番外編 お酒の行方
番外編ガルラさんのお願い の続編のようなものなので、未読の方はよろしければそちらを先にご覧くださいませ。
それと、いつのまにか評価人数が30件という新たな大台に突入しており大変嬉しく思います!
ブクマも70件を越しており感謝の言葉もありません!皆様本当にありがとうございます!
お酒が日常的に飲めるようになり、晩酌が楽しみになったフェルトス様とガルラさんの保護者二人。
今日も今日とて酒蔵にて本日飲む分のお酒を漁りにきたガルラさんについてきた私は、完成したお酒が保管してある場所を眺める。
最初は清酒しかなかったこの場所には、ティルキス様のおかげで今では本当にいろんなお酒が置いてある。
ワイン、果実酒、ウイスキー、ブランデー、ビールなんかも。伊達にお酒の神様じゃないねティルキス様。
本来は熟成やらなんやらで完成まで時間がかかるものも、酒神様直々の設備のおかげかあっという間にできてしまう。
そのせいでティルキス様は自分のところのお酒も完成したそばからガバガバ飲んでしまうらしいけど。いくら飲んでも作ればすぐできてしまう弊害ですかね。
我が家ではフェルトス様やガルラさんがよく飲む果実酒とか清酒は在庫補充はするけど、他のお酒はあんまり減らないから補充はたまにでいい感じ。
たくさんあるのでこの間町へ行ったときに、ノランさん達門番さんやシエラさん達騎士団の人にも少しだけだけどお裾分けしてみた。
もちろんお酒飲めるかどうか聞いてからね。特に門番さん達にはいつもお世話になってるから。
そしてこれが結構好評のようで、みんなから売って欲しいって言われちゃった。照れる。
でも売るほどじゃないし、たくさんあるから欲しいならまたお裾分けで持ってきますって言ったんだけど、みんなお金を出すって譲らないんだよね。
そこまで言うならってオッケー出しちゃったけど、ちゃんとフェルトス様とガルラさんに許可もらわなきゃいけないからちゃんとしたお返事は待ってねって伝えて今はまだ保留中。
それに勝手に商売していいのかもわかんないから、その辺もまた今度ノランさんにでも確認するつもり。
まぁ一応フェルトス様とガルラさんからの許可はもう取得済み。少しだけなら良いよって言われました。
あんまり大手を振って商売するつもりもないので、そのあたりは問題ありません。
なので今回はどれをどのくらい売りに出せそうかのチェックに私はついてきました。
「ねぇねぇガーラしゃん。清酒と果実酒以外だったらどれでもいいの?」
「おぅ。まぁ二つとも瓶一本分くらいなら分けてやってもいいけど。これはオレらがメインで飲む為に作ったわけだし、人間にくれてやるには惜しいからそれ以上はダーメ」
「あーい」
他は副産物だしと何やらつぶやいているガルラさんを放っておいて、私は余ってるお酒のチョイスを開始します。
余ってるなんて言ったらティルキス様が乗り込んできて寄越せと言われそうだけど。
あの人は少し禁酒をした方がいいと思う。いつもべろべろに酔ってるもん。シラフなのを見たことがない。
ちなみに瓶一本分とは一升瓶くらいの瓶を想像してもらえれば大丈夫です。
「うーん。じゃあやっぱりビールメインで、ういしゅきーとぶやんでーとワインをちょこっとでいいかなぁ?」
「いいんじゃねーの?」
二人はあんまりビールは飲まないから結構ある。
ウイスキーとブランデーはガルラさんが、ワインはフェルトス様がたまに飲んでるから売るのは少しだけ。身内優先です。
そんなこんなで売るものを決めた私は、後日お酒を入れる瓶を仕入れに町へとやってきました。
家では樽で保存してるので、誰かにあげるときは個別に移し替えなきゃいけないからちょっと面倒なんだよね。
一応瓶のストックはあるけど、今回は売り物用ってことで大量に必要だから足りないのだ。
「ノランしゃんこんちわ!」
「どうも、メイ殿。今日も元気ですねぇ」
「あい!」
元気だけが取り柄なところがありますから。
「あのね、ノランしゃんに聞きたいことがあゆんでしゅけど、今いいでしゅか?」
「いいですよ。ちょっと待ってくださいね」
そういってノランさんは詰所の中の人を呼んできて、仕事を一時交代してもらってた。
毎度ご迷惑おかけしてすみません皆様。
