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ショート・ショート 『奇病』

「・・・そんな風におっしゃるのなら、ご自分でなさってくださいッ!」



そう強い口調で言い放って突然嫁が怒り出したのは、疲れがたまり始めた水曜日の朝だった。



深夜、帰宅しても嫁は子供と二人実家に帰ってしまったのかいなかったので、木曜日の朝食はコンビニで買うことになった。



あの豹変は一体、何だったのだろうか。



・・・。



きっかけはある朝の何気ない一幕で、目の前に出されたトーストを前にして、『今日は時間がないから、食べずにでるわ』と嫁に声をかけた時だった。



最近、サッカーに夢中で、朝練がある中学生の息子は既に登校して家にはいない。



「あらあら、じゃあ冷蔵庫においとくわね」といつもなら言うはずの嫁は何を思ったのか、突然、机を強く叩くと身体を震わせながら前述の非難を絞り出すように吐いたのだ。



『・・・!?』



私は唖然としながらも何しろ朝は忙しいので、そのまま震え続ける嫁と話し合う時間も無く、『ごめん』と一声かけて迫る通勤電車の時限に慌てて家を出るしか出来なかった。



ここだけの話だが、夫婦仲は良好だったと思う。



嫁に対しても世間一般の亭主よりは気をつかってきたつもりだ。



連日飲みに歩かない、言葉づかいに気をつける。



どれも当たり前のことで、十三年経った未だに気をつけているつもりだ。



ところがどっこい、今朝の嫁の豹変した態度。



一体全体これはどうしたことだろうか。



振り返ってみても早朝、目覚めのにこやかな挨拶からのハグ、ニュースを見ての談笑、どれもこれもいつも通りのことで、朗らかな笑顔を湛えた嫁に一切の違和感はなかった。



食べずに出かけるはめになったトーストについても、「いいよいいよ、じゃあ冷蔵庫にいれとくね」と笑って流せる話だったはずだ、普通ならば。



私は目の前で夕立の空のようにみるみる暗い顔をして、目を剥き、口角泡を飛ばす嫁を思い出した。



はたしてヒステリーかなにかの精神疾患であろうか、それとも私のどこかが悪かったのだろうか。



結局、答えのでないまま床についた私はその夜、延々と夢とうつつの間を往復するはめになった。



・・・。



次の日の朝六時十分、結局眠れなかった私はいつもより十分早く家を出ると人目を避けるように足早に近所を歩き抜けた。



早朝独特の冷えた風が眠れず火照ったきりの肌を撫でる。



私の住んでいる「S明台」はN県との境に二十五年前に開かれた新興住宅街で、兄弟のようにそっくりな家が向かい合うあたりには平日の朝恒例の生活音があふれている。



十分ほど歩いて駅に着くと、始発が五時半にある「F見岩駅」はもうすでに活動を始めていて、夜が未だ裾をゆらす薄暗い中を鉄道独特の機械音がうごめいている。



まばらに距離を空けて駅舎に飲まれていく通勤客を横目に見ながら、私はコンビニに向かった。



このコンビニに寄るのは何年ぶりだろうか、いつもは弁当を持たされるから寄らないのだが今日は特別である。



まわりより早めに出たつもりだったのに、駅前のコンビニ、「デカストアF見岩駅店」はやっぱり通勤客で混みあっていた。



恐ろしいことにレジを待つ人の列が通路から溢れて、入り口にまではみ出している。



私はめぼしい総菜パンを手早く選ぶとすみやかに列の最後尾に着いた。



通勤ラッシュに慣れきった男性店員は、その前髪で隠した顔を上げることなく雑な手つきでレジを捌き続けている。



「・・・はい、・・・四百五十五円になります・・・んッ!?」



また奇妙な態度が起こったのは私の番になった時だった。



目元を前髪で完全防御した陰気な店員が金額の受け取りで顔をあげると、何気なくふと私と目線がからんだ。



すると何故だろうか彼は突然ぎょっとした顔を作ると慌てふためいたように手元を乱したのだった。



(・・・?)



