"親友"
昨日更新と言っておきながら、投稿出来ませんでした。
すいませんでした。
言い訳ではございますが、受験前最後の投稿となるため、文章を私の語彙力を最大限活かして書こうとしていたのですが、
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小学生低学年。
このぐらいの子どもは基本的に友達と遊ぶ事が多いだろう。外で走り回ったり、家の中でゲームをしたり。
数えればキリが無い程遊んでいるだろう。
しかし、僕はそのような遊びをしてこなかった。
その頃、僕は大好きだった両親を交通事故で亡くした。
それの所為なのか、どうなのかは分からないが、僕は友達を作ることが出来なかった。
しかし、そんな僕の人生が明るくなったんだ。
あの日を境に……
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その日は何の変哲もない日であった。
僕がいつも通り一人でいると、一人の男の子が話しかけてきた。
『睦月は何でいつも一人でいるんだ?』
男の子は不思議をそうに僕に問う。
その子は初めて話すはずなのに呼び捨てだった。
でも、友達がいない僕には新鮮だった。
『誰も遊んでくれないんだよ……』
なぜ、僕は答えたのだろうか?
特に答えるつもりはなかったはずなのに、自然と言ってしまった。
男の子はニコッと笑い言った。
『ならさ、こっちでオレたちと一緒に遊ぼうぜ!』
意外な言葉だった……
『僕が…行って…いいの?』
『あったりめぇじゃん!せっかく遊ぶなら1人でも人数多い方が楽しいしな!』
その子は僕に出来た、最初で最後の"親友"。
春。夏。秋。冬。
いつでも僕達は一緒だった。
これからもずっと一緒にいれると思った。
だって、これまでもずっと一緒にいたんだから。
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それは普段と全く変わらない1日………だった
『睦月、今日帰ったらモンダムしようぜ。』
『いいよ。━━━。でも、僕、モンダムやるの久しぶりだから弱いのからにしてくれよ。』
━モンダム━
モンダムとはモンスターキングダムの略称だ。
これは子供から大人まで楽しめる本格狩りアクションゲームで、僕達もよく遊んでいる。
『しゃーねぇ。んじゃ、最初は上級のデビルジョーにすっか!』
『おいおい、デビルジョーとか、全然強いやん!?少なくとも弱くはないやん!?』
『えぇー?あいつは攻撃のダメージがでかいだけで、動き単調じゃん。
あんなんノーダメでいけるっしょ!』
『はぁー。じゃあ、あとで動き教えてね?』
2人でいつも通り他愛もない話をしていると、何やら道の先が騒がしくなってきた。
『あいつ、━━を持ってるぞ!』
あいつってだれだよ……
あと、道のど真ん中に集まらないで欲しい。
そんなことを考えていると、ふと視界に鋭利な刃物を持った男がこちら側に逃げていることがわかった。
━━━も気付いたようだ。
『おいっ!お前ら、どけ!邪魔なんだよこのナイフでぶっ刺されてぇのか!?』
ナイフの男が怒鳴る。
ヤバい……あいつ、こっちに向かって来てる!
このままじゃ……
あっ死んだわ…これ。
自分と相手の距離はだいたい3m。
今から走り出そうとしても、後ろを向いた瞬間グサリだ。
ここは潔く自分の死を受け止めよう。
そうしよう。
そんなことを考えていると横から強い衝撃を受け、地面に伏した。
すかさず、後ろを振り返ってみると親友が倒れている。胸にナイフが刺さったまま。
『お、おい!大丈夫か!?しっかりしてくれよ!』
『心配…すんな……』
『で、でも!こんなに血が……』
『………』
『おい!しっかりしろよ━━━!』
『睦月……………』
『ど、どうした……?』
『 ありがとな…………』
その言葉を残し、僕の親友は帰らぬ人となった……
皆様、当作を楽しみにして頂き、ありがとうございました。
完結は致しませんが、この投稿をもって、3月頃までの活動を休止致します。
今回は私の能力を最大限に活用して、書きましたので、『面白かった!』『作者、受験頑張れ!』と言う方はぜひ、下の方から評価、感想、レビュー等をしてやってください。
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