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第一章・予期せぬ襲来

ヘキジニア湾沖で多数の潜水艦、ヘキジニア湾近辺に集結したジテロン・ヘキジニア連合艦隊はその調査に向かうための準備を進める。その頃ヘキジニア開放同盟・旧帝連興月きょうげつ派の連合軍がヘキジニア共和国内・南で一勢蜂起。しかも今まで目立った動きを見せなかった田殿たでん大将率いる旧帝連中東軍が参戦。これの討伐の為一時海底調査は中止に。

ヘキジニア共和国・王京ワンキン

「こちらヘキジニア駐屯師団、王京郊外の反政府軍と交戦、規模は極少、民間人に被害なし、我々も負傷者が数名出ただけだ」

「こちらヘキジニア広原、反政府側の駐屯地発見、『ファゴッツァ』多数確認。敵現在RFT-34一台を駐屯地西側、ジャモワNT型二台駐屯地内、東側に確認」

「ヘキジニア広原の部隊に告ぐ、南方より取りこぼしのD-3級四体、FE-型戦闘機四機確認、我々も追討する」

「こちらヘキジニア国防空軍ー・・・」

各地でジテロン共和国ヘキジニア駐屯軍・ヘキジニア国防軍と旧帝連・ヘキジニア開放同盟の戦闘が激化していた。

「えー今現在王京市周辺での戦闘が終了した模様です、現在交戦中の都市はこの王京市で最後のようです、あっ、今ヘキジニア広原での戦闘が終了したと政府・国防軍からの発表がありました、民間人の負傷者が多数、死者は現在確認されておりません」

「国防軍は八名が死亡、二十四名が負傷、ジテロン共和国軍は死傷者計二十八名、反政府側は百六十九名の死亡が確認されました」

近隣都市のニュースはこの話題で持ちきりとなった。

ヘキジニア国防軍・ジテロン共和国軍の尽力があり、ヘキジニア国内の反政府勢力はほぼ一掃され、少なくともヘキジニア国内の都市で戦闘が起こる心配は限りなく低くなった。

調査艦隊の兵員も王京の戦闘に参戦し、これを平定すると調査艦隊の司令官たちは王京市内のヘキジニア国防軍基地の視察を行った後、郊外の残敵掃討も兼ね、調査艦隊の人員を増員、二日間に逃走中の反政府側幹部三名の身柄を拘束した。

そのころには海底で敷設作業を行っている者達も自分たちに危機が迫っている事をすでに察しており、調査艦隊を混乱するために王京などの都市周辺で抵抗が起きたのではないかと言う推論が立った。

それが丁度南部側の一勢蜂起と重なった、と言う説が現段階では濃厚である。

なぜなら南部側と都市の集中している中部・北部は相当距離が遠いが西よりの都市・王京とヘキジニア湾はその約18分の一・三十六キロしか離れていないからである。

しかしこれにより調査艦隊から背後の危険は去り海底調査に専念する事となった。

「影響」から約一週間経過しました。

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