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黒の執行者-Black Executer-(旧版)  作者: 黒陽 光
第五章:過去からの刺客!? 凶悪逃亡犯の名は戦部 戒斗
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太陽は昇った

「ふわぁ~あ」

 市街の中心部にほど近い場所に建つ、新進気鋭の企業、光川重機械工業の本社ビル。築五年程しか経過していないこのビルの一階応対カウンターで、スーツの胸ポケットに『中田』と書かれた名札を吊り下げている彼は一人欠伸を欠いていた。彼の仕事はカウンターに座り、来客への応対と案内をすること。

 現在時刻は午後五時半をとうに過ぎている。普段なら五時には別の職員と交代して退社出来るのだが……本日は会社のご重役様達が揃って何かの記念パーティ。それに出席する来客のチェックや案内その他諸々のせいで、中田という名の彼は残業を強いられていたのだった。中田の隣にはもう一つ椅子があり、そこに座るはずの相方は背後で半開きになっているドアの向こうの警備員室で、常駐警備のおっちゃんとコーヒーでも飲んでいるのだろう。

「お偉いさん方は今頃上で楽しくパーティ。俺はクソみてえな受付で残業。勘弁してくれよったく……」

 周囲に誰も居ないのをいいことに、中田は大きな溜息と共に愚痴を零す。それと同時に自動ドアが開かれ、客が三人、ビル内へと足を踏み入れた。中田は慌てて疲れ切った表情を直し、応対用の営業スマイルに豹変させた。

「本日は、どのようなご用件で?」

 見る者が見れば作り切った笑顔だと分かる表情で、中田はカウンターの前に立つ三人の来客へと声を掛けた。一人は長身痩躯。ヒョロヒョロっとして栄養失調じみた身体と顔つきの、腰まで届くウェーブ掛かった髪の女。何故か白い白衣を纏っているのは気にしない方がいいのだろうか。もう一人は男で、身長は普通よりちょっと高いぐらい。髪型は没個性的なありふれた黒髪で、上半分だけフレームの無い眼鏡を掛けている。彼の顔付きはどこかで見覚えがあるような……そんな気がするが、何かに引っかかったように出てこない。まあ、前に来た曲となんとなく似ているのだろう――そう判断した中田はそれ以上気にすることは無かった。

 極々一般的な黒のスーツを着こなしている彼は良い言い方で普通。悪い言い方をすると平凡だった。人間の気配や見た目などからは独特な『色』のようなモノが自然とあるというが……この男はその『色』が薄い。色が全く無いとまでは言わないが、白衣の不健康女と比べるとあまりにも薄かった。

 その色の薄い彼の背後に控えるのは――幼女、か? 身長は見た感じだと150cm後半ぐらい。蛍光灯の灯りを淡く反射する、流れるような黒髪は短く切り揃えられている。彼女もまた、黒いスーツを身に纏っていた。しかし男物のようにも見えるが? とにかく、なんとも奇妙な来客だということは間違いなかった。

「ああ、上のパーティにお呼ばれしてね」

 白衣を着た不健康そうな女が中田に話しかける。彼女に中田は相変わらずの作り笑顔で「お手数ですが、お名前は?」と応対した。それに対し彼女は短く名乗った。自分が最上もがみ すばるだと。

「ああ、貴方があの有名な」

 いつもより何トーンか高めな営業トーク用の声で言いつつ、中田は彼女ら三人の奇妙さにはある意味納得していた――それも当然。目の前に立つこの不健康で栄養失調を患っているようにしか見えないこの女はサイバネティクス技術の権威。今日現在の高性能義肢技術を確立させた立役者で、世界で初めて人工的な筋肉ユニットを完成させた天才医師、最上もがみ すばるその人なのだから。相当な変人だと聞いていたが、想像以上だ。身体中から『私は変人だ。崇めよ』みたいなオーラを全力で発している。この超絶変人な来客と天才医師が同一人物だとは、とても思えない。いや、思いたくもない。しかしまあ、天才とは得てしてそういうモノなのだろう。歴史に残ってる天才には奇人変人の類が多かったって言うし――そう考えることによって中田は、無理矢理自身を納得させることにした。一応カウンターの内側に置かれたPCで照合して、彼女が正式な招待客だということを確認。

「最上様……はい、確認できました。つかぬ事をお伺いしますが……後ろのお二方は?」

「ん? ああ。彼は学生……まあ、弟子みたいなもんでね。私がここのパーティに出席するって言ったら是非来てみたいと聞かなかったもんで、連れて来てしまったんだ。名前は有澤ありさわ 達也たつや。ちなみに後ろの可愛いは彼の妹で有澤ありさわ さくら。何か問題でもあるかな?」