一瞬走った驚きのあと、私は苦いものが胸に広がるのを感じていた。



密かに行列で並ぶ中で焦れて抱いていた不快感がふと顔に出てしまっていたのだろうか。



マエジマ君の怒った顔を見たことがないと昔から私は友人達にいわれ続けていて、感情を表情に乗せないことについてはいささかの自信があったのだが、どうもいけない。昨夜の疲れのせいだろうか。



いかんいかん、引き締めねばと、職場に向かう電車の中で私は猛省することにした。



・・・。



しかし、家庭の悩みというのはどんなに平静を振る舞ってはいても表にでるとはいうものの、職場に置いて起こったことは今朝コンビニであった事よりもよりももっと奇妙だった。



営業の売り上げ確認、外回りの部下に対しての指示書きなど通常業務においては絶えず打ち寄せてくる眠たさ意外はいつも通りに進行したものの、異変が起こったのは、『あ、ごめんだけどこれコピーとってくれないかな』と優しく新人の若い子にお茶を頼んだ時だった。



「・・・っ!」



突然引きつった表情をして、その受けた衝撃を隠さず、入社して二年目になるゆとり世代の彼女、サナダさんはお茶を持ってきてくれた。



そのときの彼女のあまりの態度の豹変ぶりに、私の表情がおかしかったのだろうかと不安に思い、引き出しから取り出した鏡を見ても特に異常は無い。



一体何だというのだろうか。



私の会社は保険の代理店をしていて、地区長としてこのT地区界隈を任されているのだが、こんな様子ではとてもじゃないが外回りにいく所ではない。



『あー、サナダさん、悪いけど今日早引きさせもらうから』



「は、ハイィ!か、かしこまりました!」



サナダさんはぶるぶると震えながら返事を返してきた。



(異常だ・・・)



最後まで要領を得ないまま私は会社を早退することにした。



・・・。



家に帰っても嫁からの留守電は無かった。



真っ暗なキッチンのテーブルでは今朝、朝食に使ったきりの皿がそのまま息を潜めている。



その奥のカウンターでボンヤリと輪郭だけになったFAX兼電話機は何も光を発せず沈黙してただの静物と化している。



電話をするべきかどうかという意識は常にあったものの、結婚して早十三年、そう騒ぎ立てるものではないのではないかという思いもあって結局しなかった。



(まあ一週間ぐらいすれば落ち着いて帰ってくるだろう)



迷いを振り払うように明かりをつけると、私は買ってきた弁当を開いて食べ始めた。



・・・。



私を取り巻く状況が変わったのはそれから三日後、不定期の地区会議で支部長が来店したときだった。



支部長は私より十歳年上で、一年半前、私が支店長になってからのつきあいだが、剛胆な笑いがよく似合う、悲しいかな意識して敬愛すべき人物だった。



本来の会議は二週間後なのだが、「近くまできたから」と言ってつい私の店にまで足を延ばしたという。



『これはこれは・・・』



突然の来店に驚きと苦痛を感じながらも、いつも通り恭しく報告を始めた私に突然支部長は目をまるくして信じられないものを目の当たりにしたかのようにまじまじと私の顔を見た。



(まさか支部長までおかしくなるとは・・・)



その支部長のまさかの豹変ぶりに驚きながらも、指摘すると失礼になるかもしれないと思い、私はただひたすら気づかないふりをした。



(そうだ、最近の競争激化でストレスを抱えているのかもしれない)



私は決して刺激しないように、いつもよりさらに丁寧に話すことを心がけた。



しかしながら私が説明している間にも支部長はさらに目をむいたり、顔色をころころと反転させたりした。



やがて最後に顔色を土色にした支部長は、「ごめん、ちょっと外の空気吸ってくるわ」と言うと、おとついからなにやらぎこちないサナダさんに声をかけ、外で何やら話し始めた。



私も追いかけて外に出ようかと思ったのだが、額に皺を寄せた支部長の難しい顔と突然泣き出したサナダさんを見ていると、これは放っておいたほうがいい案件だと思い直し、店舗の中から伺うだけにした。



・・・。



「いやー、ごめんね・・・ちょっと思い当たることがあってね」



三十分後に再び店内に入ってきた支部長はさっきとうって変わって笑顔で、ことさら陽気さを飾った振る舞いをした。



「んー、率直に言うね・・・マエジマ君・・・君・・・大丈夫?」



『えっ何がでしょうか・・・』



支部長の発言に衝撃を受けながらも、私は脳内で素早くこれまでの自らの対応を振り返っていた。



強面の上司の突然の来訪にも笑顔で対応した。



普段から部下にも丁寧に接している。



私の対応に特に問題と思われる対応は見当たらなかった。



(私のいままでの対応に落ち度はなかったはずだ・・・)



