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作者: こち

気持ち悪い

ヌメヌメしてぷくぷくしてゲコゲコして

大嫌い

なぜだろう

とても愛しいはずなのに

あなたが蛙に見えてしまうのは


高校1年の冬。

いつも通りの帰り道。

最寄り駅で降りる。

2人。

ふと袖をひかれた。

顔は知っている。

いつも駅を利用する人。

それ以上でも

それ以下でもなく。


ずっと前から話してみたかった。

一緒に帰ろう


いいですよ


彼女を認知したのは多分

その日から。



好意を向けられているのはすぐ分かった。

私もそれに応えようとした。

必死に話題を振った。

まるで手足をばたつかせる

おたまじゃくしのように。



きもちわるい


気づかないようにしてたのに。

頑張ったのに。

もうダメだ。


あなたは悪くない。

悪いのは自分勝手な私。


ごめんなさい


近寄らないで


しょうがないよ


だって


あなたの顔が今では


蛙に見えて仕方がない


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