 中田の問いに対し、ひょうひょうとした態度で答える昴。面喰いつつ「少々お待ちください」と断って電話にて上司に伺いを立ててみたが、二つ返事で許可されてしまった。釈然としない中、中田は「どうぞお通りください。あちらのエレベータをお使いになって、パーティ会場は二十階です」とエレベーターホールを示して告げた。

「知ってるよ。ありがとう。それじゃあ行くよ、有澤くん」

 一言だけ礼を言って昴は、弟子とその妹を連れてエレベーターホールへと歩いて行ってしまった。

「……変な招待客も居たもんだな」

 エレベータの到着を待つ三人に聞こえない程度の声で、中田は溜息交じりに呟いた。





 チーン、と小気味良いベルを鳴らし、到着したエレベータへと乗り込む栄養失調じみた長身痩躯の白衣を纏った女医、最上 昴に続いて有澤ありさわ 達也たつや――もとい、変装した戒斗は乗り込んだ。続いて乗り込むのは、有澤ありさわ さくらと偽名を名乗った遥。

「乗ったね。乗ったなら閉じるよ」

 言って昴はエレベータ扉脇のパネルを操作し、扉を閉じて目的の二十階のボタンを押した。軽い上昇感と共に上へ、上へと三人を乗せたエレベータは昇り始める。

「あんな適当な理由で大丈夫だったのかよ。今更遅せえけどよ」

 壁にもたれ掛かり、戒斗は疲れ気味に問う。その問いに昴は「ま、大丈夫じゃないかな。他の人間ならいざ知らず、私だしね」と答える。

「んな根拠でいいのかよ……」

 呆れ気味に呟く戒斗。その背中、腰の少し上辺り。羽織った黒いスーツのジャケットの下に身に着けた革製のSOBホルスターに収めているのは使い慣れたミネベア・シグ……ではなく、ステンレスの回転式拳銃リボルバー、S&W M686だった。これは相手に自分が帯銃していると気づかせない為。いつも通りのミネベア・シグだとかさ張る上、どうしても箱型弾倉を携帯する為のスペースが大きく取られる。しかし背後に隠すという性質上、弾倉ポーチは持ち歩けない。しかし回転式拳銃リボルバーなら箱型弾倉ではないから、弾はバラでポケットの中に入れておけばいいし、纏めたスピード・ローダーを用いたところで大してかさ張りもしない。それに今回選んだM686は銃身の短い2.5インチモデル。ミネベア・シグよりも8mm程だが全長は短く、秘匿性にも優れている。ある程度の攻撃力は残しつつ、コンシールド・キャリー(隠し持つ)ことに徹底した戒斗の判断だった。レニアスの店でたまたま格安で手に入った上、.357マグナム弾もこの間遥がそこそこの量持ってきてくれていたことも幸いした。

「……まあ、立ち振る舞いに気を付けておけば大丈夫なんじゃないでしょうか。まさかこんな所に戒斗が来るなんて思ってる人間は居ないでしょうし」

 隣で遥が呟く。彼女は戒斗と違い別段顔は割れていないので、特に変装はしていなかった。ちなみに彼女も、ジャケットの下に短刀型の高周波ブレード『十二式超振動刀・甲”不知火”』を隠し持っている。

「だといいんだがね……」

「ホラホラそんな辛気臭い顔は止めだ。そろそろ着くよ」

 昴が告げるとすぐに、エレベータの上昇は止まった。乗った時と同じくベルが鳴り、扉が開かれると三人はエレベータから降りた。六つのエレベータ入り口があるエレベーターホールからすぐ見える位置に、本日の目的、パーティ会場はあった。フロア全体がこういう時の為の大型ホールなのだろう。数か所のドア以外に仕切りらしき仕切りは無く、ここからでも窓の向こうの夜景が望めるほどだった。ホール全体は白熱灯の淡い光で照らされ、落ち着いた雰囲気だった。絶え間なく流れ続けるクラッシック音楽が会場の上品な空間に花を添えている。各所に置かれた純白のテーブルクロスの掛けられた大きな丸いテーブルには様々な料理が並んでおり、スーツやドレスで正装し談笑を楽しむ客人達の手にはワイングラスが握られている。立食パーティのような、そんな雰囲気だった。

「さて、行こうじゃないか」

 昴は白衣の裾を翻しホールに向かって歩き出す。その姿は正装だらけの空間で物凄く異質というか、場違いにも見える。が、彼女にそれを気にする様子はない。

 戒斗も遥を連れ、彼女の後を追う。途中ボーイにシャンパンが入ったらしきワイングラスを勧められたが、「悪いな、未成年だ」と言って断った。昴はちゃっかり貰って飲んでいるが。前を歩く彼女に声を掛ける客人が多い辺り、やはりサイバネティクス技術の権威は伊達じゃないと痛感した。しかし当の彼女は声を掛けられたところで「やあ」とか適当な挨拶て手振りで返すだけで歩みを止めようとはしない。

