表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブサメン転生  作者: ユタユタ
23/69

お久しぶりね。

お久しぶりね



「すみませんでした」

寺院を出るとシャロンは深く頭を下げた。

「ははっ。いいよ。良い経験になった。でも、あんまり目立ちたくないんだ。強くもなりたくないし。それは分かって欲しいかな?」

「どうして強くなりたくないんですか?」

シャロンが首を傾げている。

「シャロンはさ俺がどれだけ強くなると思う?」

「それはもう絶対に世界一です!!!」

「うん。世界一になったらどうなる?」

「世界一になったら最高です!毎日ゴロゴロできます。働かなくても大丈夫です」

シャロンは両手をグーにして熱く語る。

「そうなるかな?」

シャロンの手を引いて宿屋の方へ歩き出す。

「シャロンはさ。隣に剣を抜いて持つ人がいたらどうする?抜き身の剣を持つ人の隣でご飯をゆっくり食べられる?」

「食べれないです」

「どうして?」

「落ち着かないです」

「じゃあ、隣の国が大きな武器を手に入れました。その武器を使えばこの国を一瞬で滅ぼす事が出来ます。でも手に入れただけです。使いません。シャロンは信用する?」

「信用しません」

「わかった?」

シャロンは小さく頷いた。

俺がしゃがんで手を広げるとシャロンが飛び込んできた。

抱えて立ち上がる。

「シャロンは賢いな。でも、そういう事。国が強いのはまだ良いんだ。でも、個人が強いのは良くない。俺がどの国に住むかどうか。重要になってこない?フッフッフ!どうしようかな?魔物に協力してやろうかな?なんてさ」

「ごめんなさい」

シャロンが頭を擦り付けてくる。

「いいよ。それでも、神聖魔法はあった方が良いとは思っていたんだ」

肩にある小さな頭を撫でる。

「シャロンもそう心配してくれたんだろ?」

シャロンは小さく頷いた。

「ありがと、シャロン」



抱えるシャロンの背中を撫でながら宿へと歩いた。

シャロンは俺に怒られてショボくれたままだ。

怒りすぎてしまったようだ。俺を心配しての行為とは気付いていたから。強くは言わなかったのだけど。

宿屋の手前でシャロンと同じぐらいの背丈の女の子がいる。

「今晩は義明様」

いきなりその少女が話しかけてきた。

ゴシックロリータを彷彿とさせる格好をしており、かなり身なりにお金がかかっているのが分かる。

「お久しぶりね」

やべ!誰だよ全然わかんね。

「分からないよね。でも良いの」

良いのかよ?

もしかして、、、ストーカーとか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