第一話 後編 戦争
ゼロ
「よくよみがえってくれた、フォーチュン、デェコ、オリジン、ジョニエ、
君たちが今生きているのは私が君たちの命を救ったからだ」
一同
「ハッ、ありがたき幸せ」
ゼロ
「皆の者、これからよろしく頼む」
そこから平和な日々が続いた
ジョニエ
「フォーチュン、銃の訓練はいいが、音がうるさすぎるぞ」
フォーチュン
「銃は音がでかいのよ。そんなこともわからないの?」
ジョニエ
「わかってるから言ってんだよ!」
デェコ
「二人とも、喧嘩はやめなよ、いい歳なんだから」
オリジン
「ゼロ様、なぜ私達には力があるのですか」
ゼロ
「それは、お前たちが私に選ばれたからだ」
オリジン
「何故選ばれたのですか」
ゼロ
「そうだな、私はこの世界から戦争や苦しみなどをうれしさや喜びに変えたいと思っている、
それを成し遂げるためにはお前たちの力が必要なのだ、私にはできん」
平和は続いた。しかし、いつか終わりがやってくる。
人間たちがゼロのいる星にやってきた。
人間
「ゼロ、昔俺たちの里から子供をさらった悪人、そして俺たちの星を住めなくした。ここで倒す」
ジョニエ
(なんだこの人たち、里の人の子孫なのか、そして住めなくしたっていったい)
ゼロ
「よもや、私と戦争でもする気か?」
人間
「俺たちはお前を殺しに来ただけだ」
ゼロ
「今すぐ帰ったらゆるしてやる」
ジョニエ
「ゼロ様、殺してはなりません、交渉しましょう」
ゼロ
「この種はいらないな」
ジョニエ
「ゼロ様なにを?」
ゼロ
「みつけた、消えろ」
あたりに爆発音が響く
人間
「なんだ?・・・!?」
ゼロ
「お前たちの星を消した」
ジョニエ
「!?」
人間
「どういうことだ」
ゼロ
「お前たちも消えろ」
人間
「な、なんだ?体が、あ、ああああああ!」
人間たちの体がねじられぞうきんのように捨てられた
ジョニエ
(さすがにやりすぎではないのか、これでは・・・)
フォーチュン
「デェコ、ゼロ様最近様子が変だと思わない?」
デェコ
「そう思うのはフォーチュンだけじゃない?」
フォーチュン
「いえ、ジョニエも変だと思ってるみたいよ」
デェコ
「私はゼロ様よりオリジンが変になったと思ってるわ」
フォーチュン
「そういえばあなたの能力って」
オリジン
「おい!!お前たち!」
フォーチュン
「ちょ、声でかいって」
オリジン
「ゼロ様が、ゼロ様が」
デェコ
「落ち着いて!」
オリジン
「ジョニエに殺された」
フォーチュン
「!?」
デェコ
「どういうこと!?」
オリジン
「早く逃げるわよ!」
フォーチュン
「まさか、その左腕の傷はジョニエが?」
オリジン
「早く逃げるって言ってるでしょう!?」
デェコ
「わかった、みんな落ち着こう、みんなで協力すれば
ジョニエなんて倒せるんじゃない?」
ジョニエ
「じゃあやってみたらどうだ?」
全員の背筋が凍る
フォーチュン
「お前!よくもゼロ様を!」
ジョニエ
「お前たちに用はない、さっさと立ち去れ」
デェコ
「おとなしく立ち去るとでも?」
ジョニエ
「じゃあ消えろ」
フォーチュン
「私がやる! !? な、なにが」
デェコ
「フォーチュン!?」
フォーチュンが倒れこんだ
オリジン
「お前ら!ここにはいれ!」
フォーチュン
「私は無理だ!おいていけ!」
デェコ
「そんな・・・私の能力で!時よ止まれ!」
デェコ
(だめだ、距離が足りない、それでも!」
時を止める時間の限界が来た
オリジン
「デェコ!早くは入れ!」
デェコ
「みんなを置いていけない!」
オリジン
「私たちは必ず行く!だから先で待っていろ!」
ジョニエ
「デェコ、お前はここで消してやる」
オリジン
「デェコ!」
デェコ
「絶対来てね!」
ジョニエ
「逃げたか(逃がすつもりだったが)」
オリジン
「フォーチュン!」
フォーチュン
「私が時間稼ぎをする!10秒ぐらいだ!」
オリジン
「・・・フォーチュン」
フォーチュン
「あのポータルは二人までだ、私は分かってる、早くいけ!」
オリジン
「けがをしているお前が時間を稼げるのか?」
ジョニエ
「私はこの星を傷つけたくはないのだ、なので早く消えてくれ」
オリジン
「じゃあなフォーチュン」
そういってオリジンはフォーチュンの肩に触れフォーチュンを瞬間移動させた
オリジン
「一日一回までなんだ、弱い能力さ」
フォーチュン
「オリジン!!」
デェコ
「オリジンは!?」
フォーチュン
「・・・」
デェコ
「そんな」
フォーチュン
「あいつ、最初から自分のために能力を使おうとしてなかった」
デェコ
「・・・それにしても、なんでジョニエが」
フォーチュン
「今話しかけないでくれ」
デェコ
「・・・」
???
「なんで泣いてるんだ?」