 そうして歩いていく彼女だったが、ある一人の初老の男を見つけると立ち止まり、声を掛けた。

「ああ、これはこれはどうも。お越しいただきありがとうございます。最上博士」

 頭髪や髭に白髪の目立つ初老の男は自分に話しかけてきた相手が昴だと気付くと、深々と頭を下げつつそう言った。彼のスーツは見ただけでも高級品だと分かる。それも恐らくはオーダーメイドだろう。

「いやいや博士はよしてくれ。昔のことだからね。それよりもすまないね。一度断ったのに来るなんて言ってしまって」

 しかし昴は臆することなく、旧知の友のように男に話しかける。男はにこやかな表情のまま「構いませんよ。寧ろ私としたら光栄なことです。なにせ我が社がここまで成長したきっかけの義肢技術を、ここまで発展させた第一人者なわけですからな。そんな貴女をゲストにお呼びできるのは嬉しいことですよ」と言葉を返した。

「んー、まあそうだけどね。ちょっと私の弟子みたいなのがどうしても来たいって聞かなくて」

 困ったような表情の昴の言葉を聞くと、男は戒斗達に視線を向け、「彼らが?」と言った。

「そうだね。彼がその弟子みたいな学生の有澤ありさわ 達也たつや。その後ろに居る可愛いが彼の妹の桜ちゃんさ――紹介するよ達也くん。彼が光川重機械工業の代表取締役、所謂社長の光川みつかわ 孝弘たかひろさ」

 ”達也くん”のところをわざとらしく強調して昴は言う。戒斗は自分に奇異の視線を向けてくる男――光川にとりあえずは名乗っておく。それに習って遥も名乗っていた。勿論二人共、偽名だが。

「……ほう。貴女が弟子を取るとは」

 愛想笑いを浮かべる戒斗をじっくりと観察しつつ光川は感嘆したように言う。

「まあ私も、夢にも思わなかったがね。たまたま気分で開いた講義に出た達也くんが妙に気に入ってしまってね。気付いたら師弟関係みたいなのになってしまっていたよ」

 いつも通りの愛想の欠片も無い口調で昴は言い放つ。すると光川は再びにこやかな笑みを浮かべ「そうかそうか。君が最上博士の……楽しんでいくといい。新製品のサンプルや、話題の医療用パワードスーツも展示するからね。後でここのギャラリールームを案内しよう。ついでに研究室も。最も、研究員は殆ど帰ってしまっているがね」と愛想よく言った。

「それじゃあ最上博士。すいませんが一旦この辺で。スピーチの準備やら色々ありますので」

 昴に一言断って、光川はどこかに去っていってしまった。

「……戒斗、研究室ということは」

「ああ、何か手掛かりが掴めるかもな……」

 小声で告げてきた遥に、戒斗も頷き返す。研究室――つまり、ここの義肢技術を担う一端の場所だ。何か、サイバネティクス兵士、もしくは”方舟”に関する手掛かりが掴めるかもしれない――戒斗と遥、二人の考えは一致していた。

「その時になったら俺が奴の注意を引く。その隙に遥は探ってくれ」

「御意」

 周りに聞こえない音量で呟き、今後の方針を確定した。間抜けな社長が企業秘密のバーゲンセールへとご案内してくれるまでは、パーティを楽しませて貰うとするか――戒斗は立ち去る光川の背中を今一度視界に入れ、ふと思った。





「ふわぁ~あ」

 その頃、一階の応対カウンターでは中田という名の社員がまたも欠伸を欠いていた。外は既に真っ暗。あの奇妙な三人組を通して以来来客は全く無し。彼の気が緩むのも当然だった。カウンターからも見える窓の向こう、大通りの歩道を歩く若いカップル達が妙に恨めしく見える。畜生俺だって、こんな残業がなけりゃあんな風に――

「って、そもそも女が居ねえんだった……」

 彼女無しの独り身であったことを思い出し、落胆と共に中田は呟く。彼も残り数ヶ月すれば二十六歳を迎える。ここでの仕事はそう悪いモノでは無いが、いかんせん出会いが全く無い。学生時代には彼女が居たことは何度かあったが、就職した途端これだ。毎日毎日外回りの営業マンや、どこかの重役みたいなおっさんの応対ばかりの日々……別段苦になる仕事ではないのだが、いかんせん精神的にキツいモノがあった。たまには華やかな女性の来客に応対だとか、同僚の女性社員と談笑を楽しみたいものだが――

「何を言うんだ中田ぁ。女が居ねえのは俺だって同じよ」

 隣に座ってそう言う彼も、男。同期入社で、今となっては受付係の相方たる西川という名の社員だった。隣に座るこれが若くて可愛い女の子だったらどれだけ良かったか……なんて日々思うのだが、流石に彼が不憫でならないので敢えて口には出していない。ちなみに受付係に女性社員は居るのだが、会うことは少ない。

