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序章

ジテロン共和国と旧帝連の戦いを描いた作品です。19度くらいの生暖かい目で見てやってください。

ヘキジニア沖・深海2800フィート

深海を航行する複数の潜水艦、その内の一隻で・・・

「海底に十分な量の物資を送り込むことは容易ではない」

コートを着た男が不安げに横の小男を見た。

「だからこそ海底拠点は有用なのです、調査によるとこのヘキジニア湾海底には多くの資源が埋蔵されています」

横にいた小男は透かさずこう答えた。

「しかし海底にあるとはいえ敵の攻撃に晒される恐れがある。それの対策は?」

なおもコートの男は不安そうに答えた。

「ご心配なく、海底作業・戦闘用の兵器なら既に配備済みです」

小男はニヤニヤ笑いながら答えた。そして

「そんなにご不安なら実際に御覧いただきましょう、どうぞこちらへ」

とコートの男に言った。

小男に連れられコートの男が姿を消してしばらく経った時、潜水艦内にアナウンスが響いた。

「現在水深3600フィートに到達、本艦はこれより作業を開始します」

これに続くように他の艦も続々と海底で作業を開始した。

潜水艦からキャタピラで二本の作業用アームを持った車両が投下された。この様子をみて先程のコートの男もようやく納得したようで、横の小男に言った。

「なかなか期待できそうではないか、あれがお前の言うジャモワNT型か」

小男はコートの男の満足そうな顔を見ながら

「先程お見せした水中戦闘用の『ジャゴワ』にもご満足いただけましたか?あれは『ジャモワ』を応用し、戦闘用に改装した物ですがなかなかの戦闘力でしょう、海底基地の警備にあれを12台配備する予定です。」

小男はやはりニヤニヤしながら言った。

「十二台!あれをか!」

コートの男が小男に興奮気味に言った

「そうです、戦闘映像を御覧になられてご満足のご様子で。この艦に配備された三台、貴方に差し上げましょう、気に入っていただき何よりです」

小男はコートの男に言った。

「本当か、気に入ったぞ、私の組織からも建材を譲らせてもらおう」

小男はその言葉を聞くと

「ありがたい申し出だ、貴方のような素晴らしい方にめぐり合えた私は幸運だ!」

とコートの男を煽てた。

「冗談はよせ、まあ何にしろこの『ジャゴワ』が配備されれば安心できるな、感謝するぞ」

コートの男も満足げに子男に礼を言った。そしてまたコートの男は満足げに背後に置かれている兵器に目を遣ると小男と共にその場から立ち去った。

男が目を遣った兵器の安置されている台座には『ジャゴワ034』と書かれていた。同様に奥の台座に安置されている物の台座にも『ジャゴワ035』、一番奥の物にも『ジャゴワ036』と書かれていた。

この『コートの男』と『小男』の海底基地設立の目的とは!?

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