表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
UNDEAD HUNTER  作者: Navajo
第一章 招かれた世界
11/29

~作品内の銃についての用語解説~





 今作では自動式散弾銃が登場いたします。

 しかし、自動式散弾銃についてご存知ない方も多いと想定し、作中に出てくる用語を解説いたします。


 紹介している順番は、弾を入れてから発砲するまでに関わる、手で触れる代表的な部分のみとなり、これらしか作中でも登場いたしません。









1.弾倉

 鉄砲が次に撃つ弾を保管する場所。マガジンとも言う。

 今作品のレミントンM1100は自動式散弾銃で、弾倉は銃身の真下に固定されている。


 チューブ状の筒に沿って、垂直に弾を詰め込む仕組み。日本国の法律上、二発が上限。



2.キャリアー

 弾倉に弾を入れ、弾倉から入れた弾が出てこないように保護する金具。



3.遊底

 次に撃つための弾を出し入れし、保管できる部分。入れた弾を薬室に送り込む機能を持つ部品。


 前後に動く。


 遊底が後ろに位置していると【開放】。弾の出し入れができる。弾は撃てない。


 遊底が前に位置してると【閉鎖】。弾が薬室に送り込まれて弾が撃てる。


 ライフルなどのボルトアクションでは、ボルトと呼ばれる部分。


 自動銃は、火薬の爆発を利用して、発砲すると遊底が自動的に前後に動く。


 ボルトアクションとは、これが自動的に前後に動かない手動仕様。


 上下二連銃にはこの遊底が無い。



4.ラッチボタン

 開放された遊底を手動で閉鎖させるためのボタン。


 遊底の真下に位置し、引き金の前方、弾を押し込むキャリアーと連なる位置にある。



5.コッキングレバー

 遊底を動かすための部品。金属の金具。


 抜き差しできる。このピンを遊底に差して手動で前後に動かす。


 これがないと遊底を動かせない。


 →開閉レバー

 レバーはいろいろな呼び方があるが、今作品では上下二連散弾銃にのみ使用。


 上下二連散弾銃は、銃を真ん中から折る仕組み。この開閉のロックを操作する金具。これは取り外しできない。ちなみに、水平式二連銃は強度の問題で現在はほとんど作られておらず、骨董品扱いですごく値段が高い。ソードオフとしてよくゲームに出ますが、超高価な武器。ついでに、日本では短くするのは違法です。