「んー、やっぱり気づいていないか・・・」



『へ?』



「君、いまタメ語で話しているんだよ」



『はっ?』



「それも喧嘩売ってんじゃないのってくらいの荒い言葉づかいで」



・・・。



次の日、支部長直々の命令で私は有給を取り、病院に行くことになった。



「ここ、私の知り合いが利用した事があるのだが、今の君にこそいいと思うよ」



そういって支部長が指示した医院は名前を「サルサラクリニック」といい、市中心部から少し離れて、私の店舗から私鉄で二つ目の駅だった。



嫁、サナダさん、そして支部長の豹変ぶり。



はたまたコンビニの店員の態度もそうなのかもしれない。



それらすべての奇矯な振る舞いの原因が私であると言われても、まったく合点がいかない。



ともあれ、どこか割り切れない思いを背負いながら私は病院にむかうことにした。



・・・。



実際に見る医院は想像以上に小さく、駅前の雑居ビルの一室を借りて営業している個人病院のようだった。



「サルサラクリニック」と緑の字で書かれたガラス戸を開くと中は小さな待合スペースとなっており、カーテンで仕切られた奥から黄色い声がかかる。



「いらっしゃいませー、お電話のあったマエジマ様ですねー」



医院は予約制で、昨日電話したときと同じ明るく、整った若い声だった。



おずおずとカーテンをくぐった先の診察室はなぜか薄暗く、灯が落とされている。



室内を照らすのは机の上のローソクの明かりだけで、その闇の中で四角いパソコンの画面が浮いて光っている。



やがて薄闇に目が慣れて目をこらすとやけに身体の線が浮き上がる白衣を身にまとった若い女性が診察台に座り、こちらを待ち構えていた。



「はじめまして、医師であるサルサラ・ミサです。本日はどうなされましたか」



受付だと思っていた若い声の主は驚いたことに当院の女主人だった。



サルサラと名乗った女医はそう名乗ると顔に不釣り合いな大きなめがねを整え、驚いて立ちすくんだ私に着席を促し、静かに診察を始めた。



・・・。



「『アベコベ病ですね」



『は?』



「あー電話でそうではないかと見立てたのですが、これはやっぱり『アベコベ病』ですね」



『アベコベ病?』



「はい、正式には『反転性神経反応症』といいましてね、現代の『奇病』の一つです」



『奇病?』



「奇病・・・ご存じないですか?」



サルサラと名乗った女医は二三度私の身体をつねったり撫でたりして反応を確認すると、机のパソコンに向かい、電子カルテになにやら打ち込みを始めた。



「原因や治療法のまだ解っていない病気を『奇病』と定義しているんですよ。あまりにもサンプル数が少ない為に学会や論文ではオカルト呼ばわりされてまともに相手にされない場合も多いのですが・・・」



サルサラによるとここは「奇病」と呼ばれる「難病の一種」を主に扱う専門の医院らしい。



そしてサルサラは奇病の専門医だというのだ。



薄闇に完全に目が慣れて、私があたりを見回すと、診察室の棚には瓶詰めにされた生薬や見たこともない標本がびっしりと並んでいて、さらにサルサラの着ている奇妙な白衣にいたっては実は白衣ですらなく『アオザイ』と呼ばれる東南アジアの民族服だった。



「これに対する患者の反応を見るのも診察のうちなのですよ」



サルサラは先ほど、艶のある生地をつまみながら蠱惑的な笑みを浮かべるとそう言った。



「では、説明いたしましょうか・・・」



薄い闇に浮かぶサルサラの肌はアオザイと同じく白磁を思わせる白さで、よく見ると秀でた眉に切れ長の目、その整った顔立ちにろうそくの明かりが紅をさして今や幽界の住人のような凄絶な美貌をまとっている。



私はひとしれず息を飲んだ。



そんな私を知ってかしらずかサルサラは続ける。



「まあ普通の患者さんだったら驚いたり、中には怒り出したりするんですけどね。マエヤマさんのときには異常な程に冷静さを保っていられたので、そこで病名を確信いたしました」



『アベコベ病・・・?』



私はもう一度サルサラが言っていた病名をつぶやいた。



「はい『アベコベ病』。・・・『反転性神経反応症』は神経の反応が反転する病気です。つまり怒ったり、悲しくって泣いたりする神経の反応が逆になって表面に出てしまうんですよ。」



(あ・・・)



私はようやく妻や支部長らの態度が突如豹変した理由がわかった様な気がした。



私が豹変してしまっていたのだ。



私としては常々丁寧な対応を心がけていたが、その私の態度が病気によって逆に発露したらどうだろうか。



つまりあの日、私は突然なんの脈拍もなく乱暴な態度や言葉使いをつかいはじめたのだ。



心の中では『後で食べるから』と思っていたのが、実際は「こんなもの食えるか!」などと、いやもっと酷いことを言っていたのかもしれないし、「お茶をくれませんか」と恭しく頼んだ振る舞いが「ゴラァ!茶持ってこんかい!」と怒鳴っていたのかもしれない。



私はじんわりと汗がにじむのを感じた。



そんな私に気をむけることもなくサルサラは続ける。



「・・・普段感情をコントロール出来ている人にこそこの症状が出るみたいでしてね・・・いつしか外界に対する感傷が機械的になってしまって、混信してしまったんじゃないかと言われています。・・・それでもまだアベコベ病だとずいぶんマシなほうですよ・・・私が知っている限り、奇病の中にはある日突然虫に姿を変えるものだとか、全身が腫瘍に覆われて、七色の膿が吹き出すとかそういう日常生活を放棄せざる得ないものもありますからね・・・」