それからノランさんに詰所にお呼ばれしたので、もう一人の門番さんと交代してくれた門番さんの二人に頭を下げてから詰所の扉をくぐる。
「それで、聞きたいこととは?」
椅子に案内してくれたノランさんはいつものミルクを出してくれたのでありがたくいただく。
ステラとモリアさんの分までいつもありがとうございます。
「えっちょねぇ、この間言ってたおしゃけの件なんでしゅけど」
「どうなりました!?」
ガバリと身を乗り出して聞いてきたノランさん。興奮しているのかおめめが開いていてちょっと怖い。
私は少しのけぞりながらも、フェルトス様達の許可が取れたこと。でも販売数は少ないし種類は限定されること。売り出す際の値段設定は少しお高めになること。二ヶ月に一回の販売になること。などなど、決まったことを告げる。
話を聞きながらノランさんはそれはもう嬉しそうに笑ってました。お酒好きなんですね。
「たくさん売れるのはビールだけでしゅ。あとはういしゅきーとぶやんでーとワインがちょっとずつで、清酒と果実酒は瓶一本分だけ。これでもいいでしゅか?」
「もちろんです! 少しだけとはいえ、神々の酒を恵んでいただけるだけで我らは感謝の極みでございますゆえ!」
ひゃっほいとテンションが爆上がりしたノランさん。
この世界にもいろんなお酒がちゃんと存在してるし、飲みなれてると思うんだけどやっぱり私製のは味が違うみたい。
まだ飲めないからこれに関しては私にはわかんない。
あ、ステラとモリアさんがノランさんのこと冷めた目で見てる。
「しょれでね、売るのはいいんでしゅけど、どうやって売ればいいのかのご相談がちたくて。勝手に商売ってしちゃダメでしょ?」
「え、あぁ。そうですね。まぁメイ殿なら問題ないというか、誰にも文句は言えないと思いますが……」
「むぇ?」
そうなの? やっぱりここではフェルトス様の眷属という地位は高いんだな。さすが神の眷属。
「では私の方で諸々の雑務は終わらせておきますので、十日程お時間をいただきたいと思います」
「いいんでしゅか?」
「もちろんです。メイ殿に雑事をさせるわけにはいきませんからね」
「わぁ。ありがとうごじゃましゅでしゅ!」
正直その申し出はありがたい。
いろいろ手続きをしなきゃいけないとか言われたら、面倒くさくて辞めちゃってた可能性も否定できないもんね。
ノランさんの申し出をありがたく受けた私は、また十日後にと言って詰所を後にした。
次に向かうのは雑貨屋さん。いつもここで瓶を仕入れてます。
といっても今日は大量に買うし在庫の問題とかあると思うので、注文だけですけど。
お出迎えしてくれたおじいちゃんにご挨拶と今回の経緯を簡単に説明した私は早速瓶の注文をする。
ビール用、清酒用、果実酒用、ウイスキー用、ブランデー用、ワイン用。大きさもサイズも色も違うそれを必要分注文する。
五日程で用意できるとのことなので、また取りに来ることを告げた私はそのまま支払いを済ませた。
「そういえば、商品名は決まっているのですか?」
「ふぇ?」
「メイ様のお酒の商品名ですよ」
代金の支払い後おじいちゃんからかけられた言葉に私は口を覆う。
完全に忘れてた!
どうしよう、商品名なんて考えてはいない。
「せっかくですし、素敵なラベルも作ってみてはいかがですか? もしよろしければラベルもお作り出来ますが」
「うぅーん。しゅてきなご提案でしゅけど……名前考えてましぇんでちた」
「おやまぁ。ではここで考えていかれてはどうでしょう。お客様も今はメイ様以外にはいらっしゃいませんし」
「いいんでしゅか?」
「もちろんです」
そういっておじいちゃんは一度奥へと引っ込んでお茶とお菓子をもって帰ってきた。
おじいちゃんのお誘いのもと私は商品名を考える。
それぞれに名付けるのも面倒なので、一つだけ考えてそれを全部に使いまわそうと思います。
しかしいくら一つだけとはいっても、なかなかピンとくるものがない。うんうんと頭を捻る時間だけが過ぎていく。
チラリと足元にいるステラとモリアさんへ視線を向けるが、二人は最初からまったりくつろぎモードなので戦力外。ちくせう。
うーん。蝙蝠、冥府、冥界……単語が安直すぎる。
でも凝った名前にしたくてもそんなセンスないし、やっぱり安直でもそれっぽいので――
「冥土の土産……とか?」
メイ殿(の)土産、的な? なんちゃって! あはははは!