6.薬室

 遊底から送り込まれた実弾がセットされ、火薬を爆発させる場所。


 銃身への入口部分。ここで撃針が雷管を叩く。



7.機関部

 薬室にセットされた弾の雷管を叩く機械。撃針などの機械が詰まった部分。


 上下二連銃は銃を折って開き、カチッと閉じると発砲の準備ができる。


 自動式散弾銃は、遊底を引いて、ラッチボタンを押すと発砲の準備ができる。  



8.引き金

 弾を発砲する装置。機関部の撃針に雷管を叩かせる仕組み。



9.用心金

 引き金を間違って触らないように保護する部品。



10.安全装置

 引き金が引けないようにする装置。


 しかし、これがあっても銃を落とすなどの衝撃を与えると撃針が動いて暴発したりするので、あてにしてはいけない。


 基本的には薬室に弾を入れない状態で携帯し、全ての弾を抜いてから保管する。



11.銃身

 薬室から発射された弾を遠くに飛ばすための筒。

 筒の中は弾を安定させるために色々な仕組みのものがある。



12.先台

 散弾銃の銃身の下に付いた木製の部品。

 弾を撃つと銃身が火薬の影響で熱くて触れなくなる。なので左手で銃を支えるための台。


 散弾銃はこれがないと弾が撃てない。上下二連銃は分解してケースに収納するのが一般的なので、普段は外して保管する。



13.散弾

 散弾銃とは、小さな鉛の粒を遠くに飛ばす銃。


 その弾は実包と呼ばれる。散弾にも種類があり、散弾ではないものもある。


 以下、今作に出てくる弾に関する表現の一部解説。


 12ゲージ:散弾銃の口径の種類。つまり使う弾の大きさの規格。

 12番が一般的。20番も軽量で、山の多い日本では年配者や女性に人気。


 スキート用:9号という、とても小さな粒が入った競技用の弾。競技としては近距離の素早い標的を射撃する。


 トラップ用:7.5号という小さな粒が入った競技用の弾。競技としては遠くへ逃げる標的を射撃する。 


 00バックショット:9個の鉛の玉が入った散弾。狩猟用。地域によっては九粒で“きゅーりゅー”とも呼ばれる。

 法的な制限はありませんが、日本では危険なので好まれない。


 スラッグ弾:1つの大きな鉛の塊。散弾では無い。遠くに飛ばせる狩猟用。



 薬莢:鉛と火薬を詰め込むケース


 雷管:弾を発射する火薬に点火するための着火装置。叩くと爆発する。



14.装弾:弾倉に弾を補充すること。キャリアを通して弾倉の中に実包を押し込む行為。

 (給弾とも表現している)



15.装填:薬室に弾を送り込み機関部を作動させること。

 コッキングレバーを完全に引いて弾倉から弾を引き出し、ラッチボタンを押して遊底を動かすことで弾を薬室にセットする一連の動作。


 この動作が不十分だと機関部が正常に作動せず、弾が撃てない。



16.脱砲:薬室から弾を抜いた状態にすること。

 暴発を防ぐために必ず薬室を開放させ、中が空洞であるか確認する行為。


 安全装置が付けているから大丈夫ということは絶対に無い。



17.発砲:薬室に装填された弾を発射すること。


 銃を撃つことは簡単です。引き金を引くだけです。しかし、当てるのは難しいです。


 散弾は円錐状に広がる面で標的に当たりますが、一般的な弾丸は点で当たるのでさらに命中させるのは難しいです。


 また、正しい撃ち方でなければ体に大変な負担をかけます。


 使用する弾にもよりますが、軽い銃だと衝撃で人の腕の構造上、上に跳ね上がります。


 重い銃だとそれを軽減できますが、重くて疲れます。そうならないようにしっかりと銃を支えて構えて撃ちます。


 銃の種類と弾、射手の技量などで大きく変わりますが、少なくとも散弾銃は体で反動を受け止めます。


 この反動は体の芯で受けて逃がします。次の発砲に備えて銃がブレないように構えるためです。


 自動銃においては、この撃った反動を利用して自動装填させるための機能に使用します。


 しかし、この衝撃を体で支えずに、衝撃を逃してしまうと自動装填の機能に必要な爆発の力も逃げてしまい装填不良が起こります。


 ジャムるなどもこの現象の一つです。(他にも色々あるようです)


 そしてこの作動不良を起こす起因は遊底の仕組みでもあります。


 遊底が前後に動く仕組みである、火薬の爆発する力、撃った衝撃の利用がうまくいかないと遊底が正常に動きません。整備不良も動作不良に繋がります。


 手動式の銃はこの問題があまりありません。ですが、連射するには限界があります。

 その代わりに一発の威力が高い弾が利用されることもあります。しかしその分火薬も多く、反動も強いです。


 上記を踏まえると、銃を片手で撃つ行為は命中精度、身体的負担、構造上の問題で、ふさわしくありません。


 もちろん可能ですが、可能にするための銃と射手に準備が必要となります。


 ですが、それらを無視すると、予想外のトラブルが発生し、作動不全、暴発、誤射などの危険な問題が生じます。


 必ず銃は実銃、玩具に限らず、安全管理を守って、銃口を人に向けず、安全に使いましょう。

 



参考資料:狩猟読本、他








 ※作品を読む上での最低限必要な仕組みの解説ためですので、必要以上の詳細な解説は省きます。


 普通の人はラッチボタンなどというものの存在も理解できないので、補足として掲載します。

 私も最初は装弾と装填の違いが分からなかったのですが、現在は上記のように理解しています。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