第334話 血の穴
前回のあらすじ
スー○ースター状態なんて、現実にはない。
愛香にその事を伝えようともしたが、伝えたらハネミスにも聞かれかねない。ヘイト管理されているとはいえ、弱点を相手が知ってるのにそこを放置するようなやつはいないだろう。いるとしたら戦力差があまりにも大きい場合のみだ。
ハネミスに悟られないように、その傷がある場所を剣で切った。
「うぁぁー!貴様ー!」
これは効いてるな。攻撃をくらっても全くも気にしてなかったのにここまで痛がっている。
「愛香、弱点はここだ!」
「わかりました先輩!」
愛香が瞬間移動を使いながら何度も切り刻む。
「この野郎!」
「そんな攻撃、当たらないですよ。」
愛香は攻撃を瞬間移動を使ってほぼ避けている。
「ん?おぉ!帰ってきたな俺の分体!さあ、やってしまえ!」
「あれ…」
頭が熱い…ぼーっとする…
クラクラと目を回し、その場に倒れ込んだ。
そこから少し離れたところにいた愛香も、同じようにその場に倒れた。
「新、それに愛香も!…感染症にかかってるな…待ってろよ!」
凪が必死で薬を作っている。
「やはり、お前は役に立つな。よしよし。お前らに言ってやるとこの子の病気には、今までのどの病気とも違う病気さ。既知の薬などどれも役に立たない。それに、死亡率も高い。諦めることd」
「ほい。落とし穴。」
「おいこら!」
敵はもう怒り狂っている。こういうセリフの途中で落とし穴に落とされると起こりたくなる気持ちも分からなくもない。
「くそっ…は?何だ?」
「よくあるじゃない。滑りやすくなるやつ。ローションだよ。」
時間稼ぎのためかは不明だが、落とし穴に大量のローションを入れていた。
「いや、滑りやすくなるだけ、何とかつかめば…」
「学校のイタズラの一番のものは何だと思う?答えはね、黒板消し落としさ。だけど、今回は特別製。鉄製の黒板消しだよ〜」
「右手は任せました。左手は私が射抜きます!」
何とか登ろうとするハネミスを、鉄の黒板消しで掴む右手を邪魔し、繁が左手が掴んでいる岩を撃ち抜いて落とす。完璧な連携状態だった。
もっと早くからやってほしかった感は否めないが。
「よし、できた。これを飲め二人共。それに一応他の皆も。」
そんな中、凪は薬を完成させていた。
「うぅ…はぁ…あぁ…ありがとうございます。おかげで良くなりました。さあ、戦いますよ!最後の決着を!」
愛香が弱点の場所に瞬間移動し、短剣でまた何度も切り刻んだ。
一度目は耐えれたものの、二度目には耐えれず、傷は血管まで届き、落とし穴に血が広がった。
プロフィール
名前 川崎恋
好きなこと・もの 純様・家族
嫌いなこと・もの 別れ
特技 親から習った色々な技
長所 他人の事情も考えて行動する
短所 あまり人を疑えない




