。


 その後、私からの相談を受けたフェルトス様がすぐさま許可を出して、ガルラさんが広場を作ってくれた。そして二人で協力して簡単なコース作りをしましたよ。障害物設置したり、輪っか作ってその中通るようにしたりね。

 あとは遊ぶときに魔力で作った設置物をコース上に何個か置いて、それを回収しながら進む感じ。それで何個回収できたか、かつ早いタイムを目指す、みたいな?

 まぁ、遊び方はそれぞれでいいと思う。


 広場は畑からも近いし、カイルさんの練習以外にも、ギルバルト君が遊びにきた時にも使えるしで一石二鳥です。

 作ったコースもカイルさんに気に入ってもらえたようで、ボード練習によく使ってくれてる。


 そのおかげか一週間もすればカイルさんのボード捌きはかなり上達しており、スピードとテクニックを併せ持っていた。


 これなら魔物が出ても問題なく振り切れるでしょう。

 それに伴い町にも一人で行きやすくなったと思うので、カイルさんの行動範囲も広がること間違いなし。


 そして上達おめでとうの意味も込めて、私から一つのカバンをプレゼント。

 フェルトス様に拡張魔法をかけてもらった特別なカバンです。ボードを使わないときはこれに入れておけば持ち運びも楽でいいでしょ。

 ちなみに腰にベルトでつけるタイプで、この間ボードの注文をした時に買っておいたのです。


 渡したときにとっても感激してくれて、ものすごく大切に使ってくれてるのを見てると私まで嬉しくなってくる。


 余談ですが、一時期このボード遊びがうちで流行ったことによって、フェルトス様とガルラさんがそれぞれ鍛冶神様に専用のボードを作ってもらってたのは内緒です。

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