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iakias 〜少年少女の儚い物語〜

作者: ネモウ

頑張って書きました!

1話完結ですが、2分ほどで読み終わるので、ぜひ読んでください。

 今日は、7月7日。


 この日この惑星は、終わりを迎えようとしていた。



 ついに…終わりか。



 そういえば…俺には幼なじみがいた。





 リリという名前で、僕とはよく遊んでいたっけ。




いつも、公園でブランコを立ちこぎして、どこまで高くいけるかとか、このまま思いっきりジャンプしたら宇宙まで行けるんじゃないかとかいろいろもうそうしていたっけな。



 懐かしい…。


 だが…突如として彼の記憶を遮るように頭痛が襲う。



 う…いっ…痛い。



 何だったんだろうか。


 先ほどの痛みは、数秒で引いた。



 人生に、もう悔いはない。


 と言ったら嘘になるかもしれないが、それぐらいの覚悟はもう出来ていた。





 大きな流星群が、次々と遠くに落っこちるのが見えた。



 きれいだな。



 不覚にも、そんなことを思ってしまった。


 そして、突如として体が浮き上がる。



 な…何だ?うわぁー!



 体が逆さまになった。


 そして、人々が空へ真っ逆さまに落っこちていく。


 




 せめて、最後ぐらいリリと一緒にいたかった。


 そんな戯言を思ってしまった。



 この星が、終わるのももうあと少しだろう。


 


 あぁ僕はこのまま一人でこの星と運命を共にするんだ。



 すると、目の前に眩しい光が溢れ出す。



 「ひとりじゃ…ないよ。」



その光の中から少女が出てきた。



 え?


 「また会ったね。」


 


 僕は、思わず気絶した。



 あ!気絶しちゃった。


 そんなに、嬉しかったのかな?


 なんで、私ここにいるんだろう。


 でも、あなたに会えてよかった。


 


 「これで、二人で一つだね。」


 


 そう思っていた。


 でも、リリは手を放してしまう。


 


 「あ…。」



 涙が自然と頬を伝う。



 こんな…こんな最後じゃやだ!



 泣きじゃくるが、運命は変えられない。


 二人は、離れ離れに、真っ逆さまに、落ちていった。




「ねぇお母さん!織姫様と彦星様って隣同士だよね!いつも、二人で何してるんだろう。」


「そうだね。デートでもしてんじゃないの?」




 七夕になると、いつしか短冊に願いを書くようになった。

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 この作品を読んでいただいてありがとうございます!

 至らない点もあったかもしれませんが、温かい目で最後まで見ていただきほんとに感謝しています!


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― 新着の感想 ―
[一言] 子供の質問に答えないお母さん(笑)。
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