いざ換金
いざ換金
冒険者ギルドの受付カウンターに行くとマロンさんがいた。
俺を見つけたマロンさんは手を振った。
「キャー、義明君!こっちこっちぃ!」
マロンさんの勧めで、マロンさんに全部やってもらった。
俺の称号が勇者だったり、スキルが多かったり、他の冒険者やギルドのスタッフには隠した方が良いだろうとの事だった。
前回適正を見る部屋に再び案内されるとマロンさんにスカーフを剥がされた。
そしてマロンさんの豊かな双丘が俺の腕にくっ付けられる。
「んー!義明君やっぱり良い匂いがするぅ!」
女性の耐性は低いというのに!
「ずるいです!」
シャロンも俺に抱きついてきた。
まてまて。
何とか二人を剥がしてステータスをチェックする。
レベル5
240/240
151/151
力 138
敏捷102
魔力120
体力112
そして、新しくスキルが追加されている。
剣術レベル8
マロンさんが俺を見てうっとりしてる。
しかし、どうしたら良いか分からない。普通のイケメンさんはどうしているんだろう?
アイドルは投げキッス的な事をするのか?
それともウィンクか?
両目同時で良いならウィンク出来るぞ。
「義明君、もう能力値なら中堅クラス。スキルはもう剣術だけでも上級クラスと言っても大丈夫ね」
「トータルで考えるとどうですか」
シャロンが聞いた。
「それはもぅ、勇者でしょ!」
「そうですよねぇ~!キャー!」
女子二人でキャッキャやってる。
「しかも、凄かったんですよ!義明様!襲いかかってくるオークを見て、なんと剣を手放したんです!」
「え?どうしたの?!」
その話やめて欲しい。
「なんと素手でオーク達を皆殺しにしたんですよ!!」
あっ、涙出てきた。
「なにそれ!スゴーイ!!」
いたまれなくなった俺は、
「そろそろドロップアイテムを買い取ってもらおうかな?」
そう申し出た。