『・・・先生!この病気は直るのですか!』



サルサラの説明を受けながらも私は激しく動揺していて、とにかく一番聞きたい結論をすぐにサルサラにぶつけていた。



「はは、その落ち着いた振る舞いは「病気が治るかどうか」をお聞きのようですね」



ふりむいたサルサラは質問の意図を理解すると、身体をこちらに向け、すこし渋い顔をして話を続けた・・・。



・・・。



診察を受けたその日の夜、私は出された診断書を持って嫁の実家を訪ねていた。



嫁の実家は市街から山一つ超えた水の清い田舎町である。



久しぶりの大自然に遊び足りない、帰りたくないとゴネる息子の横で嫁は落ち着きを取り戻した私の説明を静かに聞いていた。



今嫁にかけるべき言葉を一言一句冷静に考えながら、私はサルサラから教わった『アベコベ病』に対する方法を思い出していた・・・。



・・・。



「・・・考えて見れば簡単なことなのですよ・・・」



薄暗い診察室でサルサラはそう言うと身振りを加えながら続けた。



「マエヤマさんの場合は病気が進行して、もはや逆転がほぼ100パーセントになっているみたいですので、常に逆にすればよろしいのですよ」



「逆・・・に?」



「そう、『丁寧にしたいとき』は『おもいっきい乱暴に怒って』逆に怒っているときには『完全なる平静』を装う・・・」



サルサラによるとこの症状に対する完全な施術はまだ見つかっていないそうだ。



「申し訳ないのですが、この病気にたいする完全なる治療法というのはないのですよ・・・直ったという症例もあるのあるのですが、それもいつの間にか治っていたというありさまで・・・」



ともあれ原因はわかったものの、この病気とこれからも付き合っていかなければならないということだった。



「ともあれ一ヶ月後でも様子を見ましょうか・・・またいらして下さい・・」



そういうとサルサラは妖艶な笑みを浮かべた。



・・・。



さて、発症から二ヶ月が過ぎた。



この厄介な奇病、『アベコベ病』だが、だんだんと慣れてみるとそう障害に感じることが少なくなってきた。



それどころかある意味では痛快でもあることが判明した。



よくよく考えて見ると、いままでのようにとりあえず人前で丁寧であろうとするならば、ただひたすら『乱暴』に対応していればいいのだ。



『あ、知るか勝手にやるからなボケ』



と対応すれば、



「はい、全身全霊を持って対応させていたただきます」



となり、



『お前なんか知ったことか!』



と叫べば、



「お客様のことを第一に考えております」と変換されるのである。



これは実に痛快で、ある意味、善良な人間の仮面を被る為にいままで背負っていたストレスから解放されることを意味していた。



無能な部下や、きついノルマを掛けてくる上司に対してボケ、死ねなどを職場で平気に返せるのである。ある意味では奇病ではなく祝福ではないだろうかとすら私は思い始めていた。



そう考えだした一ヶ月後の日からサルサラの医院には私は行っていない。



そう、社会人は忙しいのだ。



・・・。



それから半年が経った。



しかしながら今朝は勝手が違って、私は焦っている。



今日は本社にて半年に一回の全体会議がある日である。



これには支部長どころか社長、会長まで揃って参加する。



『アベコベ病』に関してはもはや完全にコントロール出来ているものの、昨晩資料作りに手間をとられて、夜更けまで作業していた。



そのせいで「明日は本社行きだから二十分早く起こしてくれ」と嫁に伝えるを忘れていたのだ。



そして今朝目が覚ましてみると、都計は普段の起床時間を指していた。



二十分遅れである。まずいな。



『アベコベ病』による内心はコントロール出来ても遅刻はごまかせない。



私はあわててスーツに着替えると足早に一階におりた。



そのままリビングを通過してすぐさま玄関に向かうと、「あなたー、トーストどうするのー」と嫁の抜けた声が背中に掛かった。



「あ?遅刻やばいからすぐ家出るわ・・・勝手に捨てとけ、ボケ!」



急いでいる私は嫁に大声で対応すると振り返りもせず外へ出た。



早朝の「S明台」はいつものように新興住宅地特有の騒がしさで包まれていた・・・。



・・・・・・・『奇病』 完

質問、批評お待ちしております。

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[一言] だろうな。だろうな。と思いつつ最後まで読んで見ると、やっぱりそのとおりだった事に喜びを感じつつ、その表現方法に感服致しました 一人称視点で認識のズレを表現するのに「と『を使い分けるという…
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