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攻撃が当たったら死ぬ

職業選択か〜。何にしようかな。

基本、こういう系のゲームはいろんな職業やってたから、今回は何にしよう......


「ではこちらの職業の中から、お選びください。」


そう言って表示されたウィンドには目が痛くなるほど、多くの職業が表示されていた。


剣士、剣銃士、剣闘士、魔剣使い、投げナイフ使い、大剣士、片手剣士.......などなど。

剣関連だけでも多いのだ。


うーん。そうだなぁ。迷うなぁ。一通りざっと見てみたが、一向に決まる気配がない。


運...運にしよう。そうしよう。

とうとう自棄になってきたのを自分でも感じながら、私は目をつぶった。


いけぇぇぇぇぇ!私の直感!

たとえどんな職業だとしても、運を信じようと思っていた私は、決まった職業を変える気はない。


手を振り上げて、画面の方向に向かわせる。


これで私の人生ならぬ、VR生が決まるだ。そう思うと、少しドキドキした。


指先に、少し冷たい感触があった。


おそるおそる目を開いてみるとそこには.....


[プリースト・プリースト]


......え?


なんだこの、名前がなかったから強引につけました。みたいな名前は。


まぁ、とりあえず職業説明を見てみよう。


[プリースト・プリースト]

[プリースト]の回復特化版。攻撃力がほとんどなく、その攻撃力は、最弱モンスターのスライムと同等くらい。


防御も普通の防御力が低いプリーストと比べるてもとても低い。

例えると防御力最弱のスケルと同じか、少しおおいくらい。


でも回復の面では強く、回復に使う魔力量が75パーセントカットで、HP回復と、蘇生が得意。]



ふむふむ。なるほど。

回復特化のプリースト........

って、え!?ボッチプレイほぼ無理じゃん!

蘇生って、自分が死んだら使えなくなるし......


え?これって、パーティー専用職?っていうか、攻撃が当たったら死ぬプリーストとか、不遇職以外の何者でもないじゃん!


まぁでも、これも何かの縁?かな。いい加減、ボッチプレイを卒業しろっていう神様からのお告げだよ。きっと。この世界の神が誰なのか分からないけど....運営さんなのか?


「職業は[プリースト・プリースト]で、よろしいですか?」


「はい」


「では、こちらが初期装備となります。」


そう言われた途端、着ていた服が光った。

着ていた服って言っても、部屋着だけど、それがプリキ○アの変身シーンみたいに光って、形を変えていく。


光が収まった頃には、目の前に鏡が用意されていた。


鏡にはいつもの私。いや、髪と目は違うんだけど、それ以外は.....あっ、服が違う。


白をベースに、腕、足、胴体。と、ピンクが広がっている。白にピンク...可愛い系の服だね。ピンクもあまり濃いような色ではないし、ふわふわな女の子が着れば似合いそうな色合いだ。


ピンクと白の境目?には、金色の糸が縫い付けられていて、回復の定番である、教会や神様、聖女さまなどをイメージさせたくてつけたのだろう。


袖は長袖。スカートは膝下くらいだ。



「スカートの長さは変更可能ですが。」


エスパーかよ!

でもまぁ、特にスカートの長さは変えなくていいだろう。


頭には五角形の、これまたよく見かける帽子?があった。白ベースに、金色の糸。中心には十字架のマーク...って、凝ってるね。


でもこの装備は、私には似合わない。

白とピンクと金色の色合いは確かに可愛いけど、私にはそんな色似合わない。

何よりピンクが似合わない。髪色とも会わなし、ピンクが抜けたら多少はマシになると思う。



「これの色違いって、あるんですか?」


「職業にはそれぞれ、イメージカラーというのがついておりまして、剣だったら赤。弓だったら緑。魔法だったら紫。と、他にも色々な色がそれぞれに設定されています。プリーストだったらピンクです。


別にその色を着てほしいわけではありませんが、初期装備はそのイメージカラーにあった色となっています。町に行けば服は買えますが、この色だけは一瞬でも着たくないという人は他の職業を選んで貰うしかありません。」


な、なるほど...。まぁ、町で買えばいいからね。また1から職業決めるのは面倒だからいいかな。


「進めてめてもよろしいですか?」


「え、あ、はい。」


もう後少しだよね。長いよぉ。まぁ、自分で長くしているんだけどさ。


「では次は、スキル選択です。」


ぐっ、まだまだ長くなりそうな予感....!



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