「ほぉ。良い名前ですな。確かに冥府へ持参する土産には十分すぎる代物。ではその名でお作り致しますね」
「ふぁ!?」
ちょっと待ってください、私のくだらない親父ギャグが商品名になるんですか!?
しかもこの言葉ちょっと縁起悪くないです?!
私がわたわたしてる間におじいちゃんはさらさらと何個かのデザイン案を書いて私に見せてきた。
わぁ、おじいちゃんデザイン上手ですね……。
ノリノリなおじいちゃんに、やっぱりやめるとは言えず、結局商品名は『冥土の土産』に決定してしまいました。
私が造って販売するお酒はすべて『冥土の土産』ということです。
もし人気が出たら個別で名前考えるかもだけど、今はこれでいいかな。なんか疲れちゃった、ははっ。
瓶の引き渡し当日。雑貨屋へと行くと、注文した瓶とともに大量のラベルも完成していましたよ。
おじいちゃん渾身のデザイン案で、すごくかっこいいラベルになりました。
ラベルはかっこいいけど……けど! なんか恥ずかしいよコレ!
でもおじいちゃんはやり切った満足顔してるし、私も笑顔でお礼を言って受け取っておきました。
そしてノランさんとの約束の日までまったりと詰め替え作業を開始する。
もう何度もやっている作業なので慣れたものだ。
魔法を使って作業するので手作業よりもはるかに効率がいいしね。
瓶を浄化の魔法で綺麗にしてからお酒を詰める。そしてラベルを貼る。
ガルラさんが手伝ってくれたんだけど、その時にラベルを見られた。
何か言われるかなと思ったけど特に何もなく、ただ良い名前だって褒められただけ。
絶対親父ギャグだということは誰にも言いません。私だけの秘密にします。絶対です。
褒められても素直に喜べなくて、曖昧に喜んでしまった私をガルラさんが訝しんでたのは内緒。
あっという間にノランさんとの約束の日がきた。
いつもの様に箒で町の近くまで来ると、私の姿が見えたのだろうノランさん達が手を振ってくれている。私も手を振り返し、門の前へと降りた。
「こんにちわノランしゃん! 今日はおやしゅみでしたか?」
箒を影に片付けた私は、いつもの二人を連れたったかノランさんのもとへと走り寄る。
今日は制服姿ではなく私服姿なのでお休みの日だったのかもしれない。
「えぇまぁ。でも大事な用事なんで気にしないでください。さて、すみませんがさっそく場所を移動しましょうか」
「あーい!」
ノランさんに抱っこしてもらい向かった先は見覚えのある建物。あれは騎士団本部じゃありませんか。
しかもまたもや見覚えのあるお兄様二人が門のところに立っている。
お兄様達に挨拶したノランさんはそのままスタスタと建物内へ。ノランさんは勝手知ったる他人の家とばかりに以前通された部屋に辿り着くと私をソファへと降ろして自分もくつろぎ始めた。
いいのかなぁ?
