番外編 縁もゆかりもない
「なぁ愛香。ふと思ったんだけど」
「なんですか?」
異少課のいつもの部屋に、愛香と翔という外居村編のときの組がいた。他の人はクラブやら委員会やらで、今いるのは二人だけだ。
「『縁もゆかりもない』って言葉あるじゃん?」
「ありますね。」
「ゆかりって漢字で書くと縁じゃん?」
「まあそうですね。」
「つまり、縁もゆかりもないって縁も縁もないじゃん?」
「まあそうなりますね。」
ここまではそんなにおかしいことじゃない。
「つまり、【縁も^2ない】ってことになるじゃん?」
「いやなりませんよ何でですか。」
「え?『縁も』を文字式とすると【縁も×縁も×ない】だから。あ、つまり【(縁も)^2ない】ってことか。【縁も^2ない】だともにしか二乗がかかってないや。ありがとう。」
「いやそこじゃないです。ふざけてやってますよね?」
「いや、本気でやってる。」
「それはそれで大丈夫です?」
「まあその続きとして仮定として縁=1,も=1とするじゃん?」
「まあ仮定だから見逃しますけどろくな結果見えないんですけど」
「となると【縁も^2=縁も】となるから『縁もゆかりもない』は『縁もない』になるんじゃないかなって」
「いや仮定の話ですし『縁もゆかりもない』はまず文字式じゃないので無理です。」
「じゃあ06456671(えんもゆかりもない)?」
「語呂合わせにしても駄目です。」




