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27話

 1週間俺は小隊でVRシステムで、大会のフィールドとなる様々な場所で訓練していた。

 ちなみに抽選の次の日文也が服がボロボロで、魂が抜けかけてるかの目をしてフラフラで帰ってきた。その翌日文也は前日の記憶がまるっきり無くなっていたが…ピンピンしてたので問題ないだろう。それ以外は特に変わったことなどなく、1週間が過ぎた。

 大会は第3闘技場となるとこである。第3闘技場、俺はそんな建物があるのは知らなかった。この学院広過ぎるんだよ、まだまだ知らない建物とか沢山ありそうだぜ。

 闘技場はサッカーのスタジアムのように中央の楕円形の場所が戦う場所であり、その周りに階段状に観客席がある。フィールドの上空には巨大モニター画面が東西南北に抜けてそれぞれ3個ずつ魔法で浮いている、全体の大きさもスタジアムと同じくらいであり、それほどデカイ建物が3つもある。1年の武術大会はその3つ目、第3闘技場でおこなわれる。

 一日目はAグループの戦いだけがおこなわれる。俺は休日みたいなもんだったが、薫がAグループに属するため応援&下見で闘技場に来ていた。ついでに文也と北枝も一緒に来ている。俺はVRシステムは知っていたし体験もしたから分かるが、ほとんどの人たちは分からないため、ほぼ1年全員が集まっていた。

 正直この規模のスタジアムに100人しか使ってないってオカシイと思う、まあその代わりどこでも自由に座れるから良いんだけど…

 ジュラルミンケースを持った筋肉野郎がフィールドの中央に現れ

「おし、それでは学年別武術大会を始める。第一試合の面子は降りてこい。ちなみにフィールドと観客席の間には魔法障壁が張ってあるから魔法を飛ばしても大丈夫になってる。」

 筋肉野郎はジュラルミンケースの開け、中から複数の球体取り出し

「この球体がお前達を追うカメラだ。動くものを追う。」

 カメラはテニスボールくらいの大きさで筋肉野郎が起動したらしく、空中に浮いて動きまわっている。

「稀に魔法ぶっ放して当てる奴もいるが、カメラは頑丈にできている問題ない。気にせずおもいっきりやれ。」

 さらにケース中から2個腕輪をとりだし

「いいか、みなもよく聞け。この腕輪が勝敗を判定する。二人とも着けろ。」

 降りてきていた第1試合の人がそれぞれ腕につけると青く光だした。

「青い光が赤に変わったら負けだ、この腕輪は身体のダメージを集計しある一定を超えると赤に変わる様になっている。兎に角赤に変わったらブザーがなって負けだ。そじゃあ位置につけ」

 対戦する二人がフィールドの右と左の端にまで離れた。筋肉馬鹿も中央から離れ

「フィールドはランダムだ。では展開するぞ。」

 フィールド全体が光だし、樹海が展開した。樹海は木々でほぼ木々で覆われ、中央に全体を見渡せる高台がある。

「時間制限はない。それでは、始め!」

 武術大会が始まった。


 次が薫の出番だが正直今は退屈だ。平原や砂漠なら見渡しがよく、すぐに衝突し試合の決着がつくが…現在の対戦フィールドは密林、天候まで再現されている。密林では雨がフィールド上だけ降り続いている、雨のせいで視界が悪いうえ、木々がかなり茂っているためかなり視界が悪い、やっかいなフィールドだ。開始から1時間以上たっているが一度も衝突していない、両者ともに慎重に探している。これは先制攻撃したほうが勝つだろう。

「おっ」

 どうやら片方の選手が捕らえたようだ。まだ相手はまだ気づいていない。

 あー火なのか、やっちまったなアイツ。

 見つけた選手はどうやら火属性の選手だったらしい。このフィールドでは火は超相性悪い、なんせ今は強い雨降ってるしな。雨のせいで普段より火の制御がしにくく、モタモタしている間に逆に火で場所がバレた。

 先制攻撃が不発に終わり、反撃の複数の風の弾かな?を直撃しKO。運がなかったなアイツ。

 まあ運要素だけでなく、制御が上手ければ何も問題無く撃てるし、一時火を消し避けてもよかったしな、アイツが弱かっただけだな。次は薫の出番だな。

「薫、頑張れ!」

「神崎勝てぇー!俺の食券が10枚かかってるんだから負けるんじゃねーぞ!」

 隣は無遠慮に大声で叫んでいる奴(文也)とかいるんだけどね。どうも食券で賭けを上級生が運営してやっているみたいだ。

 応援は聞こえたよう、こちらに向かって不安そうな顔で薫は手を振っていた。

 フィールドが光だし、廃墟が現れた。

「始め!」


 ◆◇◆◇◆◇


 うぅ~、祐樹さんの声が聞こえたので、手を振ってみましたが…もう私は不安でいっぱいです。

 目の前全部が光だし、レンガで立てられたヨーロッパ風の建物がいくつか壊れている。この廃墟のステージは中央に十字路があり、そこから東西南北に広い道ができている。

 つまり最初から相手の場所がみえるです。

 あう、睨んでますよ。でもどうやって狩ってやりましょうか…やっぱり麻痺でフルボッコですかね。

 鉄扇の隠し針にしびれ薬をタップリ塗ってありますの、でも単発なのがデメリットですよね、キッチリ狙わないといけませんね。そのためにはまず後ろからこっそりと―――

「始め!」

 良いタイミングで試合が始まりました、こっそり狙うにはまずは隠れませんと…


 私は2階建ての屋根の一部が壊れている比較的残っている廃墟に隠れています。

「もうそろそろ良いでしょうかね?」

 時計周りで大回りして相手が最初にいた辺りまで行きましょうか。廃墟が出るとき左右、異常なし。そのまま物などにすばやく移動して、なるべく隠れて進んで行くことにします。

 目の前に北側の広い道が見えるとこまで着ました。

「ふぅ~今のところ何も異常はありませんね。」

 広い道に沿う形で出来ている塀に身体を隠し広い道を覗き見ます。

「あら?」

 獲物がいました。開始場所の近くにあった廃墟の屋根の上に、堂々と立っていました。

「えっ!」

 私の周囲がゆっくり動いていく、私は倒れながら腕輪が青から赤へと変わっていくのを見ていた。

 私、やられちゃったの?

 私の意識はそこで途絶えた。

どうもにゃあプーです・・・・・最後の方がまとまりませんでした。プッツリ切りました、次回持ち越しです。今回は誤字脱字が多々あるかもしれません。

読んでくださった方ありがとう!これからもどうぞ気長によろしくお願いします。


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