ストーキング
ストーキング(信二視点)時間少し戻ります。
どうも。ストーキングの達人の信二です。
今日も絶賛ストーキング中。
義明は女の子の奴隷を連れて魔物の討伐へと向かっているようだ。
まったく。義明のくせにあんな可愛い子を連れて。絶対エロい事をしてるに決まってる!このど変態!
なんつって。
義明はそんな奴じゃあ無いんだよね。
わりと正義感が強いんだよ。
見た目はアレだけど。
とはいっても今じゃあすっかりイケメンだけどね。
さてさて、回りの見晴らしが良くなってくると何だか背中がモゾモゾする。
俺って、俺の前に固有スキル《生粋のストーカー》のおかげで、気配に敏感何なんだよね。
たくさんの魔物がいるのが分かる。
魔物の数は百近い。
大丈夫なのかと義明を心配していると。
驚愕に頭の中が真っ白になる。
「よ、よ、義明?」
たくさんの義明がノッシ、ノッシと歩いてくる。
こいつらがオークなのか?
肌のスベスベした義明が剣を片手に歩いてくる。
む、む、無理だ!義明にこいつらを殺せる訳が無い!
ダメだ義明!コイツらだけはお前が殺っちゃあダメだ!!!
俺は思わず前に出ようとするが義明はなんと素手で殴りかかった!
さすがだ!気絶させるつもりだな!
納得だ!お前に生き物が殺せる訳が無い!
それでいい!!それでいいんだ!
握り締める手に汗が滲む。
どんどん魔物は倒れていく。
「義明様!さすがです!」
最後の一頭を倒すと女の子が駆け寄って言った。
「おい!危ないぞ!」義明が言う。
そうだ!そいつらは気絶してるだけだぞ!
「え?全部死んでますよね?」
え?そうなの?
「あああぁぁぁ!!!!!」
と義明が叫ぶ!
えぇ!殺したのぉ~?!
よ、よ、義明ー!!!!
心の中で叫んだ。
「って感じっすね」
お姫様に最近の義明の様子を報告していた。
「その奴隷の幼女だが。勇者様、義明様はどうなのだ?」
「いやぁ。二人は良い感じっすよ?」
敬語とかさ難しいよね?なれないわぁ。
「その?好きなのか?」
「いや?大事にはしてるみたいるっすけどね?」
「大事にしてるのか?」
「まぁ、そうっすね」
「フムフム」
報告も全然なれないわぁ。
こういう仕事的な事はさ。高校生にはちょっと早いよ。要点を付いて喋るとかどんな高等スキルだよ!
「良し!では決めたぞ!」
お姫様は拳を握りしめて立ち上がった。




