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第7話 スキルを使おう。

今僕は兄上と剣を交えあっている。

どうしてこうなったかを説明をしよう。




━━━━━━━━━━━━



━━2時間前 スキル練習中━━


「スキルってこうやって使うんだね」


僕の回りには黒い影のようなものが何体かいる。

これらは影魔法で出したシャドウというものだ。

他にも影魔法には瞬間移動に似たものや、影で相手を一定時間行動不能にするもの等があるらしい。


(まあ、瞬間移動なんて覚えられるのはもっと先の事なんだろうけどね)


「よしっ!次は隠密神の加護だな」


(確か本で読んだ感じだと一部スキルの強化と、任意で気配を消すことが出来るみたいだね。)


僕は気配を消してみる事にした。


しかし……


(どうしたら気配を消せるんだろう?)


気配の消し方が分からなかった。


(確か地球の動物には周囲に体を同化させて身を守っているのがいたから、イメージとしては同化させる感じかな?)


僕は周囲に溶け込むような感じでやってみる。


(こんな感じかな?

てか、これで本当に消せてるのかな?

ちょっと確かめてみよっと)


僕は父上がいる書斎へと向かった。


━━━━━━━━━━━



書斎の前まで来た。

僕は細心の注意を払いそっと部屋に入った。

どうやら父上は本を読んでいるようだ。

僕は父上の背後に回ろうとする。

しかし……


「誰だっ!」


気づかれてしまったようだ。


「すいません、父上。少しスキルの練習をしていて、ちゃんと気配を消せているのか試したくて……」


「何?それは初めてなのか?」


「ええ、使ってみたかったので」


「まさか……いやっ。でも……」


「どうしたんです?父上」


「いや、何でもない。それよりノエル、少しレオタードと模擬戦をしてみないか?」


「兄上とですか?別に構わないですけど……」


━━━━━━━━━━━


という事があり、今に至る。


「良いか?それでは……始めっ!」


父上の掛け声と同時に兄上は無魔法で自身を強化した。


僕は強化できるスキルが無いので、影魔法でシャドウを出し、兄上を翻弄する。

そして隠密神の加護で気配を消し、背後に回る。

短剣を逆さに持ち替え、兄上に襲いかかった。

(決まったっ!)


僕がそう思ったその瞬間……




僕は兄上に槍を向けられていた。


「なっ!」


「これで僕の勝ちだね、ノエル」


「そこまでっ!」


父上の合図が掛かると兄上は槍を下ろした。


「ノエル、最後まで油断は禁物だよ」


「はい……ところで兄上、さっきはどうやって分かったのですか?」


「ああ最後の?あれは見切りだよ。相手の攻撃がなんとなくで分かるんだ。

ノエルこそ、気配がほとんど消えていたけどどうやったの?」


「隠密神の加護ですね。気配とか消せるようになるみたいで」


「そうなんだ」


等と、会話していると父上がやって来た。


「ノエル。ノエルは無駄な動作が多い。これは圧倒的に経験が少ないからだろう。もっと練習をすればきっとローズフェルト家の中で一番強くなれるだろう」


「分かりました。僕頑張って経験を積んで見ます」

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