第12話 2日後
お知らせで「来週には出します!」とホラを吹き、はや3週間。
本当にすいませんでしたぁぁぁ!
作者が、新しいiPadを入手して、舞い上がってゲームをしすぎたことが今回の原因です。はい。
いつも、深夜に書いているのですが、その時間もゲームに置き換わってしまいました。
今回のは、だいぶブランクがあったため、書き方等が変わってしまっているかもですが、生暖かい目で見てやってください。
(懐かしい夢だな。
"あいつ"は、
ボクの初めての友だちで最高の親友だった。
いつも一緒で、よく二人で笑ったな……
でも、"あいつ"は確かボクが転生する二年前━━高校一年生の時に通り魔に刺され死んだんだ。
ボクを庇って……
そして、救急車で運ばれて病院に着いた頃にはもう………)
コンコンッ
「ノエル様入りますよ」
ノエルが古い記憶を懐かしんでいると、メイドが入ってきた。
「どうしたの?」
「朝食のご用意が出来ております。」
「わかった。すぐに行くね。」
ボクは朝食の準備をして、みんながいる食堂に向かった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日で、ハンバーグ騒動から2日がたった。
とりあえず、ボクが転生者だということがバレたのかは定かではないが、警戒しておかなければならないだろう。
それ以前に、ボク以外の転生者はいるのか?
ボクは神のせいで死んだからそのお詫びにって事で転生したわけだし、いるとは思えないけど……
ボクが考えることに没頭して家に食堂が見えた。
ボクが食堂に入ると、母上の他に意外な人達がいた。
「姉上に兄上!?」
なんとそこには、学校に行っているはずの姉シャルロッテと兄レオタードがいたのだ。
「やっほー、ノエル!お姉ちゃん来ちゃった!」
「来ちゃったじゃないですよ!学校はどうしたんですか、学校は!」
「休んだ!」
「はぁっ!?そんなことしたら父上に叱られますよっ!」
「いや、ノエル。今回は父さんからうちに帰ってくるように言われたんだ。」
「父上が?それはどうして……」
父上がわざわざ兄上達を招集するような事なんて…
「さあ?僕達も、至急家に帰ってこいとしか言われてないからね。詳しいことは父さんに聞こうか。」
態々兄上と姉上を帰らせてまで話さないといけない話って………
ま、まさか、ボクが転生者ってことか?
いや、でも、転生者だと断定するには情報が少ない…………はずだ。
「そ、そうですね。父上に聞かないと分かりませんね。」
不安を隠しながら、ボクは席に着いた。
時間にして数分がたった。
食堂のドアが思いっきり開かれた。
入ってきたのは何やら慌てた様子の父上だ。
「すまないみんな。少し領内でかなり大きな魔物が現れたらしい。私はその対処に行くんだ。だから、例の話はまた今度になる。
本当にすまない。」
「大丈夫ですよ、父さん。
それより、早く討伐に向かってください。」
「ああ、それでは行ってくる。」
嫌な予感がする……
作者は頑張りました。
明後日にもう一本出します。