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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
2章

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23/55

7 報告するまでがデートです

次の日のお昼休み、仲のいい人達と集まりながら休憩所に行った。


私がお弁当を出しながら、「昨日のデート楽しかったですよー」と言うと、



「待ってました!!!」と、仕事仲間の皆からどんなデートだったか聞かれた。



イタリアンが美味しかったこと、特に私はコーヒーが好きだったと言ったら。そこ?と言われた。



(そのお店に行ったことある人もいて、ランチコースの値段を教えてくれた。コースは何種類かあるらしくて、私が食べたのは多分5000円のやつだった)



高木君とはランチの後、公園を散歩したこと。


公園を散歩した後少しおしゃべりをして、早く帰ったことを、話すと、


お姉様(鈴木さん)が、「なかなかいいんじゃない?快気祝いでおごってくれたのも押し付けがましくないし。初デートだしね」と言い、



後輩の津田さん(生足を勧めてくれた)が、カップスープを飲みながら、「写真ないんですか~。顔みた~い。イケメンですか~?芸能人なら誰似?で、付き合うんですか~?」と聞かれ、



「え、デート行ったら付き合うの?私、何も言ってないし、相手からも何も言われてないよ。写真は撮ってない。誰に似ているんだろう。背は高いよ。羨ましかった。んー、似てるのは、ジャーマンシェパードに似てるかな。あ~料理も写真撮ればよかったね~。盛り付け綺麗だったよ」と言ったら、



「武蔵ちゃん、ジャーマンって犬じゃない。まだ一回のデートじゃ、付き合わないでしょ。これからよ、これから」と鈴木さんがサンドイッチをもぐもぐさせながら言った。



「そのイタリアン、デザートも有名でランチだけじゃなくて、デザートセットも人気らしいわ。私はランチで行ったけど、今度私もデザート食べに行こうかしら。でも、楽しかったならよかったわねえ。髪も少し切った?武蔵ちゃんかわいいわ。いつものサロン?」と安永さん(お姉様2)に聞かれ、



「はい、いつものサロンです。土曜日行きました。鈴木さんもネイル変えました?デート前に、綺麗にしてもらって良かったです。散歩、楽しかったです、イチョウも綺麗でした。日曜日の公園って子供が多いんですね。にぎやかでしたよ。あ、今度、鈴木さんと行った中華に行くことになりました」というと、



「は、マジで、あの店?いや、美味しいけど、いいの?ふつーよ。デートで行くの?ランチ1000円でたっぷり食べれるし。狭いし、下町の店っぽいけどいいの?あ、このネイル、友達にしてもらったの。新しい色入ったとかで試しにしてみて、って言われて。どう?」と聞かれ、



「秋だし、ベージュいいですね。ちょっとラメ入り?可愛いけど、好みで言ったら前の方が私は好きです。鈴木さん、グレー似合ってましたよ?高木君は中華、好きみたいですよ。行きたいみたいです。食べ歩きが趣味じゃないのかなあ。ご飯の話が好きみたいで。昨日おごってもらったから中華は私がおごるんですけど、値段全然違いますね。いいのかな」と、私がおにぎりを食べながら言うと、



鈴木さんも、「だよね、私も前のが好き。でも、ま、しばらくこれでいいわ。次はグレーに戻そうかな」と指を眺めていた。



「えー。今度は、はるちゃん先輩がおごるんですかあ。なんで~。割り勘でいいんじゃないですか~?」と生足の津田さんに言われ、



「昨日おごって貰う時に、私が次おごることになったんだ」と理由を話した。



安永さんが「値段の差額は快気祝いだからいいのよ。気にしないで。でも楽しそうでよかったわねえ」と言われ、「はい。色々アドバイス、有難うございました」とみんなにお礼を言った。


その後は津田さんの彼氏の話を聞いたり(彼氏は10歳年上で優しい人。津田さんは甘えたい人だから年上がいいらしい)、安永さんの子供の話を聞いたり(安永さんも子供が小さい時は昨日の公園によく遊びに行っていた)、鈴木さんの新しいネイルを見せて貰って休み時間をすごした。



それから高木君とはまたメッセージ友達になり、時々お互いの近況報告をした。


高木君が見つけた新商品の変わった味のアイスのメッセージが来たり、Kポップのグループのコラボお菓子の写真が届いたりした。


(やっぱり高木君からは食べ物の話が多かった。そしてKポップ好きなのかな)


私も散歩中に出会った犬のことや、後輩が飲んでいた新しいジュース等を送った。


高木君とのメッセージは楽しく、穏やかだった。


季節がすぎるのはあっという間で、冬になったけど、お互いのタイミングが悪く、中華にはまだ行ってなかったし、あのイタリアンから会うこともなかった。


師走に入り、マフラーがいる頃にまた高木君と休みが合い、中華屋さんに行くことになった。



この作品を見つけて読んでくれてありがとうございます。m(__)m☆☆☆彡


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