私がソワソワしてる間に今度は知らないおじさんが部屋に入ってきた。この人も男前ですね。
どうやらこのおじさんは騎士団長らしく偉い人でした。
怖そうな人だと思ったけど、以前お裾分けしたお酒のお礼を笑顔でしてくれたので、ちょろい私はすぐ警戒心が溶けちゃいました。良い人だよこの人。
その騎士団長さん――セドリックさんというらしい――の他にもあと二人一緒に入ってきた。
一人は気真面目そうな眼鏡のお兄さん。もう一人が神官服を着た優しそうなお姉様。
なんだかよくわからない組み合わせに心の中で首を傾げる私をそのままに話し合いが始まりました。
眼鏡のお兄さんはジェイドさんといって、領主様の息子さんらしい。
そして優しそうなお姉様はシンシアさんといって、神殿に所属する神官さんとのこと。
進行役はジェイドさんみたいで、私が子供だからかすごく簡単に説明してくれた。
そんな彼の話を纏めるとこうだ。
私がお酒を売るのは問題ない。税金も納めなくて良い。場所や人員はジェイドさん達で用意する。
私は販売分のお酒を用意するのと、販売時に少しだけでいいから売り子をしてほしいとのこと。
しかも売り上げは全部私が貰っていいらしい。
そのかわり、少しでいいから領主様や門番さん、騎士団の方にお酒の一部を優先的に売ってほしいと言われた。
そのくらいは多分平気。少しくらいならそれだけ別に用意しても良いしね。
あと、たくさん人が集まるので同時に屋台などの出店を出すことを許してほしいんだって。
もちろんその際の私の身の安全は保証するとのこと。もし何かあったら領主様が命を差し出す覚悟もあるらしい。
いや怖いって。そこまではしなくていいです。
とにかくたくさん人が来て商売チャンスだからプチお祭りみたいにして、イベント化したいってことですね。私からは取らないけど、他の人からお金を取る感じですかなるほど?
私にメリットしかないけど、本当に良いのかと確認すれば大丈夫とのことなので、ならそれでお願いしますとお願いしておいた。
あと、こんなに大事になると思わなかったから、用意できる本数がイベントの大きさに比べてかなり少ないということも伝えておく。
いやほんと、もっとこじんまりとした商売を考えてたからかなり少ない本数しか用意できない。
それ以上となるとこっちの作業が大変になるから無理だしやりたくない。
そこまでするくらいなら知り合いだけにお裾分けの形をとるよ私は。それかこの話は白紙にする。
そのことも伝えると構わないと答えられた。
むしろ希少価値があっていいらしい。そういうものですかね?
とにかくそれで話が纏まったんだけど、私はずっと引っかかってることがある。
なので質問はないかって聞いてきてくれてるジェイドさんに思い切って聞いてみた。
それは、シンシアさんは一体何をしに来たのかということ。
話を聞いてるとジェイドさんは領主さん代理。そして今回の企画の責任者で私の担当窓口みたいだってわかる。
騎士団長がここにいるのも私の護衛や会場の警備で必要だってわかる。
じゃあシンシアさんは?
まったくわからない。自己紹介の後もずっとにこにこ慈愛に満ちた笑顔で話を聞いてるだけで話に口は出さなかった。
失礼ながら、ここにいる意味ないんじゃないかと……。
そんな風に思っていたら、ノランさんが笑いながら教えてくれた。
どうやら私が何かをするという話を聞きつけた神殿関係者さんが『冥界神様関連なら我らの出番だろう!』と出張ってきたらしい。
販売のお手伝いもしてくれるようだ。領主様側と神殿側で半々負担らしい。
それで今回シンシアさんをここに派遣してきたようだ。
たしかに神様と神殿って関係は理解できるけど、今回はお酒の売買なんですけど大丈夫ですか?
生臭坊主とかって言われたり思われたりしません? 責任取れませんよ私……。
チラリとシンシアさんを見てみればすっごくいい笑顔で見つめ返されました。
もはや何も言うまい……。
あとは細かい当日の内容を決めていく。初回の開催日時や、お酒の販売総数などなど。
まず清酒と果実酒はそれぞれ瓶一本分しかない。
パニックや喧嘩などが起こらないように公平に抽選形式にするようだ。しかもそれもイベントとして大々的にやるとかなんとか。もう好きにして。
これに関しては領主様も公平に参加するらしい。抽選に参加する領主様ってなんか面白いな。
ビールは中瓶で四十本。ウイスキーとブランデーはそれぞれ小瓶で十本ずつ。ワインも白と赤が十本ずつ。
それぞれのだいたいの希望価格も伝えておきました。普通のお酒より割高になる強気な値段設定です。
仕方ないよね。だってこれ神様の手が入ってるもん。売るならそれなりの値段取らないと。
高すぎるって値下げ交渉があるかなと相手を伺ってみるも、あっさりジェイドさんに了承されて肩透かしを食らいました。
むしろもっと値上げをしてくださいとまで……まじですか?
