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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
番外編

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39/55

番外編 武蔵ちゃんの誕生日1

本編完結しました。


番外編を投稿していきます。( *´艸`)

高木君とお付き合いをすることとなって一ヵ月が過ぎた。


しっかり季節は春で、ぽかぽか陽気が続く日だ。


付き合い始めてから分かった事がある。


高木君は心配性で過保護だった。


お互いの仕事時間が合ったり、高木君が休みだったりすると仕事終わりに私の会社まで迎えに来るのだ。



まあ、心配性については、再会が私が吹っ飛ばされた事だったし、(血だらけ気絶)しょうがないかとも思う。それに今まではメッセージのやり取りは頻繁にしていたが、会ったのはデートだけだったので私も会うのは恥ずかしいが嬉しい。



二人で会社帰りに会った時はぶらぶら歩いたりするだけの時もあるし、新しいカフェを探す時もある。公園や、デパートに行ったりもある。



高木君と付き合う事を志麻ちゃんやかおるこさん達、会社の皆に報告すると喜んでくれた。


志麻ちゃんからは、「付き合った記念に」と言って、ジャーマンシェパードの化粧ポーチを貰った。すごい。こんなのあるんだ。どこで見つけたんだろ。天使だから見つけれるのかな?



改めてみるとジャーマンシェパードって迫力あるけど可愛い犬だな。



私は有難く受け取り、普段使っていたポーチの中身を入れ替え毎日使用している。


かおるこさん達からもお祝いを言われた。お客さんの伊藤さんとも偶然一緒になり、結果を報告すると、「お祝いよ」と言われて、伊藤さんが経営している雑貨のキーチェーンを貰った。外国のお菓子のキャラクターで可愛かった。


会社の人達も喜んでくれたが、私が告白したと言うと驚いていた。


「えー。いがーい」と津田さんは言い、


「今どきの男の子はおっとりしているのかしら?」と安永さんが言い、


「ま、いいんじゃない?」と鈴木さんが言った。


そこで、一回告白されて実は断って、友達関係だったことを言うと、なるほどね。と、納得され、「良かったわね」と言われ、みんなと休憩時間にコンビニスイーツでパーティをした。



なんだか恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちで、お付き合いって楽しいんだなあ、とほわほわしていた。



だから、仕事帰りに高木君とカフェに入り、コーヒーを注文した後、「武蔵って誕生日いつ?」と高木君に聞かれて、


(あ、私、高木君の誕生日知らないや)と思い、浮かれてた事を反省し、高木君に申し訳ない気持ちになった。


(彼氏の誕生日知らないなんてありえないよね。でも、高木君も今聞いてきたからギリギリセーフなのかな?)



「私は5月6日。高木君は?」


「え、終わってんじゃん」


「うん、先週だったの。なんだかバタバタしてたし。言うの忘れてた」


「え。マジか。ごめん。本当。ごめん」



高木君は顔色がサーっと悪くなって、大きな体が音を立てるようにしぼんでいった。



「私も聞いてなかったし、言ってなかったから。ごめんね。そうだね、言っとけばよかったね」



私はあわてて高木君に言うが高木君は落ち込んだままだ。



「ね、高木君の誕生日はお祝いしようね。高木君はいつ?」


「7月1日・・・」と答えた声は弱弱しい。


「よかった。一緒にお祝いしようね。お休みだといいね」


「うん。有難う。武蔵、なんかごめん」



高木君に、いいよいいよ、と言ったがその日は高木君は元気がなく分かれた。


ああ、誕生日は付き合ってすぐに言わないといけなかったのか。


あと言わないといけないことってあるのかな?


血液型とかなのかな?


輸血必要になることはないと思うけど、知っておいた方がいいのかな。再会が再会だしね。


高木君の住んでる場所、知らないや。


高木君は付き合ってから駅で別れず、アパート(パンドラ)まで送ってくれるようになったから私の部屋は知ってるけど、高木君がどこに住んでるか知らない。


(知らないことって沢山あるなあ)


のほほんと私は考えながら、今度質問をしっかり考えておこうと思い、私はお風呂に入り眠った。








この作品を見つけて読んでくれてありがとうございます。m(__)m☆☆☆彡


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