「西川テメー。お前は半年前まで居たからいいじゃねえか。俺なんて入社半年で別れたぞ」

「それでも今は居ない。ならお前と同じさ」

「度合いがちげーよ」

 来客が全く来る様子が無いのをいいことに、堂々と雑談を始める二人。

「これで営業課とかに配属だったら、まだマシだったんだがなぁ」

 西川の呟きに、中田は「だよなぁ」と呟き返す。

「「はぁ……」」

 最終的な二人の結論は、溜息だった。ここでどれだけ言ったところで、外を歩くカップル達のようにする相手は二人には無く、この仕事で出会いが無いのは変わらない事実だった。

 二人が重ねて溜息を吐いたところで、自動ドアが開かれる。こんな時間に来客とは、随分と遅刻だな――そんなことを思いながら、来客の姿を見ようと視線を動かす。

「――やあ。今日のパーティ会場は、ここで良かったかな?」

 またも、三人組だった。その先頭、時期外れな黒のトレンチコートを羽織り、そのポケットに両手を突っ込んでいる金髪の外国人らしき白人の男は流暢な日本語でそう言った。後ろにはこれまた奇妙な、ラフなジーンズと黒いタンクトップ姿の丸メガネを掛けた丸刈りのアフリカ系の黒人ともう一人、黒髪にスーツ、角ばった眼鏡と一見誠実そうな日本人が控えていた。三人共、大きな黒いボストンバッグを肩から下げている。とてもじゃないが、これからパーティに出席するような人間には見えなかった。

「ええ。創業十五周年記念パーティなら、こちらの二十階ですが」

 三人の姿に面喰いつつも、いつも通りの対応で返す中田。

「……失礼ですが、どちら様でしょうか? 招待状をお持ちなら、お手数ですが拝見させて頂きたいのですが」

 いつになく真剣な顔の西川が、トレンチコートの白人へとそう告げた。ここまで神妙な顔付きの西川は、中田とて見たことがない。

「招待状? ああ……」

 ニッと歯を見せ笑いつつ、白人の男は右のポケットを探る。

「招待状ならあるぜ」

 男がそう告げて右ポケットから何かを取り出すと、短い小さな破裂音と共に何かが中田の顔に掛かった。何かと重い中田が顔を拭ってみると――手に付いたのは、紅い、紅い液体――そこで、中田の意識は途絶えた。

「――地獄へのな」

 呟く白人の男――ジョンソン・マードックという名の彼は右手に持った消音器サプレッサー内臓の自動拳銃、ルガーMk.Ⅲの銃口から微かに漂う白煙を口で吹き飛ばすと、手振りで後ろの仲間達に指示しつつ、自分はカウンターを飛び越え警備員室のドアを開けた。中でパイプ椅子に座り、監視カメラと睨めっこしていた初老の警備員が振り向く前に容赦なく射殺した。再びトレンチコートのポケットにMk.Ⅲを収めつつ、警備員室へと二人分の死体を引きずってくる二人の仲間を横目に無線機を手に取った。

「こちらは親鳥。太陽は昇った(Rising Sun)。繰り返す、太陽は昇った(Rising Sun)。子供達よ、飛び立つのだ」

 何かの暗号らしき言葉を無線機に向かって告げ、ジョンソンはボストンバッグから銃床の折り畳まれた砂色の突撃銃アサルト・ライフル、SCAR-Lを取り出し銃床を展開。両手に携えた。各所のアタッチメント取り付け用ビカティニー・レールには光学照準器ホロサイト、銃先端部にはフラッシュ・ライトが取り付けられていた。銃を保持するハンドガード底部には垂直に安定用のフォアグリップが取り付けられている。

「ユージはここで監視カメラの監視。ボブは俺と付いてこい」

 仲間の二人は頷く。ユージ、と呼ばれた日本人の男は先程まで警備員が座っていた椅子に座り、もう一人、ボブと呼ばれた黒人はボストンバッグから取り出したMP5A5短機関銃サブマシンガンを手にジョンソンの後に続く。

 エレベーターホールで堂々と煙草を吹かしながら待つジョンソンと、その背後に立つボブ。すると数分もしない内に、続々と彼の仲間が合流してきた。その数約十人。白人、アジア人、黒人と人種は様々で、共通することと言えば皆が皆何かしらの火器で武装していることだろうか。

 彼らは二つのエレベーターに五人ずつ分かれて乗り込む。向かう先は――二十階のパーティ会場。

「ショーの始まりだ」

 ゆっくりと上昇を始めるエレベーターの中、ダニエルは呟く。

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