神々の酒なんだから当然らしいけど、なるほどなぁ。レアかつブランドものだから値が張るのね。
二回目以降の開催については同じ量を用意する確約はしていない。
もしかしたら増減があるかもしれないからね。とにかく今は初回のお祭りを無事に終わらせることだけを考えよう。
開催日はちょうど一ヶ月後。お祭りの名前は冥界祭に決まりました。そのまんまですな。
そして私のお酒の販売は午後から開始。
朝は日課もあるし、お昼寝が終わってから来るのでそのくらいになる。
メインイベントの抽選発表は夕方の祭りが終わる直前にするそうだ。私はもしかしたら帰っちゃうかもだけど。晩御飯の準備もあるし。そこは臨機応変にね。ジェイドさんからの許可も取りました。
そうやってもろもろ取り決めをしてその日は解散。
細かい事は本当にジェイドさん達でやってくれるらしく、私は当日お酒をもって会場に行くだけだ。
あ、お釣り忘れてた。ちゃんと用意しとかないとね。
お酒の準備は終わっているので、あとはお祭り当日までゆっくりしましょうね。
そうしてお祭り当日。
一ヶ月前から予告されていたこともあって町は大賑わい。
そしてお酒の販売会場はなんと神殿前。
かなり広いし場所的にはいいんだろうけど、なんだかいけないことをしている気持ちになりました。
あらかじめ午前中に整理券が配られてたらしく、混乱もなくあっという間に完売です。
本数が少ないからお一人様どれか一本という購入制限があったけど、それでも文句も出ず行儀の良いお客様ばかりで一安心。
だけどお客様の中に、どう見てもティルキス様が混じってたのを見つけたときはびっくりしたよ。
思わず「何やってるんでしゅか!」って叫んじゃったもん。悪びれもせず「だって飲みたかったんだもん」って言われて呆れ果てちゃった。
さらに抽選券まで持ってたし。それは私が預かって、当選したら送りますからって言って帰ってもらった。
今回だけは仕方ないから特別だけど、次回からは遠慮してもらう。絶対遠慮してもらうもんね!
ただ他の人はティルキス様に気付いてなかったらしく、私のせいでちょっとした騒ぎになったのは反省点です。
しかも結果的に酒神様も太鼓判を押すお酒って箔が付いてしまった。
次回はまた一段と大変だなぁって騎士団の人のボヤキが聞こえてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
運営スタッフの方には別に報酬としてビールを振る舞うつもりでしたが、他にも何かつけますね……。
あっという間に完売したので、私もお祭りを楽しみたかったけど人が多すぎて断念。
でも騎士団長さんを始めガッチリ騎士様達がお祭りに連れ出してくれたので、少しだけだけどお祭りを堪能できた。
そしてせっかくの初回ということで、やっぱり清酒果実酒抽選会には参加することにした。
晩御飯は気にしなくて良いから祭りを楽しんでこいって保護者二人にも送り出されたしね。
抽選はかなりアナログな感じ。
数字が書かれた的を回転させてダーツを投げるやつ。私も投げさせてもらっちゃった。
結論から言うと、清酒の抽選にはティルキス様が持ってた番号が当選しちゃって、何かの意図を感じちゃったのは秘密。
果実酒の方は牧場のお姉さんが当選してたよ。すっごい喜んでた。
そうしてお祭りは大盛況で幕を閉じた。
大成功と言って良いのかはティルキス様の登場で微妙になっちゃったけど、みなさんのおかげで概ね成功でしょ。
何かを見ながらニヤニヤ笑っていたジェイドさんは見なかったことにして、私は運営スタッフさんに労いの言葉とともに用意していたビールと影に入れておいた秘蔵のお菓子類をプレゼントした。
お菓子以外に渡せそうなものがなかったんですすみません。次はちゃんと用意しておきます。
でもみんな嬉しそうにお礼を言ってくれたので、今回は良しとしてもらおう。
なんだかんだはじめてのお祭りは楽しかったです!




