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新米ギルドマスターのホワイトギルド運営  作者: こうじ
プロローグ
1/12

職場が潰れてました(涙)

新作です、ぼちぼちと書いていきます。

「え······、閉鎖?」

 僕、ルーマ・レオンズは職場である冒険者ギルドの前で呆然と立ち尽くしていた。

 いつもの様に出勤して来たらギルドの扉に貼り紙があって読んでみたら閉鎖のお知らせだった······。

「そんな······、給料だってここ最近もらって無いのに······、これからどうすれば·······」

 小声で呟く僕はグルグルとこれからの事について考えていた。

「おはよーっ!」

 ドンッといきなり背中を叩かれた。

「うわっ!? ミ、ミリヤさんじゃないですか、驚かせないでくださいよ」

 彼女の名はミリヤ・ホーンテロル、このギルドのエース的存在だ。

「だってギルド前で顔面蒼白で立ち尽くしていたからまた女の子にふられたんじゃないか、て」

「また、てなんですかっ!? 人をモテないみたいに扱わないでっ! いや、それより大変な事が······」

「えっ、なになに······、えっ!? ギルドが閉鎖っ!」

 貼り紙を見てミリヤさんは驚いた。

「僕も知らなかったんです······、昨日までは特に変わりは無かったんですけど」

「職員のルーマ君が知らなかった、と言う事は密かに計画していたんだね」

「計画?」

「そう、こういう事ってあるのよ。資金面で上手く行かなくなって借金したけどそれも返せなくなるぐらいに苦しくなって夜逃げしちゃう、前に所属していたギルドもある日突然閉鎖しちゃったんだよね」

 サラッと衝撃的な事言ってません?

「それに、ほらこの連絡先、此処って王都にある大手のギルドなんだけど落ち目のギルドにお金を貸して買収する、って言う悪どい手を使って大きくなってるんだよ」

 貼り紙の下には今後の連絡先としてとあるギルドの名前が書かれていた。

「と言う事はギルドが閉鎖したのは?」

「わざと閉鎖に追い込まれた、と言う事だね」

 マジか······。

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― 新着の感想 ―
[一言] 闇金ならぬ闇ギルド…恐ろしい… 良い滑りだしですね、続きが楽しみです! 更新応援してます!
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