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魔法少女? いいえ、変身ヒーロー(男装)です~鬱ENDな百合アニメの世界にて~  作者: 甫人 一車
第4話  ストーカーか敵か! 少年だけど凄い奴!
35/301

その35、出現! 巨大サソリ!!

タイトル、少し変えました。




「*************!!」



 もはやおなじみになった、意味不明な言語。


 それを発しながら襲ってくる魔女狩り。



「ふん……は!!」



 私をそいつらを切り裂きながら、街を、空中を駆ける。


 思ったよりも数が多い……。


 一体倒すごとに、ぞろぞろと増えていくような錯覚をおぼえた。



「ひ、ひいいいい!?」



 油断していると、落っこちた箒少女どもにも魔女狩りが。


 正直ほっておいてもいーんだが。



「ち!」



 私は高速で移動して、箒少女周辺の魔女狩りを倒す。



「とっと、失せろ!」



 私は叫ぶが、箒少女は悲鳴をあげ、頭を抱えた。



 なんとまあ情けない……。



 さっきまでの勢いはどこにいったんだか。


 きっと、普段偉そうにしているだろうに、なんてザマだろう。


 でも、そんなものにかまっているのが悪かったのか。




「***************……」


「**********!!」



 魔女狩りたちが一斉に集合を始めた。


 これは、まさか……。



 大勢が集まり、融合合体した魔女狩りは巨大な虫に姿を変える。



「さ、サソリ!?」



 そうして出てきたのは、巨大な黒サソリ……!!


 何か、こういうの古い映画があったっぽいな。



 前に……前世だったかもしれないが、ネットの動画で見たおぼえがある。


 巨大サソリは長い尾とはさみを振り回して、こっちに、向かってきた。



「この……!」



 私は空を飛び、視覚から刃で切りつけていくのだが。


 サソリは鬱陶しそうにするだけで、まるで堪えない。


 どうも、刃は表面を浅く切っているに過ぎないようだ……。


 防御力がだいぶアップしているのか。



 私が戸惑っていると、ブンと風を切って鋏が向かってきた。


「くっ!」


 私はとっさに両腕を交差して、衝撃に備えた。



 バシン!!



 と、勢いよく叩き付けられ、私は近くのビルまでぶっ飛ばされてしまう……!



 ぐへ……! 吐きそ……!!



 私の体は、ビルの壁に半分めり込みかけていた。



 なんちゅう威力だ……。


 攻撃力もアップしているのか……!?


 空を飛べなくなったのが、つくづくホッとさせられる。



 私はクラクラする頭を振りながら、急いで飛び上がった。



 切るのがダメなら、殴るのはどうだ!!



 拳に魔力を込め、殴る! 殴る! 殴る! 殴る! 殴る!!



 ビシリ、とサソリの黒い装甲にひびが入った。



 やったか?!



 そう思った途端、真上から毒針が降ってきた……!!


 寸前でかわすが、あやうく脳天に刺さりかけたぞ。



 まずい……。こりゃ一筋縄ではいかない――





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