冒険者になろう。
冒険者になろう。
「おっ!」
めっちゃビビった。
前も自分の顔を鏡で見るとめっちゃビビったけど、今は全然違う意味で。
顔を触る。うーん。これはイケメンだ。男の俺が掘ってもらおうか悩むレベル。
「どうしました?」
俺の声にシャロンが俺の声に心配して来てくれた。
「いや、ちょっとね」
それから準備をして宿を出た。
なんせ金を稼がなければいけない。
姫様から貰ったお金は有るけどいつまでももつわけではない。
そこで、冒険者ギルドに行くことにした。
魔物と言われる者を狩ってお金をもらう。
魔物は物によっては換金出来て優秀な冒険者は若いうちに魔物をバンバン狩って。ある程度お金が貯まると田舎に引っ越して悠々自適な生活を送れるらしい。
話だけ聞くと『これだ!』って感じがするが、魔物を俺に殺せるのだろうか?
疑問だ。
だから俺はもっと違う仕事を考えたのだが、シャロンに勧められて思わず『じゃあ』と言ってしまった。
冒険者ギルドに付くと受け付けに行く。
ちなみに顔にはスカーフを巻いて目だけを出している。
シャロンの勧めでこれを巻いてから安心して街を歩けるようになった。
そして、受付でもどうしたらいいかシャロンに聞いていた。
「適性を見てもらいたい」
そう言ってギルドカードを渡す。
「かしこまりましたぁ」
それから個室に連れていかれると鏡の前に立たされた。
「ではぁ、そのまま動かないでくださいねぇ」
慣れた感じで進んでいく。
「はぁい。ではぁ、あなたの適性ですがぁ、、!キャャアアア!!!」