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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
番外編

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番外編 クリスマス前の高木君 

クリスマスにクリスマス前の話になってしまった・・・。

仕事終わりに駅の周辺を歩くと、クリスマスマーケットが出ていて、街はクリスマス一色だった。


今迄は何も考えなかったのに、今年は違う。


クリスマスプレゼントを贈る相手がいる。


そして、おそらく一緒に過ごす。


俺は、クリスマスマーケットを見ている家族連れやカップルを優しい気持ちで見ている自分に気付いた。


凄いな、武蔵が彼女になると皆に優しい気持ちになれるんだな。



仕事帰りに先輩の千堂さんにクリスマスの事を言われた。


「おい、高木。お前、彼女の誕生日忘れてたんだよな?クリスマスも一緒にすごさなかったら、もう、やばいぞ」と言われ、俺の心臓は巨人に鷲掴みされたかのように凍りそうになった。


俺は、「やばいやばいやばい」と、古傷をえぐられて急いで武蔵に連絡をした。


「武蔵、クリスマス予定はある?一緒にすごしたいんだけど。いいかな」と送ると、「うん、予定はないよ。私も高木君と一緒にすごせたらいいなって思ってたけど、高木君は仕事は大丈夫?無理ならクリスマス周辺の日でいいよ?」と返信があった。


優しい。


理解があるけど、寂しい。



「先輩。俺の彼女が優しくて寂しいんですけど、俺って変ですかね?」


「高木、どういう事だ?」


「いえ。クリスマス一緒にすごせるんですけど、無理しなくていいよって言われたんです。俺の仕事が大変なら無理して休み取らなくて、近くの日でもいいよって」


「ああ。良い子だな」


「はい。でも、俺とどうしても一緒にすごしたいって言って欲しいなってちょっと思うんですよね」



先輩は俺が小さくなって携帯を触っていると、「若いな」と言って笑っていた。



「いいじゃないか。とにかくプレゼントと、デートを考えろ。頑張れよ」と言って肩を叩かれていった。


「はあ。どうしたらいいかな。マサトに聞いてみるか」



俺はマサトにメッセージを打ち込むと、デートコースやプレゼントをどうしようか悩んだ。


マサトは暇だったのかすぐに既読が付いて変なスタンプと一緒に返事が来た。



「よー。高木、デート?昼?夜?泊り?いいなー。彼女、コーヒー好きなんだろ?甘い物一緒に食いにいったらいいんじゃね?ねーちゃん達にプレゼント希望聞いてみるわ」


お。流石、マサト。


そうか。飯以外に、甘い物食べに行くのもいいな。


でも武蔵の部屋で一緒に作るのもいいな。おそろいのエプロンあるし。


エプロンの武蔵、可愛いし。




俺は顔がにやけるのを我慢して、プレゼントを探しに駅周辺をウロウロする事にした。


そして、何が良いだろうかとぶらぶらしていると、マサトから連絡がきた。



「よー。上のねーちゃんがブランドのバッグ、真ん中のねーちゃんが高いヘアアイロン、下のねーちゃんが豪華ホテルのディナーだって。コーヒーは?って聞いたら、三人とも、あんた馬鹿?って言われた」


「そうか・・・」



よし、まずバッグを見よう。


ネットも探して、後はブランドを何処にするかだな。


そして、美容品か。これもネットだな。


で、ホテルのディナーか。


・・・・。


泊まりかな?


おれはにやける顔を引き締めて、駅の中のお高い店をはしごして、ブランドバッグの値段に驚きながら、武蔵に何が似合うか考えていたら、結局分からず買えなかった。


だって、全部似合うし。


武蔵が可愛いから。


武蔵が持ってたらなんでも可愛い。


ああ。どうしようかなあ。


俺が駅ビルを出ると、また携帯が鳴った。


マサトかな、と思って携帯を開くと武蔵からのメッセージだった。


「高木君。クリスマス、欲しいプレゼントあるかな?色々考えたんだけど、高木君が欲しい物をあげたいと思って。聞くのダメだったかな?」


はああああーーーーーー。


武蔵、最高。



「武蔵、俺、何もいらない。武蔵と一緒にすごしたい。一緒にいたい。武蔵と一緒ならいい」



俺は送信した後に、あ、これダメじゃん。物書いてない、と思ったが、すぐに既読になったので、やべっと思ったら、可愛い犬のスタンプがコロコロ転がっているのが来た。


そして、「ふふふ。私も。よかった。じゃあ、一緒にプレゼント探しに行こう。楽しみだね」と返事がきた。


「あ。もう、武蔵、最高」


俺はマサトに「マサト、一緒にプレゼント探しに行く事になった。サンキュー」と送ると「そうか。よかったな、一応、現金もその時は多めに持っていけよ」と返信がきて、ブランドバッグの値段を思い出し、キャッシュが使えない所で、かっこ悪い事できないな、とマサトのアドバイスに有難くお礼を言った。

今後ものんびり投稿します。

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