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白い花

作者: 椎名めい

大島さんが昏倒した。


ハルヒと私はまだなすすべがなかった。入学後数ヶ月の医学知識ではこんな時どうしたらいいかわからなかったから。


巴原さんは言った。

「あんた達!あと、1ヶ月で、最初の隣地実習が……。」


始まるのよ。人1人救えるようになりなさいよ、と言おうとしたのだろう。でも、私がああ言ったから、次の言葉は出なかった。


ハルヒは震えていた。

「ねぇ、寮長さん、舎監さん……。


だ、誰か来てぇぇ‼︎」



ハルヒの必死の叫びが轟いたのか、舎監さんが現れた。


大島さんはそれっきり戻ってこなかった。


その日寮に帰ると、玄関にあるヒポクラテスが妙につやつや白光りして見えた。

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