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その89、アマゾネスとの戦い

感想くださる方々……いつも本当にありがとうございます!

おかげさまで執筆できるモチベをいただいております!!



 何者だ、あいつ……。



 私は治癒魔法で傷を回復させながら、そっと様子をうかがう。


 どうやら、魔法少女らしいけど? 



 しかし、見た目は人間とあまり変わらないし。


 いや、胸が大きいのに全身見事な筋肉だ。お腹もシックスに割れてる。



「よお?」



 エローアーマーは私を見つけると、ニッと笑って屋根から飛び降りてきた。



「やられていた割には元気そうじゃねーか」



 粗野な口調で、エロアーマーは笑う。



「余計なお世話だ」


「ああ、そうだな? で。いきなり何だけどさ、死んでくれや」



 言葉が終わると同時に、鉄球が私めがけて飛んできた!? 


 とっさに回避して、私は魔力弾をエロアーマーに放った。



 見事どてっぱらに命中!


 ……だが、効いた様子はない。



「ふん。少しはやるな?」



 エロアーマーはお腹をなでながら、クックックと笑う。



「オレはアマゾネスのケライノだ。あんたの首はもらったぜ!」



 言うなり、エロアーマーは鉄球を振るいまくる。


 ある意味さっきのコブラ以上に周辺を破壊していた。



「アマゾネスに恨みを買ったおぼえはない!」



 私は飛行してかわしながら、叫んだ。



「こっちも恨みはないさ! だが、お前の首は安くない賞金がかかってんだ!」



 ケライノは笑い、鉄球を投げてくる。



「賞金!?」



 私は鉄球を受け止め、ケライノを睨んだ。



「ああ、そうさ。雇い主から折があったら狩って来いと言われてんのさ」


「なるほど」



 どうやら、賞金首にされてしまったらしい。



「そっちがその気なら、こっちもそれなりに対応するしかないな!」


「おう、見せてみろ! 気が変わったら見逃してやるぜ!」


「そりゃどうも!」



<部分強化。魔力装甲――>



 私は両手足を強化した装甲で覆い、ケライノと対峙する。



 アマゾネスか……。



 人間と見た目は同じだが、女性ばかりの種族だという。


 強靭な肉体と、それを補助する魔法を使うと聞いた。



 以前呼んだ資料では、日本人男性を誘拐婚したこともあるらしい。


 確か、メジャーリーグで活躍した野球のスター選手だったか。


 より強い子孫を残すために、強い男性を求める――何ともファンタジーな連中である。



 私は襲い来るハンマーを弾きながら、間合いをはかった。


 あの変幻自在で破壊力抜群の武器は厄介だ。


 コブラのような難敵を退けたほどだからな。


 しかも、弾くたびに手足に痺れが走ってくる。


 まともにぶつかるのは、当然不利。



 どうするかと悩みつつ、牽制の魔力弾。


 しかし、強靭な防御力の前にほとんど意味をなさない。


 見た目通り頑丈なヤツ。



 だが、何一つつけいる隙が無いわけではなかった。



 鉄球は厄介だが、ケライノ自体の動きは案外単純なもの。


 予備動作も意外に大きい。となると……。







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