第二話 新キャラ登場!!大事なグループ決め
それでは、最初の試練といきたいところですが、
まず、5人グループになってください
とだけ言い残し、アナウンスが終わった
広場中がざわつき出した
それもそうだ
いきなり、5人グループになれと言われても、5人の中で戦い合う、敵同士になるのか、はたまた、協力し合う味方同士になるのかすら分からないのだ
つまり、自分より強そうな人と組もうだとか、弱そうな人と組もうだとか、そういう考えが通用しないということだ。
さらには、いつまで一緒のグループで行動していくのか分からないことも問題だ。
そう簡単に決められるはずがない
さっそく、モブブは、辺りを見回し始めた
モブブは、誰と組めば自分にとって有利なのか、ということについては、考えずに
自分は、どんな人と組みたいかを第一に考えることにしたらしい
そして、ベンチで、本を読んでいる一人の男の方に近づいていった
モブブは、頭の中で、迷いに迷った結果、飾らずにシンプルな言葉で
「僕と組んでくれませんか」と
「別に、構いませんヨ」
「とりあえずボクのコトは、ハクシと呼んでくれたらそれでいいでス。」
「わかりましたカ?」
「は、はい。わかりました」とモブブは、若干戸惑っているようだ
続けて「僕は、モブブです。えーと、よ、よろしくお願いします!」と言った
彼は、本名は謎だが、、、ここではハクシと呼ぼう。
モブブが、知っていたのかどうかは、分からないが、博識ある人物だ。だが、気難しい性格であり、それがどうチームに影響するか分からない。
「ちなみに、後3人、誰と組むか決めているんですカ」とハクシが口早に尋ねた
「まだ、決めてないです。ハクシさんは、誰と組みたいとかありますか?」
「あぁ、勿論ある。ボクの考えを聞いてみたいカ??」
「ぜひ!お願いします」
「まず、ボクは、アクティブな方ではない。そして、キミもそういうふうには、見えない。つまり、3人目に適しているのは、とにかくアクティブでパワフルな人だ。
4人目は、物事を冷静に考えられるスーパークールな人が適しているばすだ。なぜなら、ボクは、こう見えて、パニックになりやすいからだ。
そして、5人目は、この強すぎる個性の集まりを受け止め、中和することができる、そんな人になってもらいたい。一番苦労させることになるかもしれないが。。。
これがボクのサイキョウだと考えられる5人メンバーだ。
どうだ?名案だロ?」
「うん!いいバランスだと思う。」
2人は、アクティブでパワフルな人を探し始めた
「アクティブでパワフルって言っても難しいね
何を根拠にすればいいのかな」
「こういうのは、直感が大事だと、本に書いてあっタ」
「俺のことチームに入れてくれない〜?
無理?そっか!分かった!ありがと!あのさー、君たち!!チーム入れてくれたりする?無理?分かった分かった」
2人の視界の先に、どのグループにも断られている1人の男が入った。
彼の名前は、ティブル。名前からアクティブやパワフルさが少し感じられるのは、ここだけの話だ。
彼がアクティブでパワフルでいい奴だということは、ちがいない。
だが、後先考えず、衝動的に行動してしまうとこや空気が読めない、うるさいところもある。
それらが断られ続ける原因になっているかもしれない。
ティブルを見て、
モブブは、にっこりと笑みを浮かべた。
ハクシは、一瞬、頭を抱えて悩んだ。
だが、モブブとハクシの考えは一致しているらしい
「そこの方!」
「そこのキミ!」
「僕らと組まない?」
「え!?俺のことですか??
ぜひ!ぜひ!お願いします!!組みましょ組みましょ!危うく誰とも組めないかと思ってました!ありがとうございます!!よろしくお願いします!!」
こうして3人目が決まった。
一気に明るい雰囲気が舞い込んできたように感じる