「超特大サカズキ攻撃」
ー前回からの続きー
スキー講習会1日目終了。
夜ー。
Z高校妖怪体育教師軍団の狂乱の宴会は
学校から遠く離れた解放感からか
その激しさを増してゆく。
顔面赤鬼と化したI民先生と
驚異の腕力でしがみついてくる
こなきジジイO谷先生に後ろから
チンチンをがっしり掴まれて
いたぶられる俺を見て
数学科と社会科の先生2、3人が
あっけにとられている。
「レ、レオ先生いつもそんな目に
遭わされてるんですか?」
「ハイ、、、いつもなんです。
もおおーーーーっ!
チンチン離してっちゅうてんのに!」
3人でドタバタ騒いでいると
去年の体育科主任ぬりかべT田先生が
ごつい体を揺すりながら嬉しそうに
一升ビンを持って横に座ってきた。
T田「まあまあまあまあ、
O谷先生、飲んでくださいよおー。」
O谷「いやいやいやいや、
レオ先生が日本酒大好きっ!て
さっき言うてましたよ。」
俺「言うてへん! 言うてへん!」
T田「まあ一杯いきましょう。」
どこから用意してきたのか
結婚式場でしか見たことのない
直径50センチほどもある
平たい朱塗りのサカズキを畳に置いて
楽しそうに日本酒を注ぐ。
俺「な、なんじゃこれえーーっ!!」
T田「ドーゾ、ドーゾっ。」
3合くらいは入ってそうだ。
妖怪どもが嬉々として見つめる中、
なんとかイッキで飲み干すと皆が
「おおおーーーーっ!」
と目を輝かせる。
I民「まあまあまあまあ。」
O谷「いやいやいやいや。」
超特大サカズキで交替で飲んでいると
悪ガキどもに最も恐れられる
狂気の体育科主任のぬらりひょんK山先生が
長い首を突き出して輪に入ってきた。
「なあーにを楽しそうなことやってるんスか。
俺もまぜてくださいよおー。」
うわあー。
またヤヤコシイのがやって来た。
以前このひとの乱心を力づくで
止めようとした俺は振りほどかれて
背中からコンクリートの階段を
一番下まで転げ落ちている。
(ケンタッキー階段転げ落ち事件、
1部分目参照)
体育科紅一点のT見先生も合流。
彼女は同い年でこの春に就任。
俺と同じ堺地区の学校で器械体操をしていて
いつも地方大会でダントツのレベルで
有名な選手だった。
筑波大学を卒業してこの妖怪の巣窟の
Z高校で1985年当時パワハラが
横行するオトコ社会でけなげに
教育者としての道を歩んでいた。
O谷「よっしゃ!
T見もいっとこかあ!」
(酔いが進むとみんなだんだん
呼び捨てになってくる。)
T見「な、なんですかあ!!
このおおっきなサカズキいーー!!」
彼女は特に酒が強いわけではないが
半年以上妖怪どもにもまれて
たくましくなってきていた。
真っ赤な顔で超巨大サカズキを抱えて
なんとか飲み干す。
T見「ぷはあーーーっ! 飲みましたあ!」
妖怪一同「おおおおーーーーっ!!」
K山「次はレオかあーーっ!」
どぼどぼどぼおおーーーっ、、、。
俺「ちょっとちょっとおお!!!
満タンやんかあ!!!」
T田「いけるいけるうーー!」
I民「あひょおーーーっ!」
持つのが重いほど酒が注がれた
サカズキはもう凶器であった。
飲み始めるが、もうすでに
かあーなり飲んでるのに
こんなもん無理じゃあ!!!
トイレでダウン。
ふらふらになって部屋に戻ってきて
畳の上に倒れこむ。
K山「ホラ、今日はちゃんと
用意してきたでえーっ!
赤もありますう!」
嬉しそうに太いマジックペンを
5本ほど取り出してきて
目の前でトランプのように拡げる。
O谷「おおーーっ! 準備いいでシュねえ!」
I民先生がもんた&ブラザーズの
ダンシングオールナイトを歌いだす。
「ちゃらららあー ちゃっ ちゃっ♬
ダンシングオールナイっ♪
こおーとばにすればあー♪」
ああーまたやあーー、
この曲はヤメろおおーー、、、。
「まあまあまあまあ。」
「いやいやいやいや。」
またもO谷、I民悪ノリコンビに
押さえつけられて脱がされる。
T見「ええーーーーーっ!!!
ちょ、ちょっと
何をやってるんですかあ!!!」
あかん、、、
アタマがくらくらしてもう体に力が入れへん。
「ダンシングオールナイっ♪」
K山先生とT田先生が楽しそうに
俺のハダカの胸にブラジャーを描いている。
「うう~~~、
誰やパンツ脱がすのはあーー。
今日はT見先生もいてるやろおー。」
「まあまあまあまあ。」
「いやいやいやいや。」
「わははははっ。」
あかん、、、
動かれへん、、、。
意識が遠のいていく、、、。
ー翌朝の惨劇「覆面男の憂鬱」へと続くー




