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二閃 コクウとセルティ

「へへー、やっほー!」

「サン!」

「お父さん!」

 謎の男の登場に、クッコロさんとコハンくんは喜ぶ。

「誰?」

「ドラゴンボール読んでないのか、貴様は‼」

「私、フリーレンとブルーロック以外疎くて」

「ジャンプへ行け‼」

「東大へ行け‼ みたいに言われても」

 そう、ジャンプとは漫画界の東京大学なのだ。早稲田レベルのフリーチンには理解できない。

「でもま、そんなことはどうでもいいさ! さあ、みんなでセルティを倒しに行くぞ!」

 コクウが出した雲に皆が乗っかり、セルティなるもの目指して突き進む。


「何だい、私と戦うって? アンタ達みたいな粗品が?」

 人のことをいきなり粗品と蔑称するセルティだが、それは粗品さんにも悪くないだろうか。

「粗品さんを……馬鹿にするなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」

 コハンくんがセルティに突っ込むが、

 セルティはコハンくんの顔をおっぱいで包み込む。

「ふぐぐ!」

「可愛い子だねえ」

 そしてコハンくんのパンちゃんを目覚めさせていく。

「コハああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああン‼」

「クッコロさあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん‼」

 呼び合う師弟だが、セルティの指捌きにより

 コハンくんは逝かされてしまった。

「あ、あ、あ」といつもの状態に陥る。

「あちゃー、コハンの奴簡単な色仕掛けに引っかかっちまったなあ」

「仕方ない。コハンはまだ子供なんだ」

「よし、次はオラに行かせてくれよ」

「断る‼ 衣替え‼」

 クッコロさんはコクウの意思を無視して、

 全裸の剣をセルティ目掛けて振るう。

「涼しい風だねえ」

 そう、セルティはまさに涼風のサービスシーンのように、

 突如服を剥がれ全裸を曝し出す。

「な、何だい、これは⁉」

「ひゃー、えれええれえ」

「コハンの痛みは……こんなものじゃなかったぞ‼」

「喜んでた気がするけど、コハンくん」

「てかピッコロかキリトか統一しろ‼」

 クッコロさんはコクウとフリーチンからツッコまれるが、

「す、すまん」と申し訳なさそうに顔を下げる。

「すまんじゃ済まないんだよ‼ この緑髪‼」

「緑を馬鹿にするなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」

 クッコロさんは怒りで髪がオレンジに発光する。まさにオレンジクッコロだ。オレコロだ。オレオレコロコロペッパーズだ。どこかに逝っちゃいそうなほどにぶち切れるクッコロにチビるセルティだが、全裸のため服が濡れなくて良かったと安堵する。いや、良くはない気がするが。

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