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魔法少女? いいえ、変身ヒーロー(男装)です~鬱ENDな百合アニメの世界にて~  作者: 甫人 一車
第4話  ストーカーか敵か! 少年だけど凄い奴!
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その34、泣きっ面にハチ?

DQN魔法少女に立ち向かう主人公……!?




「な、なによ、お前……!?」


「バッカじゃないの?」



 立ちはだかる私に、箒少女たちはうるさそうにわめいた。



「とっとと、失せなさい」



 私が怒りを込めて睨むと、少女たちの顔は醜く歪む。



「うっせーな! そっちこそ失せろよ!?」


「何気取っちゃってんだよ、バカ」



 見苦しく騒いで威嚇いかくしてくるが、すぐさま攻撃してこない。


 女性に攻撃すれば不利だとわかっているからだろう。


 そのへんも小賢しくって、不愉快だった。



 このまま逃げるかと思われたのだが――



「はっ! 女の子にかばわれて、情けないね!」


「だらしないヤツ!」



 私相手は不利だとなると、今度は攻撃していた男の子に標的を変えた。


 まったく、いらんことでこすっからい連中だ。



「何だと!?」



 男の子はいきり立って、前に出てこようとする。


 ガッツは買うけど、話がややこしくなるなあ……。



 私がとっさに、彼を抑えようとした時、



「ぎゃっ!?」



 いきなり、箒少女の一人が地面に落下した。



 仲間割れか……!?



 一瞬そう思ったのだが、事態はもっとややこしくなっていた。



「あ……」



 見れば、どっからわいたものやら。


 魔女狩りたちが数体、空に浮遊しているではないか。



 せっかくの休日なのに……。



「黒羽さん、逃げてーーー!?」


「走って、ダッシュ!!」



 待機していたまきめとエミリが大あわてで手を振っている。



「やれやれ……!」



 私はとっさに、男の子のてをつかみ、走り出す。



「逃げるわよ!? あれは手に負えない」


「ナニヌネノ?」



 混乱しているのか、男の子は変なことを口走っている。



「ぎゃん!?」


「ひいい!!」



 そうこうしているうちに、箒少女たちは次々に地面に叩き落されている。


 正直いい気味だとは思うが――ほっとくわけにも、いかない。



「警察に連絡、急いで逃げて」



 私はまきめ、エミリに促す。



「え、黒羽さんは……?」


「かたまってると、かえって狙われやすいから!」



 私はとっさに適当なことを言って、


「あなたは、そっち!」



 男の子を適当な方向に誘導して、物陰を目指した。



「まったくもう……!? 次から次へ鬱陶しい……」



 私はブツクサ言いつつ、物陰で変身。


 飛び出した時には、箒少女の一人が絞殺されそうになっていた。



「ふん――!!」



 私は腕に刃を装着して、魔女狩りの腕を切断する!!






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