表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

甘えん坊

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。R15です。深めのキスシーンがあります。

苦手な方はご注意下さい。


仕事帰りの恋人を迎えると、彼女は両手を伸ばしたまま固まった。掌を握っては開きをくり返し、わずかに小首を傾げる。不器用ながらも甘えて来たのは分かった。

「君、少し抱き締めさせてくれよ。そうだな……それから……うん。全てを溶かす程のキスをさせて欲しい」

「今日は珍しく甘えん坊ですね」

俺の恋人は物凄い強い人だった。弱音も、愚痴も、悪口も、彼女の口から聞いた事は殆どない。誰かに頼るの前に自分でどうにか消化する。人を必要としない自己完結性。

そんな彼女が俺からではなく、彼女から甘えて来ている。嬉しくない訳がない。それでもその有頂天になった気持ちを悟らせ無いように、先ずは抱き締めた。

それから瞼を閉ざして思い切り唇を奪った。舌を捻じ入れて、絡ませて、離れないように髪を巻き付ける。結構熱烈な、奪い、奪われる口付け。どうでしょう? ご満足?

「んぐ」

やはり苦しいのか、襟首を後ろから引っ張る。そろそろにしないと窒息死させる。名残惜しいながらも舌を出したまま離れた。唾液が糸を引く。

彼女は何だか全てを吹っ切れた様な笑い方をして、俺の胸元にしがみつく。

「ははは。私は甘ったれだよ、君。ただ顔も知らない、心も許して居ない奴に頼るのが嫌いなだけさ。不特定多数に構って欲しくない。構ってくれるのは君だけで良い」

「……っ」

本当に、この人は!! どうしてそんな口説き文句をさらりと言えるんだ!!

俺は額を押さえたまま、溜息をついた。彼女方は特段意識をして言った訳では無いようで、きょとんとした顔で、此方と目を合わせて来る。此処までは良かった。うん。此処までは。しかし。

「でもま、甘ったれだからね。どうでも良い奴に意地悪されたら、それはそれで傷付くんだ。無関心貫いてくれりゃ良いんだがねぇ」

全て無自覚で会話を進めるのは大変宜しくない事だと思う。しれっと地雷を踏み抜くのも、良くないと思う。だからこれは嫉妬心も思い切り込めて。

「ふぁぅ……」

またも唇を奪う。突然の事で驚いたのだろう。容易く舌の侵入を許し、格好の餌食となる。可愛い人。強い癖に素直。故に俺に好き勝手にされる。

「今は俺だけの事を考えて下さい」

まぁ続きはリビングで。

殆どない。というだけで、聞いた事はあるにはあると思います。でも自己解決してしまうので、殆どないです。


他の誰かかに構われても、嬉しくない。鬱陶しい。

意地悪と一緒で、無関心でいて欲しい。

だって面倒臭いから。

傷付く。なんて可愛い言葉使ってますけど、本来は上記の意味。

けども好きになった人から相手にされないのは嫌。

物凄く嫌。そんな子です。

暴君ですね。私は好きですよ。


追伸

付和雷同だけど、自分と同じ価値観の人相手には真面目に話す子が見たくて。

人と一緒だと自分が無いんです。だから自分を守る為にフラフラしている子が見たくて。

そんなずる賢い子を書いていきたいです。


純文学で書きたいですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